市川沙央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全部読み切り短編というのが、すごくいい。
今までの文芸誌は、連載ばかりなので、なんだか蚊帳の外感があって、書い続けないと仲間に入れてあげないよーと言われてるみたいで寂しさを感じることしばしば。
しかも豪華ラインナップに、いいの?この値段で?と問いたくなる。赤字だよね。
ともあれ、西加奈子「デヴィアン」市川沙央「音の心中」小川哲「嘔吐」をまずは読む。
全部面白い!
小川哲は、朝井リョウと仲良しになって影響受けてるような笑。
西加奈子も仲良しの村田沙耶香となんか似てるような。
互いに影響しあって、短編だから、肩の力を抜いて自由に書いてる感あり。
葉間中顕「五十歳,ロスジェネ、ギバー落ち」も -
Posted by ブクログ
こんなにぶん殴ってくる小説は初めてです。
過去に特別支援学校教員をしていた私は、人より障害に対して理解も知識もあるつもりでいました。が…
紙の本好き〜とか呑気に思っててすんません…
生きづらい世の中だわ〜とか思っててすんません…
その学生のように、肢体不自由の知識なくてすんません…勉強し直します…
もうやめて…と思いながら読んでました。主人公の不自由さに心痛いし、主人公の言葉はグサグサと健常者の端くれである私の心を刺してくるし…ってか抉ってくるし。
「日本では社会に障害者はいないことになっている」
→他国で暮らして見てきたわけでもないからなんとも言えないけど、昔ドイツに行ったときは日本より -
Posted by ブクログ
『オフィーリア23号』と表題作の2作が入った短編集です。
やっぱり純文学って難しーと思いながら読みました。でも、難しいけど面白い。市川さんの高い知性と教養とブルジョワジーさを感じました。
『オフィーリア23号』の主人公の那緒はミソジニストであり、オットー・ヴァイニンガーという差別主義者のハンガリー系ユダヤ人の生まれ変わりなのだと嘯く大学生です。
恋人であり劇団で主演俳優をやっている和人から、三島由紀夫の『憂国』のリアル映像化を持ちかけられます。本番行為ありで、その無修正動画をpornhubにアップしようというのです。
女性である那緒がそこまでミソジニーに染まっているのは何故…??と思いなが -
Posted by ブクログ
読後は、うーん。。モヤモヤという感じだったが、後から色々と考える材料を与えてくれるいい作品かもしれない。
紙の本を読むのは健常者の贅沢というのは,あまり考えたことがなかったが,そうなのかもしれない。
主人公は重度の障害を持っているため,普段は気を遣われてしまい、遠い距離でしかコミュニケーションが取れない中、介護士の弱者男性の田中さんは距離感を間違えて、感じの悪い失礼な事を普通に主人公に言うのだが、主人公にとってはむしろ対等な距離で接してくれたことに喜びを感じる。
障害者の気持ち、接し方は本当に多種多様で難しい。自分が普段考えないことを考えさせてくれる本だった。
メタ的な視点になってしま