市川沙央のレビュー一覧

  • ハンチバック

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    私が障害について考えるようになった原点は、小学生の時に乙武さんの五体不満足を読んだこと。それから、私なりにいろんな視点を持って生きてきたつもりだったけど、全く知らない・考えたこともなかった世界が描かれていて、強烈なパンチを食らった気分。おもしろかった!(という感想がふさしいのか?という疑問がよぎりつつ、あえて普通の感想を述べる。)

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    2025年11月14日
  • ハンチバック

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    読後感を表すなら、どんと鈍い音を立ててぶつかられたような感じ。攻撃性のある言葉によろけても、理解出来なかったで終わらせたくない。
    紙の本を捲る指を見つめて考える。当たり前だったことが、今は当たり前に思えないのだ。
    この変化こそ読書の醍醐味だなと思うのです。

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    2025年11月11日
  • ハンチバック

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    本作の文庫版には、作者と文学者との往復書簡も掲載されています。そのなかで作者は次のように言います。

    「ある一面では弱者であっても、別の一面では強者である――このようにして強者と弱者の相対性を自覚することは、誰であろうと必ず持つべき観点であり、現代の社会に広がる意識の分断に呑まれないためにも効果的な処方箋せんだと思っています。何よりも大事なこととして、こうした思考法を自己正当化のために用いるのではなく、相互理解ということを忘れないでほしい、絶対に諦めないでほしいと私は思います」

    障がい者が住むグループホームを舞台とした本作。そのように限られた空間においてはケアする者とケアされる者とのあいだ、

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    2025年11月08日
  • 女の子の背骨

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    『オフィーリア23号』
    金持ちの大学院生の子供の日常って感じでした。懊悩する青春の日々。何だか羨ましく思いました、。

    『女の子の背中』
    沢山。共感できました。姉妹の病気。その時々の思いや感情が素晴らしかったです。

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    2025年11月06日
  • ハンチバック

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    本文だけでは自己完結も一切できず難しかった。ただ、その後の往復書簡にて理解を深める手助けがあったので、段々と再読が楽しくなった。

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    2025年10月27日
  • ハンチバック

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    ネットスラングやビジネス用語、医療器具など小難しい言葉で、強烈な表現をしているのでドン引きしながら読んだ。
    読書好きをグサグサ刺す棘のせいで評価ガタ落ちになっているのが面白い。
    それに加えてホラー映画好きの私としては、見世物が禁止されてホラーが流行ったという指摘に「ウッ」となったが、『ヘレディタリー』や『マリグナント』など最近のホラー映画は平気で障がい者をホラー要素として使っており、隔離するつもりのない表現者もいるということは弁明しておきたい。

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    2025年10月22日
  • ハンチバック

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    短くて読みやすい。障害があるということ、その大変さや生きづらさを、思わぬ角度からも教えてくれる、重たいような感じがするのに、なぜかそんなに心が暗くならない。絶妙なバランス感覚が、作者のセンスなんだと思った。

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    2025年10月22日
  • 女の子の背骨

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    僕は難しいことは分からないので何とも言えないのですが、文章が美しくて読みやすかったです。世界観や価値観が中々に独特だから癖になって後半では読み進めるのが楽しかったです。

    社会に対する、というより性やそれに通ずるものに対する怒りを背景に感じられました。

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    2025年10月15日
  • GOAT

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    まだ読み途中

    全部が全部刺さる!ってものではなかったけど、普段触れない色々な文学に触れるきっかけになったりして良かった。しかも510円なの安すぎる。
    ・沖方丁さんの「終末の愛」が好きだった。

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    2025年10月15日
  • ハンチバック

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    芥川賞の候補者としてニュースで取り上げられているのを観て、興味を持った。
    性への関心や、動かない身体に対する描写など、生々しくも目が離せない内容。

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    2025年10月06日
  • GOAT

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    はじめての文芸誌。

    シューイチで紹介されていたのを見て早速購入。
    低価格で短編小説や詩、短歌、エッセイなどいろいろな作品を楽しむことができ、とてもコスパが良いと思いました。
    他の本を読む合間に楽しみたいと思います。
    イメージキャラクターのゴートくんもゆるくて可愛いです。

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    2025年09月22日
  • GOAT

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    今まで読んだことないジャンルも見れて面白かった。
    1~2週間で読み終わったけど、個人的にアイスが好きなのでアイスの話は良かったです。

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    2025年09月22日
  • GOAT

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    いろんな人の作品が読めるって、しかも510円という破格!はかくすぎダローーー!もっととってええですよ

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    2025年09月21日
  • GOAT

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    芦沢央さん、冲方丁さんの短編が魅力的でした。他にも一穂ミチさんのインタビューや5人の作家達によるGOAT歌会など、この文芸誌でしか味わえない構成で沢山楽しませてもらいました。

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    2025年09月17日
  • GOAT

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    こんなに豪華な作家さん達が盛りだくさんで510円!
    紙の触り心地もとても良く。

    文芸誌を買うのは初めてでしたが、
    初読みの作家さん達も多く、新たな出会いにもなりました。

    『小説を、心の栄養に』 素敵なことばですね。

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    2025年09月02日
  • GOAT

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    文芸の詰め合わせ!
    好みのものもあり記憶に残らないものもあり。しかし一期一会の言葉との出会いをたった510円でこんなにも提供してもらえるのは感謝しかない。小学館さん今後も頑張ってください!

    読書バリアフリーについて全く知らなかった事を知れて良かった。まさかの地元企業が関わっていたのが嬉しい。
    気に入った作品がいくつかあったが、最後の最後の野崎まどさんの掌編に全部持ってかれた。
    「なんか適当な所」
    「精神の重み」
    ズルすぎるw

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    2025年08月13日
  • GOAT

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    初の文芸誌、非常に楽しめました。
    初読みの作家さんも沢山おられて、新たなドアを開いた感じです。
    西加奈子先生、小川哲先生は初読みでしたがかなり気に入りました。
    次号も控えてるので楽しみです。

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    2025年07月03日
  • GOAT

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    初めての文芸誌 趣味で小説を読み始めてから気になっていた文芸誌。何を読もうか考えていた時にこの本が刊行されることを知り手に取りました。沢山の方の短編を読み、気になる作家さんの長編を手に取る。良いサイクルが生まれました。既に手元にある次号も楽しみです。

    西加奈子さんのディビアン、旦那さん目線の愛が印象的でした。乗代雄介さんの北見から、志賀直哉の網走までのパラレルワールド?的なお話も面白かったです。

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    2025年12月03日
  • GOAT

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    どこから読んでも 外れず、そりゃそうだ。これだけの書き手が揃っているのだから。初めての安壇美緒さんも良かったし 牛田家とわたし も好き。島本理生さんも西加奈子さんも…あ〜いいわぁ〜。ちょっとずつ時間をかけて 読むのがオススメかな。1周回っても迂回しても ずっと楽しめる。お得感 たっぷり!次が楽しみ〜!

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    2025年04月17日
  • GOAT

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    とにかく作家さん達が豪華!!!
    どの短編も面白く読んだけれど、特に短歌を詠む企画が最高だった。高瀬隼子さんファンは必読。

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    2025年04月15日