市川沙央のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この本は、身体的健常者で読書好きをこれでもかと言葉でボッコボコにぶん殴りにきている。
芥川賞だからとかそんな理由で今まで手を出さなかったけれど、この本はめちゃくちゃに面白い。文章を読ませる力がハンパない。
決して長い作品ではないけれど、それでもあっという間に読み終えてしまった。そして読み終えた今、「あっという間に」という表現にも、身体障害者を意識の枠組みに入れていないことが自覚できるようになった。
作者自身も障害のある方だという事前情報を得ていたため、障害当事者からの強烈なメッセージであると感じた。
ただ、カタカナ用語もそれなりに出てくるので、知力乏しい私は、意味を調べながら読まなければな -
Posted by ブクログ
ネタバレこの内容・構成で¥510!すごい!!
★評価が高くない話もあるけれど、全体として満足感がある。よかった。
デメリットは、この中で紹介されている本を読みたくなり買ってしまうこと(とは言え初めての作家さんは不安もあるので中古本を探した)。また、読み終えるのに時間がかかること。自分の場合、話を読み終えた後に時間を置かないと次に行けないので、短編で構成されているこの本は1日2話進めばよい方だった。
----------
「ディヴァイン」西加奈子 … ★3.5。完璧で盤石な「君」と活動家の娘。「あー、こんな聖人君子みたいな話は居心地悪い」と思ってたら、それを覆すオチが来てよかった。ただ、最後の結びはきれ -
Posted by ブクログ
第4号が出たのに、遅ればせながら文芸誌『GOAT』第1号です。躊躇していた文芸誌ですが、思い込みの殻を破る価値ある魅力が満載でした。
評判通り、いやそれ以上に、読んでよし(内容・質)、買ってよし(安価)、見てよし(装丁・紙)の三拍子揃いでした。
内容について。エンタメや純文学などのジャンルや国境も越えて…コンセプト通りでした。未読作家さんも多く、視野が広がり新たな関心対象も得られました。既知の作家さんも攻めてる印象で新鮮でした。特集の「愛」企画、愛を感じた「私のGOAT本」紹介もグッドでした。さらに全編「(次号へ続く)連載なし」の読み切りのみ…これ大きい!
安価なこと。ゴートくんだ -
Posted by ブクログ
エロとかブラックなユーモアはやっぱり笑える、というのが本音。嘲笑的なことではないし、障害者に対して差別的な意識はない、と自分では思うけどそのへんはよく分からない。とにかく作者・市川さんのユーモアセンスは自分に合ってるように感じた。
障害者である自身への諦めが染み付いている感じ。僕は障害を持っていないけどこの感覚は自分にもある、分かるよ、と思った。健常者と一緒にすんじゃねえよって感じだろうけど、でも分かる。
痰の描写がすごく多い。何度も出てきて、状況や感情の描写に絡ませてくる。当事者にとっては生活の中でずーっと付き纏うもの、それ中心に動いているといっても過言ではないんだろうな、というのが伝わ -
Posted by ブクログ
発売、話題になってからしばらく経っていたけど、YouTubeきっかけで全巻(このとき3巻まで)購入した。
読み物として、こんなにワクワクしたのは久しぶり。読みたくて読みたくて、玄関に置き配される気配をドキドキしながら待っていた。
紙の本ファンにはたまらないよね笑
510(ゴート)円以上の価値があることは間違いないと思う。
現代作家の本をなかなか読めない私だけど、短編で各作家のエッセンスを味わえるのは、本当に美味しい体験すぎて申し訳ないくらい。
雑誌名の秀逸さとか、企画の画期的さとか、時代にこんなにぴったり”ハマった”ものが生まれたときの興奮って、同時代の人間にとって勇気を与えるんだなと思った。 -
Posted by ブクログ
GOAT創刊号!
小説、詩、短歌、エッセイ、哲学。
ジャンルも国境も超えて、かつてない文芸誌、ここに爆誕!!!
あ〜面白かった〜!!
買ってからずっと置いたままだったけど、第2巻も出たことだしと思って 読み始めたらめちゃくちゃ面白かった!
たくさんの著名な作家さん達が こぞって名を連ね、"愛"をテーマに ほとんどが読み切りで書かれている。
対談はスルーしちゃいましたが、それ以外はほぼ読んだけど ハズレなかったな〜!
たった510円で(ゴートにちなんでの510円) こんなに盛りだくさん!
紙は再生紙を利用してるけど、味があるしカラフルで可愛い♡
読み切りだったのが