女の子の背骨

女の子の背骨

小説・文芸
1,800円 (税込)

9pt

『ハンチバック』を超える衝撃の第二小説集

芥川賞受賞作『ハンチバック』を超える衝撃の第二小説集!

「何でもいいから何かを撃ち殺したい」
難病と生きる身体から放たれる言葉が現代を撃つ。

「おねえちゃまへ。元気ですか」
筋肉の難病を患う主人公ガゼルと、同じ病気を持つ姉との関係を描く表題作に、性差別主義的な哲学者を信奉する女子大学院生が三島由紀夫原作のAVに出ようとする「オフィーリア23号」を併録。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    女の子の背骨
  • タイトルID
    :
    2006447
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

女の子の背骨 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『オフィーリア23号』
    金持ちの大学院生の子供の日常って感じでした。懊悩する青春の日々。何だか羨ましく思いました、。

    『女の子の背中』
    沢山。共感できました。姉妹の病気。その時々の思いや感情が素晴らしかったです。

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    僕は難しいことは分からないので何とも言えないのですが、文章が美しくて読みやすかったです。世界観や価値観が中々に独特だから癖になって後半では読み進めるのが楽しかったです。

    社会に対する、というより性やそれに通ずるものに対する怒りを背景に感じられました。

    0
    2025年10月15日

    Posted by ブクログ

    読みづらいな、難しいな、何言ってんだろなって思って、先に皆んなの感想を読んだ。皆んな同じ気持ちだったみたいで安心した(笑)
    表題作よりもオフィーリア23号の方が圧倒的に難解だった。
    意味わからなすぎて途中で読むのやめようとも思ったけど、だからこそ、逆に(?)最後まで読もうと思って読んでみた。
    難解さを分かったような気になって読むのも、まぁまぁ楽しい。かも?

    0
    2026年06月04日

    Posted by ブクログ

    『オフィーリア23号』と表題作の2作が入った短編集です。
    やっぱり純文学って難しーと思いながら読みました。でも、難しいけど面白い。市川さんの高い知性と教養とブルジョワジーさを感じました。

    『オフィーリア23号』の主人公の那緒はミソジニストであり、オットー・ヴァイニンガーという差別主義者のハンガリー系ユダヤ人の生まれ変わりなのだと嘯く大学生です。
    恋人であり劇団で主演俳優をやっている和人から、三島由紀夫の『憂国』のリアル映像化を持ちかけられます。本番行為ありで、その無修正動画をpornhubにアップしようというのです。

    女性である那緒がそこまでミソジニーに染まっているのは何故…??と思いながら読みました。そもそも、今の時代にミソジニストの女性を主人公にするなんて、すごい挑発的というか思い切ったことをするなぁ…と。
    しかし、最後まで読むと、那緒のミソジニー思考は母への嫌悪感と罪悪感に強く関わっているのだと納得しました。父親から殴られる母を助けなかった自分を正当化するための手段だったのではないか。「女は愚かで性欲以外でものを考えられない」から、殴られて当然なのだと思い込もうとしていたのだろうか。

    0
    2026年05月03日

    Posted by ブクログ

    ハンチバックを書いた市川沙央さんにしか描けない作品を読みたくて。
    楽しい時間が過ごせる本じゃないから⭐️3つだけど、この本でしか感じられない気持ちの分⭐️2つをプラス

    「ああ、きれい」と誰もが感じられる印象派の絵画ではなく、「何故、こんな気持ちになる絵を観に来たんだろう?」と自分に問いかけながら現代抽象画の展覧会に居るような気持ちで1作目を。
    会場から出て一息つくように、一晩おいてから2作目を。
    「お兄ちゃま」が「お姉ちゃま」になり、理解し合えない家族の日常が続く。
    家族でも理解し合ってはいないように、同じ社会で暮らしていたって理解はしていない。
    自分以外の世界を知ろうとできるか。

    「心地よさ」は「慣れ」と自分にとっての「あたり前」
    ジャガーやグアムのコンドミニアムにも慣れている人といない人、心地よさと違和感があるように。

    0
    2026年01月13日

    Posted by ブクログ

     市川沙央さんの「ハンチバック」以来の新作には二つの中編が収められており、いずれもある意味特殊と思われそうな家庭環境が影響しているように感じられました。

     一つ目の「オフィーリア23号」、タイトルは本編を読めば何となく想像できそうな中で、三島由紀夫の生き様や、オットー・ヴァイニンガーの「性と性格」を引っ提げたミソジニーに、『まともな人間は戦争で死んだ』等々、多くの刺激的な言葉が登場するけれども、あまり不快とは感じなかったことが印象に残り、それは登場人物達がそれぞれに何派であるとか信念や持論のようなものを唱えていても、その人自身の本質は見えてこなかった点にあるのではないかと思い、そこには誰かの言葉に縋らないと不安でならないという潜在的意識や、人間の本質というのは当然自分自身の中にあるはずだと信じながらも、時には自ら選ぶことのできない家族という檻に囚われてしまうこともあり、そんな嘆きを訴えていたのではないかと思ったのは、主人公那緒が自分自身と葛藤する中で何度も登場する言葉が、『塵』『空白』『不在』『断片』だったことも、きっとあるのではないかと思う。

     二つ目の表題作「女の子の背骨」、このワードが本編に登場するのが意外なところからという点には、こうしたエピソードもあるのだということを痛感することによって、人それぞれが抱える事情には想像も及ばないような部分もあるんだよという、そんな決して目には見えない痛みを、姉妹共に生まれつき筋肉の病気を持つ、十歳(?)のガゼルの視点で展開していることには胸が痛む思いとなりそうなところを、シニカルで乾いたユーモアまで感じさせる点が独特。


     本書では、前作「ハンチバック」のような、市川さん自身の叫びが潜まれたような鬼気迫るものを感じず、寧ろ、一歩引いた視点で物語を創作しましたという印象が強かったが、そうした中でも物語に於ける一つ一つのエピソードを詳細に書かれていることには、まるで市川さんから、「こんな人生も、もしかしたらあるのかもしれないということを想像できますか?」と問われているようで、衝撃作というよりは、そうした伝えたい思いを確かに受け止めましたという読後感でした。

    0
    2025年12月18日

    Posted by ブクログ

    ハンチバックが強烈な印象だったので手に取りました。こういうことかなと考えながら読み進めましたが、私には内容が難しかったです

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    表題作、ままならない身体を持つ10歳の少女が同じ病気をもつ姉を思いながらすべてぶち壊したい衝動を持て余す
    大人もそれなりに頑張ってるけど子供から見たら全部ずるくて欺瞞に見えるんだろうな

    オフィーリア23号、裕福で恵まれてるように見える大学生も実際は機能不全家族の一員で女性蔑視を掲げることで、無力なのは自分だけではない、としたかったのかな
    情報量が多く難解だけどググッと読まされた

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    表題作の短編と、
    「オフェーリア23号」という中編。

    「ハンチバック」の衝撃は超えなかった、
    という印象。

    特に「オフェーリア23号」は、
    詰め込みすぎ、衒学的すぎて、
    どこかで読んだかのような文体が。
    人を選びそうです。

    それでも著者の毒性は、継続して魅力的です。

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    ハンチバックの衝撃は超えないけど…それでもやはりリズミカルで読みやすい、言葉選びや運び方も良くて面白かった。表題作はまた筋肉の病気の子の話だったけど、それ以外も書けるし面白いんだなとびっくりさせられた。次作も楽しみ

    0
    2025年11月04日

女の子の背骨 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    女の子の背骨
  • タイトルID
    :
    2006447
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年09月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春e-book の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

市川沙央 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す