吉森保のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
同氏の『LIFE SCIENCE』を先に読んだが、どちらも似たような中身ながら、本書の方が若干専門的か。だが、吉森先生の解説が分かりやすいので、読者を置き去りにしている感じはしない。
で、一番気になるのは「老化」に対して効果があるのか否かだ。俗っぽい興味だが、理論より先にそちらに興味が向くのは仕方ない事で…そんな俗物根性丸出しで読み始める。
ー 細胞の中には膜でできた袋がたくさん詰まっていて、オルガネラと呼ばれている。ミトコンドリアやリソソーム、小胞体、ゴルジ体などがある。オートファゴソームもオルガネラの一つだが、ほかとは大きな違いがある。ほかのオルガネラは常に存在していて、細胞が分裂する -
Posted by ブクログ
細胞生物学で専門の大阪大学教授でオートファジー研究の第一人者である著者が、細胞の基礎から最先端のオートファジー研究の内容まで、「現代人にとって必須の教養」といえる生命科学をわかりやすく解説。また、科学的思考を身につけるということも本書の目的とされている。
数式や専門用語を使わず、「そもそも」というところから説き起こしてくれているので、生命科学についてとても理解が深まった。また、著者の専門であるオートファジーについても勉強になった。そして、腹八分目で適度な運動をするようにするなど、かなり実践的な寿命を延ばすための方法が解説されていて、長生きしたい自分にとって非常に参考になった。
もう少し欲を言う -
ネタバレ 購入済み
平易な良書
著者の専門となる分野に必要な事前知識から丁寧に説明をしてくれていて、
大変分かりやすい良書だと思いました。コロナのニュースで、この単語聞いたことあるなというものも
出てきて事前知識の段階でも個人的には、興味深く読めました。 -
Posted by ブクログ
オートファジーに関して、いろいろな情報を耳にする機会が増えた。けれど、それはどこ情報?正しいのか?結局オートファジーって何?など疑問が膨らんだので、実際に研究をされている先生による科学的な説明が書いてある本を、と友人から薦められて購入して読んだ。
ブルーバックスだから一般向けに解りやすく書かれているのだろうけれど、文系脳+ポンコツ気味な私には正直なところ難しくて読み終えるまでにかなりの時間がかかった。
オートファジー研究の第一人者といってもいい先生による著述なので何よりも説得力があって、信頼できる。
オートファジーの仕組みや現状を知ることが出来て、読んでみて良かったなと思えた。 -
Posted by ブクログ
オートファジー(細胞が自らの一部を分解する作用(自食作用)と言う言葉をマス・メディアて目にするのは、大抵は、ダイエットやアンチエイジング、美容等キャッチーな効果と共に語られることが多いような気がする。もう少し詳しく語ってもノーベル賞を受賞した大隅博士の研究テーマぐらいか。そんなこんなで分かったような気がしていて実は全く本質を知らない生命科学の世界。
本書の著者は、その大隅博士のもとでオートファジーの研究に携わり今では世界的にも著名な研究者。当初はオートファジーについて書こうとした著者が、辣腕編集者と実力ノンフィクション作家の協力のもとで出来上がったのが本作。
構成は、科学者のロジカルシンキング -
Posted by ブクログ
書籍中でも触れられているが、『LIFESPAN老いなき世界』と狙ってる方向性は同じなのかなぁと思いつつ、こちらの本は、非常に親切な書き振りで、読みやすく、理解しやすい様に構成されているのが特長。びっくりしたのは目次の多さ。目次だけで9ページもある。なかなかみた事ないレベル。『ライフスパン』では、遺伝子レベルで老化の原因を分析して、解決策としてそれぞれどうするべきかを数値を提示して解説していたのが印象的であった。誤解を恐れずに踏み込んでいた印象。
こちらの本は、科学者とはどう言う思考なのか、近年の科学を巻き込んだミスリードされた事例などを解説したり、種>個体>組織・臓器>細胞& -
購入済み
健康寿命に関心のある人に
細胞のリサイクルシステム「オートファジー」を解説する一冊。ノーベル賞受賞の研究を基に、栄養確保、代謝回転、有害物除去の3機能をわかりやすく紹介。がんや老化との関連、ルビコン蛋白質の役割も詳述。専門的だが例え話で親しみやすく、未来の医療応用に期待が高まる。