吉森保のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学で分子生物学は習いましたが、ほぼ忘れていたので、比喩が使われていて分かりやすかったです。
自由診療のものは安全性が確立されていない場合もあるので、飛びつかないようにしようと思います。
最先端の研究についても紹介されていて今後が楽しみになりました。
•オートファジー自食作用
•ルビコン:オートファジーにブレーキかける
•エクソソーム:運び屋
•MondoA:転写因子、ルビコンを抑える働きあり
•DNA:設計図をかく紙
ゲノム:家全体の設計図の全情報
遺伝子:個別の部屋の設計図
○体全体が老化することと細胞が老化することは別
•個体老化:Aging体全体が老化すること
→原因の一つは新し -
Posted by ブクログ
「オートファジー」発見の功労者の一人でもある吉森先生の本なので、当然「オートファジー」一色と思っていた。
ところが、本書は”生命科学の講義”と言った趣があり、そもそも論として生命科学という分野についての説明や、科学的思考法についてなど、大枠の説明から入っていく。
後半はさすがにオートファジーの話になるが、それを発動させる方法については軽く触れられているだけであった。
しかし、それこそがある意味科学者的な態度で、まだ有意な研究結果が出てないのに、断食が良いとか言いきっていないところが却って信頼できる。
(16時間の断食がオートファジーの発動には必要という本や説明を多く聞くが…)。
読んでいて -
Posted by ブクログ
16時間ダイエットで今話題のオートファジー。
もう少し詳しく仕組みを理解したくて読んでみた。
前半部分は意外にオートファジーについての記載が少なく、「科学的思考」についてという基本的な内容の説明となっている。
ただ、そのアプローチが必要であったことが後半になってよく分かる。
オートファジーという、いわば今はキャッチーな話題に対して著者はバズワードで終始させずに誠実に分かりやすく説明してくれている。
ルビコンというタンパク質の発見の話も面白く、総じてヒトの一個体が望むことと、人類全体の生存戦略では食い違いが生じる不思議さなど、哲学的な内容も孕んでいてとても興味深い。
とりあえずは実践面では -
Posted by ブクログ
オートファジーにを高めるためには
・カロリー制限
・一食抜く軽い断食
・納豆、味噌(発酵食品)、キノコ類、サケ、エビ、チーズ
、赤ワイン、カテキン
・高脂肪食を避けること
オートファジーの働き
・新陳代謝
・有害物質除去
・飢餓状態での栄養源確保
オートファジーのあれこれ
・細胞を常に新しいものにリサイクルする作用
・オートファジーが活性=若いと思ってよい
・年齢と共にオートファジーが不活性に。
・ルビコンがオートファジーのブレーキ役
(ルビコン)著者である吉森保氏が発見。オートファジーのブレーキ役。脂肪がたまりやすい肝臓(脂肪肝)などにルビコンは多く、年齢と共に増える。脂肪を蓄えることが -
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生命医学の第一人者である吉森氏による、生命科学の概要本。DNA、遺伝子、ゲノムのそれぞれの定義と関係性、新型コロナを始めとするウイルスの定義、免疫と抗体の違いなど、生命科学の基本について非常にわかりやすく説明している。それぞれの定義や機能を紹介する際に、著者は平易な事例を持ち出しているため、私のような初学者でも理解が進んだ。また、著者の専門分野であるオートファジーにも触れ、アルツハイマー病、パーキンソン病などの難病への治療方法としてオートファジーが注目されていることを述べている。
本書を通して、人間の体は生命の神秘と言うよりも、ロジックだと思った。特に面白かったのは以下の点
①DNA・遺伝 -
Posted by ブクログ
ネタバレオートファジーの専門家で大阪大学名誉教授である著者が「老化」に関連する研究者に取材して老化研究の最前線をやさしく解説した書。
オートファジーを始め、細胞老化、免疫、皮膚、ハダカデバネズミ(長命)、NMN、百寿者、構造生物学、ターコイズキリフィッシュ(短命)、睡眠と様々な研究を紹介しているが、その分掘り下げは浅くなっている。そこは本書の趣旨からやむを得ないところかと思う。
構造生物学については、特に可能性を感じた。「クライオ電子顕微鏡」「クリスパーキャス9」「ディープマインド社のアルファフォールド」など関連する研究に対してノーベル賞が与えられたのもこの分野が注目を浴びているからなのでしょう。
寿 -
Posted by ブクログ
老化研究の進捗が簡単に解説されている一冊。
序章と10章仕立てで、不老長寿の生物、不老が人間で実現した場合の社会、老化に関わる免疫、老化に関わる遺伝子と細胞、症状として出る老化、老化対策となりうる研究、などが簡潔明瞭に説明されています。
大衆向けに書かれた資料なので、難しい内容ではあってもスラスラと読み進めることができました。
本来は体の益になる炎症や免疫は急激に長寿となった人類に適応できておらず、リウマチやガンの原因となることを知り不憫に思いました。
長寿の秘訣も紹介されていますが当たり前の事ばかり、しかしその当たり前を遵守するのもなかなか難しいのが人生だと思います。
今後の研究に期待したい