吉森保のレビュー一覧

  • 私たちは意外に近いうちに老いなくなる

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    「老化を遅らせられるか」という結論よりも、その根拠をどう評価するかに注目しました。

    老化研究では、細胞実験やモデル生物の研究、ヒトを対象とした臨床試験など、さまざまな証拠が使われます。しかし、魚やマウスで寿命が延びても、人間で同じ効果が得られるとは限りません。生物種による違いや生活環境の影響があるためです。

    NMNのように注目される物質についても、生体内の指標が変化したことと、人間の老化そのものが遅くなることは同じではありません。だからこそ、「何が分かったのか」だけでなく、「まだ何が分かっていないのか」を区別する必要があります。

    本書を通して、老化研究は確実に進歩している一方、人への応用には慎重な検証が必要だと感じました。科学への期待と、証拠の限界を冷静に見る姿勢の両方が大切だと思います。

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    2026年08月09日
  • 私たちは意外に近いうちに老いなくなる

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    大学で分子生物学は習いましたが、ほぼ忘れていたので、比喩が使われていて分かりやすかったです。
    自由診療のものは安全性が確立されていない場合もあるので、飛びつかないようにしようと思います。
    最先端の研究についても紹介されていて今後が楽しみになりました。

    •オートファジー自食作用
    •ルビコン:オートファジーにブレーキかける
    •エクソソーム:運び屋
    •MondoA:転写因子、ルビコンを抑える働きあり

    •DNA:設計図をかく紙
    ゲノム:家全体の設計図の全情報
    遺伝子:個別の部屋の設計図

    ○体全体が老化することと細胞が老化することは別
    •個体老化:Aging体全体が老化すること
    →原因の一つは新しい細胞を生み出せなくなること、肝細胞ステムセルの枯渇

    •細胞老化:Senescence細胞の老化
    →これ以上細胞が新しくならない、増えないこと、細胞分裂の停止

    •老化細胞が増えると個体が老化するのは、SASP(老化細胞が炎症物質を分泌する現象)が原因とみなされている。

    •老化細胞を根こそぎ取り除くことはよくない
    セノリティクス
    →細胞老化をなるべく起こさない生活を

    •免疫は、鍵をひたすら先に作って、敵を撃退できるようにしている。
    •制御性Tcell:危険なTcellにブレーキをかける。
    •胸腺(学校)にて、
    何も認識できないものが脱落
    →自分の体を標的にしてしまうものが脱落
    →非自己だけを敵として見つけられるTcellのみ卒業
    40代以降自己免疫疾患が起こりがちなのは、胸腺が老化するからかも

    •日焼け止めを塗る

    •DNAが巻き付いてるヒストンにアセチル基があるとゆるんだ状態になる
    →細胞が本来の働きができなくなる
    サーチュイン•NADはヒストンの脱アセチル化する。
    →余計なタンパク質つくるのを防ぐ

    •サーチュインを、動かすのがNAD、加齢によって減少
    →NMN(ニコチンアミド•モノヌクレオシド)を摂取すると体内でNADに変換される(が、点滴で入れると危険)

    •視床下部→脂肪細胞にNAMPT作れと命令→他の組織に取り込まれる→NMNが作られる→即座にNADに変換→サーチュインが働くようになる

    •百寿者にはアポリポたんぱく質E4型(APOE4)をもってる人が少ない
    APOEには、Choを溶かして血中を流れやすくする働きあり
    4型、2型、3型がある。
    両親から1つずつ受け継ぐ、
    4型が1つでもあると(日本人の15-20%)アルツハイマー病になるリスクは3倍、2つともだと(1-2%以下)最大15倍

    •新技術
    アルファフォールド、CRISPR-Cas9

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    2026年03月28日
  • 私たちは意外に近いうちに老いなくなる

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    オートファジーなど老化に関する研究の最前線の話を一般人向けに書いた本

    これを読めば老化対策ができるわけではないが、アンチエイジング関連サプリに、飛びつく傾向がある人には一読の価値はあるかもしれません。

    研究をしている大学院生の娘との、共通の話題になることに微かな期待。

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    2026年01月30日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    ネットで誰もが多量の情報に触れることが可能となった昨今、科学的な見地で情報を取捨選択する必要性が問われる。
    研究に携わることのない人にも、科学的な考え方から著者の研究であるオートファジーについて分かりやすく解説してくれます。

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    2024年08月06日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    コロナもあってなんとなく手に取った1冊。大当たり。細胞についての本を読むのは初めてだったけれど、とても分かりやすく、生命の複雑さ、合理的さ、凄さに感動した。老化を遅らせる可能性が高いオートファジーを発見した吉森先生、これからもますます頑張ってください!

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    2023年04月07日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    論文の情報がどのように精査されるか、論文に載っている情報は正しいのか、など、基本的な部分から教えてくれる。
    自分が得た情報が正しいのか正しくないのか判断する方法は、学校ではなかなか教えてくれない。
    そこを教えてくれるから、大学1、2年生から読んでほしい。

    また、最後の余談であるが、40年ほど続けた現在の研究に関したことで、著者は60歳を過ぎてから起業したそうだ。
    何歳からでも、なんでもチャレンジできる、と思わせてくれる。

    もちろん、本書のテーマである生命科学の部分もわかりやすく書いてあり、理解しやすかった。

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    2023年03月17日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    「オートファジー」発見の功労者の一人でもある吉森先生の本なので、当然「オートファジー」一色と思っていた。
    ところが、本書は”生命科学の講義”と言った趣があり、そもそも論として生命科学という分野についての説明や、科学的思考法についてなど、大枠の説明から入っていく。

    後半はさすがにオートファジーの話になるが、それを発動させる方法については軽く触れられているだけであった。
    しかし、それこそがある意味科学者的な態度で、まだ有意な研究結果が出てないのに、断食が良いとか言いきっていないところが却って信頼できる。
    (16時間の断食がオートファジーの発動には必要という本や説明を多く聞くが…)。

    読んでいても、科学の門外漢にもわかりやすく書かれていたし、科学者の考え方や置かれている環境まで詳細に説明されており、十分に知的好奇心が満たされた。

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    2022年10月06日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    老化や病気についてなど、細胞でどんなことが起こっているのか説明してあり興味深かった。日常生活でどんなことを気をつければ良いのかも書いてあり為になった。

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    2022年07月29日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    前著ライフサイエンスは、科学思考を丁寧にわかりやすく説明し、ベースを作り上げた上でオートファジーを解明する名著

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    2022年04月09日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    断定的な思考は科学にとっては進歩を妨げるもので、真実に近い仮説に過ぎないというスタンスが素晴らしい。

    随所の表現からも科学的思考がにじみ出ており、大変勉強になる。

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    2022年03月26日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    16時間ダイエットで今話題のオートファジー。
    もう少し詳しく仕組みを理解したくて読んでみた。

    前半部分は意外にオートファジーについての記載が少なく、「科学的思考」についてという基本的な内容の説明となっている。
    ただ、そのアプローチが必要であったことが後半になってよく分かる。
    オートファジーという、いわば今はキャッチーな話題に対して著者はバズワードで終始させずに誠実に分かりやすく説明してくれている。

    ルビコンというタンパク質の発見の話も面白く、総じてヒトの一個体が望むことと、人類全体の生存戦略では食い違いが生じる不思議さなど、哲学的な内容も孕んでいてとても興味深い。

    とりあえずは実践面では納豆を食事に取り入れ、消化器官を酷使してしまった翌日などは16時間断食をしようかと思う。
    ダイエット、というより老化を予防していると思えば空腹感も良いものだと思えるようになりそうだ。

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    2022年01月04日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    オートファジーにを高めるためには
    ・カロリー制限
    ・一食抜く軽い断食
    ・納豆、味噌(発酵食品)、キノコ類、サケ、エビ、チーズ
    、赤ワイン、カテキン
    ・高脂肪食を避けること

    オートファジーの働き
    ・新陳代謝
    ・有害物質除去
    ・飢餓状態での栄養源確保

    オートファジーのあれこれ
    ・細胞を常に新しいものにリサイクルする作用
    ・オートファジーが活性=若いと思ってよい
    ・年齢と共にオートファジーが不活性に。
    ・ルビコンがオートファジーのブレーキ役
    (ルビコン)著者である吉森保氏が発見。オートファジーのブレーキ役。脂肪がたまりやすい肝臓(脂肪肝)などにルビコンは多く、年齢と共に増える。脂肪を蓄えることが必要だった進化の過程でルビコンが必要と考えられる。
    ・不具合を(穴の開いたミトコンドリアや病原体)取り込んで除去
    ・美肌効果
    白人の肌にはオートファジーが多く黒人には少ない

    生命のあれこれ
    ・ベニクラゲには寿命はない(若返る)。アホウドリや一部のネズミやカメは、成人後の老化が無く、決められた時に突然死を迎える
    =人にこの仕組みを活かせれば長寿and死ぬまで現役が望めるのではないか
    ・老化は進化のため必要であった説
    老化がなければ大人は死ぬまで健康で獲物に狙われるのは子供ばかりになってしまうのでその生贄的なものだとする論と、古い遺伝子が進化する上で死が必要だった(不具合のある遺伝子が残り続けるデメリットの排除)論

    種←人←臓器←細胞←オルガネラ(ミトコンドリアなど)←長分子複合体(ウィルスなど)←タンパク質

    ミトコンドリアは体の中でエネルギーを製造する発電所のような役割。エネルギーと共に活性酸素も作られるため膜に穴が開くとそれを除去するためオートファジーが向かう。

    科学者について
    毎年何万もの論文、中国からは年間30万を超える。
    雑誌にもランクがありトップ3は「natureネイチャー」「cellセル」「scienceサイエンス」。雑誌に論文が掲載されるには雑誌から依頼で2〜4人の研究者が選ばれ(無報酬、匿名で)論文の査定が行われる。合格すると50万などお金を払って雑誌に掲載。不掲載の論文は差し戻され下位の雑誌に載ることも。

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    2021年11月17日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    私のようなバイオサイエンスの対極にいるような人間にも、最先端科学をわかった気にさせてくれる超優良入門書。オートファジーの第一人者である著者が非常にわかりやすく、かつ興味や好奇心を途切れさせることなく、バイオサイエンスの深淵の先へ先へと誘ってくれる。童心にかえって夢中になって読んだ。私のようなロートルではなく、将来のある若い方々にこそ読んでほしい。

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    2021年07月17日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    生命医学の第一人者である吉森氏による、生命科学の概要本。DNA、遺伝子、ゲノムのそれぞれの定義と関係性、新型コロナを始めとするウイルスの定義、免疫と抗体の違いなど、生命科学の基本について非常にわかりやすく説明している。それぞれの定義や機能を紹介する際に、著者は平易な事例を持ち出しているため、私のような初学者でも理解が進んだ。また、著者の専門分野であるオートファジーにも触れ、アルツハイマー病、パーキンソン病などの難病への治療方法としてオートファジーが注目されていることを述べている。

    本書を通して、人間の体は生命の神秘と言うよりも、ロジックだと思った。特に面白かったのは以下の点

    ①DNA・遺伝子・ゲノムは文字と文章に近い
    ・DNAは物質でこれが集まりアミノ酸が生成され、アミノ酸がたんぱく質を作る。
    ・DNAの配列が遺伝子となり、遺伝子がどのようなたんぱく質を作るか?を決定している。
    ・遺伝子は細胞ごとにあり、さらにDNAは二重らせん構造になっている
    ・例えるならば、DNAがアルファベット、アミノ酸が単語、たんぱく質が1文、遺伝子が文章という構成。
    ・DNAは物質であるが、ゲノムは人間1名分の遺伝子情報の集合であり、ソフトウェアに近い

    ②ウイルス抗体の仕組みが、実にロジカル
    ・ウイルス撃退方法は大きく3つで、皮膚による外壁、細胞による撃退(細胞の中にはウイルス侵入されたときに自滅するやつもある)、抗体の3つ
    ・ウイルスが細胞に侵入するには、スパイクと呼ばれる鍵を使って、細胞の鍵穴に差し込む。この仕組みを利用して、たんぱく質で作られた抗体は、ウイルスのスパイク部分にくっつき、スパイクで鍵を開けれないようにする
    ・スパイクの鍵の手部分に抗体が付着しても、ウイルスの侵入は防ぐことはできない。だが、抗体が付着したスパイクは、目印となり免疫細胞が襲いかかることができる。
    ・抗体を作るときに興味深いのが、スパイク鍵の形状にあわせて抗体を生成しているのではなく、無数の抗体を作り、スパイク鍵に合うのもを片っ端から試している
    ・イメージで言うと、泥棒が鍵をピッキングしようとしているときに、無数のカラーボールを泥棒に投げつけて、鍵自体を使えなくする、もしくは、カラーボールがついた人を泥棒として警察(細胞)に認識してもらうように働きかけている

    アニメのはたらく細胞というタイトルは言い得て妙で、人間の体の働きは実に機能的で驚いた

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    2021年05月16日
  • LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義

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    科学的思考、論文、そしてオートファジーまでライフサイエンスを広範囲にわかりやすく丁寧に書かれた本。
    ボールド部が自分の重要部とは違うので評価は一つさげましたが、これは個人の感性によるものです。
    読んで損はないと思います。

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    2021年01月19日
  • マスター・ビルダー 体は細胞が建設する

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    ネタバレ

    今までDNAが人を構成すると思っていたけどDNAはツールに過ぎないというのが実験とか踏まえて説明されていた。

    ただ初心者としては難しい本だったけど、、
    でも新しい知識でとても面白かった。

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    2026年09月23日
  • 私たちは意外に近いうちに老いなくなる

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    素人にもわかりやすく解説されており、入門書としてとても良い。入門書ではあるが、書かれている中身は最先端で専門的。これ一冊読めば老化研究に関して広く浅い知識が得られる。

    次は構造生物学による創薬の可能性と、サラッと触れられていた臓器間ネットワークについて詳しく勉強してみたい。

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    2026年08月29日
  • 私たちは意外に近いうちに老いなくなる

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    オートファジーに興味があり実践していたので(間食しない等)、新しい情報が知りたくて読みました。
    また、父がアルツハイマー型認知症で亡くなっているので、自分への遺伝など、気になっていたのでとても参考になりました。大量にメモしました。
    遺伝子があっても必ず発症するわけではない事など、希望が持てました。
    そのためにも、少しでも老化を遅くできるように実践していきたいと思います。

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    2026年05月01日
  • 私たちは意外に近いうちに老いなくなる

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    老化が起こる要因は、細胞レベルで起こるいくつもの現象が複合的に影響している。最新の研究に基づき、明らかになりつつあるそのメカニズムを分かりやすく教えてくれる。精子と卵子の存在が寿命の性差を生み出している、生殖と寿命のトレードオフは生命の本質的な仕組みなのかもしれないというのが印象的。不老長寿が現実になるかもしれないなと思わせてくれる1冊。

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    2026年03月29日
  • 私たちは意外に近いうちに老いなくなる

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    ネタバレ

    オートファジーの専門家で大阪大学名誉教授である著者が「老化」に関連する研究者に取材して老化研究の最前線をやさしく解説した書。
    オートファジーを始め、細胞老化、免疫、皮膚、ハダカデバネズミ(長命)、NMN、百寿者、構造生物学、ターコイズキリフィッシュ(短命)、睡眠と様々な研究を紹介しているが、その分掘り下げは浅くなっている。そこは本書の趣旨からやむを得ないところかと思う。
    構造生物学については、特に可能性を感じた。「クライオ電子顕微鏡」「クリスパーキャス9」「ディープマインド社のアルファフォールド」など関連する研究に対してノーベル賞が与えられたのもこの分野が注目を浴びているからなのでしょう。
    寿命や老化に興味のある読者には既知の話もあるが、老化関連のトピックを幅広く知るには良い本と思う。
    【目次】
    はじめに 
    ・不老長寿はすでに夢物語ではない 
    ・老化を知れば、生命科学の知識も身につく

    炎症とは何か   
    ・老化の敵は「慢性炎症」 
    ・炎症は、免疫の掃除がおいつかなくなっている状態  
    ・慢性炎症によって起こる病気とは
    ・長生きの人は、炎症が少ない

    01 老化をとめるオートファジー  
    ・「ルビコン」が増加すると、老化が加速する 
    ・美容業界で注目のエクソソームはどういうしくみ? ―ルビコンのもうひとつの顔 
    ・老化をとめるだけではなく、「若返り」の可能性がある食品

    02 体全体が老化することと、細胞が老化することとは別   
    ・個体老化の原因のひとつは、新しい細胞を生み出せなくなること  
    ・細胞老化の秘密を解くカギ、SASP  
    ・「老化細胞」はがん細胞を生まないために必要な細胞でもある? 

    03 「免疫」は、「自分」と「他人」を厳密に区別する  
    ・40代以降、自己免疫疾患が起こりがちなのは、胸腺が老化するからかもしれない  
    ・免疫力が落ちると、慢性炎症も起こりやすくなる 
    ・免疫力が衰えるのは、必要以上に病原菌に騒がなくてもよいと思うから? 

    04 皮膚は外因による老化の影響がとくに大きい臓器   
    ・しわやしみ、たるみは「加齢」の老化だけではなく、光のせい  
    ・紫外線を防御するために出る酵素が、肌を老化させる  
    ・シミになるのは、免疫の細胞が弱ってるから 

    05 ハダカデバネズミは、人間にたとえると数百歳生きる  
    ・ハダカデバネズミには、老化細胞を自分で除去するしくみがある 
    ・人間も、ハダカデバネズミのように「環境」を整えて長生きするようになった? 

    06 老化を遅らせ、寿命をのばすかもしれないNMN   
    ・老化を送らせて寿命をのばす酵素「サーチュイン」 
    ・視床下部が老化のスイッチを握る司令塔  

    07 100歳以上生きる人とそうでない人の違いを調べている機関がある   
    ・100歳以上生きる人は、病気を起こす遺伝子をあまり持っていない 
    ・遺伝子的に恵まれてない人はどうするか 
    ・100歳以上生きる人の生活習慣とはどのようなものか

    08 あらゆる病気のゲームチェンジャーとなる可能性がある「構造生物学」  
    ・体の基本「たんぱく質」が人工的にデザインできることで薬が自由自在に  
    ・「切れないはさみ」のすごさは、スイッチをオン・オフする機能をつけた点
    ・さまざまな遺伝性疾患の救世主になる可能性もある
     
    09 老化研究に最適なのは、「魚」?  
    ・どの生物にも共通する長寿を決める「カギ」とはなにか  
    ・なぜ女性の方が長生きなのか? 精子と卵子が握る寿命の秘密  

    10 睡眠が不足すると、老化は加速する  
    ・あなたに必要な睡眠時間が分かる方法  
    ・ショートスリーパーは数百人にひとりいるかいないか  
    ・「ノンレム睡眠」だけが大事なのではなく、「レム睡眠」もないと死亡率が上がる  

    【この本に登場する先生方】

    オートファジー:吉森保教授(大阪大学名誉教授)
    細胞老化:原英二教授(大阪大学微生物病研究所)
    免疫:濵﨑洋子教授(京都大学iPS細胞研究所)
    皮膚:椛島健治教授(京都大学医学研究科)
    老化しないネズミ:三浦恭子教授(九州大学医学研究院)
    NMN:今井眞一郎卓越教授(ワシントン大学医学部)
    百寿者:岡野栄之教授(慶應義塾大学再生医療リサーチセンター)
    構造生物学:濡木理教授(東京大学大学院理学系研究科)
    短命の魚:石谷太教授(大阪大学微生物病研究所)
    睡眠:柳沢正史教授(筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構)

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    2026年02月23日