吉森保のレビュー一覧
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『未来の科学者たちへ』という著書で大隈先生が紹介していたアヒル先生こと吉森保先生。オートファジーの権威。読みたかった本なのでテンションが上がる。また、本書の大まかな中身はYouTubeでも見ることができる。事前に動画を見ていたが、理解が更に深まった。
科学における相関関係と因果関係の話から入る。遺伝子操作ができるようになったことで、因果関係をはっきり示すことができるようになった。対照群がないものは、エセ科学とみなされても仕方がない。査読は匿名が原則だが、最近では実名でもいいと言う学術誌も増えているとか、質の良い論文かどうかを判断する指標は、他の論文にどれだけ多く引用されたかと言う被引用数だと -
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「オートファジー」発見の功労者の一人でもある吉森先生の本なので、当然「オートファジー」一色と思っていた。
ところが、本書は”生命科学の講義”と言った趣があり、そもそも論として生命科学という分野についての説明や、科学的思考法についてなど、大枠の説明から入っていく。
後半はさすがにオートファジーの話になるが、それを発動させる方法については軽く触れられているだけであった。
しかし、それこそがある意味科学者的な態度で、まだ有意な研究結果が出てないのに、断食が良いとか言いきっていないところが却って信頼できる。
(16時間の断食がオートファジーの発動には必要という本や説明を多く聞くが…)。
読んでいて -
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16時間ダイエットで今話題のオートファジー。
もう少し詳しく仕組みを理解したくて読んでみた。
前半部分は意外にオートファジーについての記載が少なく、「科学的思考」についてという基本的な内容の説明となっている。
ただ、そのアプローチが必要であったことが後半になってよく分かる。
オートファジーという、いわば今はキャッチーな話題に対して著者はバズワードで終始させずに誠実に分かりやすく説明してくれている。
ルビコンというタンパク質の発見の話も面白く、総じてヒトの一個体が望むことと、人類全体の生存戦略では食い違いが生じる不思議さなど、哲学的な内容も孕んでいてとても興味深い。
とりあえずは実践面では -
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オートファジーにを高めるためには
・カロリー制限
・一食抜く軽い断食
・納豆、味噌(発酵食品)、キノコ類、サケ、エビ、チーズ
、赤ワイン、カテキン
・高脂肪食を避けること
オートファジーの働き
・新陳代謝
・有害物質除去
・飢餓状態での栄養源確保
オートファジーのあれこれ
・細胞を常に新しいものにリサイクルする作用
・オートファジーが活性=若いと思ってよい
・年齢と共にオートファジーが不活性に。
・ルビコンがオートファジーのブレーキ役
(ルビコン)著者である吉森保氏が発見。オートファジーのブレーキ役。脂肪がたまりやすい肝臓(脂肪肝)などにルビコンは多く、年齢と共に増える。脂肪を蓄えることが -
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生命医学の第一人者である吉森氏による、生命科学の概要本。DNA、遺伝子、ゲノムのそれぞれの定義と関係性、新型コロナを始めとするウイルスの定義、免疫と抗体の違いなど、生命科学の基本について非常にわかりやすく説明している。それぞれの定義や機能を紹介する際に、著者は平易な事例を持ち出しているため、私のような初学者でも理解が進んだ。また、著者の専門分野であるオートファジーにも触れ、アルツハイマー病、パーキンソン病などの難病への治療方法としてオートファジーが注目されていることを述べている。
本書を通して、人間の体は生命の神秘と言うよりも、ロジックだと思った。特に面白かったのは以下の点
①DNA・遺伝 -
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最近よく聞く「オートファジー」
老化を止める働きがある「オートファジー」
その「オートファジー」の仕組みや現時点でわかっている働きについてとってもわかりやすく解説されています。
そして、現在進行中の研究、解明されたり実用化できたらこんなこともできるようになるということまで書かれていて、未来への希望にわくわくできました。
最近日々質の良い睡眠を取るべく私的注目度の高い睡眠についてのお話も興味深かったです。
老化の敵「慢性炎症」を抑える生活を心がけよう。
結局は昔から体にいいとされてきた生活習慣。
物があふれ、デジタル機器に囲まれている現代では、意識していかないといけないな。