氏家仮名子のレビュー一覧
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時系列的な事が気になったりしたけど、原作からの改変があります。とお断りがあったので、諸々オッケーかなと。原作ファンでもっとこの3人の話が、と思ってたら読んでみて良いと思います。五篇の配置の仕方も上手。
【三名様だと思いました】
導入として短めだけど、3人のキャラクターが出ていて、この後に期待出来る。原作やってると、変なミスリードしちゃうのも上手い気がする。
【111号室のメリーさん】
都市伝説系。来ました。流れや締め方などいかにもそれらしい。
【取材・文/山田ガスマスク】
視点が異なりますが、人間の怖い所などを出してるのがそれっぽい。てゆうかガスマスクも相変わらずというか他でもこんな感じなんだな…
【7年前の亡霊】
天眼錠やら【 】構文やら原作やってたらプレイ画面が思い出される演出。全部でやらずにこれだけにしたのもいい塩梅な気がします。原作の核心に近い所があり、その点でも色々気になって読み進めちゃいますね…
【地下4階の地縛霊】
原作終わってると色々うわーとなりますね。ミニ牛丼で胃もたれするとかね… -
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ネタバレゲームのリリース後にポンポン出る書籍。さすが集英社。
そう思ってコミックやらみらい文庫やら色々買ってたが、気づけばまだまだ出ていたので一気に色々と買った。
もはや自分が持ってるのか持ってないのかも良く分からなくなってきている。
そして、ファンとしては嬉しいものの、正直ゲームと同じストーリーを追っていくノベライズやコミックは大体話わかってしまっているので、こういう外伝ものが嬉しい。
ゲームを追体験するのもおもしろくはあるが、やっぱりファンはあのキャラクターたちの別の冒険を見たいんだ。
ということで、本作は奇譚、となっている通りいわゆるスピンオフ。コミカライズみたいにあざみが高校生になっているわけでもなく、おそらくゲームのストーリーの時系列のどこかで起きた別の都市伝説。
一応注意書きには、一部改変が含まれているとなっているが、意図的にどこかを変えたと言うよりは、著者に原作準拠だけど割と自由に書かせたから、ちょっと公式設定と違う内容があるかもしれないよ~、知らんけど、くらいの意味合いなんじゃないかと思う。少なくとも自分は読み終えても改変ってあったっけという感じだった。
むしろ原作愛をしっかり感じるとても良いスピンオフ。ちゃんとあざみのセリフのいくつかが「A」は「B」で「C」だったってことですか?みたいのがあってうれしい。
まあ、改変というか、違和感は正直あった。ちょっとサービス精神が旺盛すぎた。
チャプターの主人公はあざみだけじゃなくて、みんな大好き山田ガスマスクも出てくるのだが、そこに本編の天誅事件編で出会うはずの人たちがモリモリ出てくる。顔を合わせちゃってすらいるので、本編の時点で顔見知りになってるはずでは?と思うくらい。このあたりが改変と言えば改変なのかもしれないが。
でも、この山田の章がお話としては一番面白かったかもしれない。
全体的なテーマも、人間という存在が一番怪異だというその根っこは同じなので、ゲームを遊んでても思った、「こういう怪異な人間が実際そこら中にいる」という事実を痛感してしまって気分が悪くはなるが、そこはまあしゃーない。
ゲームを遊んでない人がこの小説を読むとは思えないけど、本編のネタバレは特にない。むしろ、本編を知ってる人が読むとニヤニヤできる箇所が色んなところに散りばめられているという感じ。だから、一応こっちを読んでからゲームを遊ぶ楽しみ方もできると思う。
そして山田以外の章は全部あざみが主人公で、ある意味こっちが本編。世に数多放たれてしまった怪異、あざジャスゾンビたちが舌なめずりして待ち望んでいた二人の仲良しエピソードがこれでもかというくらい描かれている。
あざみとジャスミンのお泊り会!
トシカイくんの絵を描くあざみ!
実は怖がりなジャスミン!その背中に隠れるあざみ!
運転中のジャスミンにハンバーガーやポテトを餌やりするあざみ!
センター長、あざみ、ジャスミンの三人で焼肉に行こうという相談!
ありがとうございます!ありがとうございます!
うーん、画像でくれ!
ほんとに欲しい情報をバンバンくれる。お腹いっぱい。でもどうせすぐお腹すくんだろうな… ゾンビだから… -
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さて、皆さんは都市伝説が好きだろうか。実際にあるかも分からない噂話。「出会ったら怖いよねー」「本当にいたらやだなー」と思いながらも誰かと話したくなる。それが都市伝説である。本作はは都市伝説解体センターという都市伝説の一幕。本編では描かれることのなかったお話。
本作は都市伝説解体センターというゲームを下敷きに展開される小説であるが、原作ファンには堪らない作品である。というのも、ゲーム終盤のネタを知っているからこそ、楽しめる仕様になっているためだ。ゲームの二週目で伏線の箇所を見つけるように、本作一週目で気がつくことができる。なんとも不思議な体験であった。都市伝説解体センターの外伝や続編というように、外部の作品というよりも、ゲームの都市伝説解体センターに含まれる作品に感じた。それだけ原作の空気感の再現がなされた作品であった。 -
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あなたにとって、魔法少女はどのような存在ですか?
憧れの存在、愛でたい推し、くだらない創作物、いかにもオタクが好きそうなど……肯定的な意見も否定的な意見も、ちょっとググれば山ほど出てくるでしょう。それくらい魔法少女は、広く知られているひとつのコンテンツです。
そんな魔法少女と今私たちが暮らす現代が上手く混じり合った作品がこの"わたしが魔法少女になっても"だと思います。
主人公の花咲ゆめりは秀でた才能を持っているわけでもなく、優れた容姿を持っているわけでもなく「魔法少女を愛している」という自覚と自信で自分を奮い立たせながら憧れの業界にしがみつく女性です。
私は普段あまり登場人物に感情移入しながら本を読むタイプではなく、登場人物のバックボーンを踏まえた上で心境を想像し泣いてしまう人間なのですが今回ゆめりちゃんには珍しく感情移入してしまいました。
私も魔法少女が大好きだったし、プリキュアの変身玩具を持っていました。いつから子供向けだと思ってしまうようになったのか思い出せないことに、今更気付いて少しショックを受けるほどに私はゆめりちゃんに惹かれていました。
作中は少量の恋愛要素も含んでいますが、とにかく女の子の好きなものがこれでもかと詰め込まれていて不思議と全ページがキラキラと輝いてみえるくらいです。私の大好きな強く逞しくアイドルとして輝くかのんちゃんも、ミーティアを支えるアイギスも、全員素敵に輝いていました。
今年出会った本の中でトップクラスに入るほど素敵な物語でした!
小さい頃、魔法少女に憧れた自分に会えるようなお話です。 -
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とにかくお腹が空いて横浜に行きたくなった。舞台は谷中だけれども。
装丁につられて読んでみたけど文章からも美味しさが伝わってきた。
過去に囚われてきた千秋は何をやるにも悲観的だったけど、対照的な楽観主義の小虎が救ってくれたね。小虎の作る中華料理が美味しそうなこと…個人的に生煎饅頭がとても食べたくなった。
来店するお客さんとの関わりの話かと予想していたけど、開店前までの家族のことやおじいさんとの思い出、小虎の過去など人物のバックボーンを丁寧に描いていたので今度は開店後の彼らが見たいなと思った。
昔仕事の関係で中国語を学んでいたので時々出てくる言葉の意味が添え文なくわかってちょっと嬉しかった。
山査子飴はよく中国時代劇で登場するかた串のまま食べてみたい。 -
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ネタバレどの話も面白かった。
特に山田ガスマスク主人公の#3はイイ話だった。
「そこがここに繋がって来るんだ~」という良い驚きと、最終的に良い所に着地したなという、ダブルでイイ話だった。
あんまり味合わない読後感だった。
先に出た単行本の短編集といい、山田ガスマスクと谷原きのこは他の面子より使い勝手が良いのかな?
濃いキャラの多いゲームだったから、サブキャラ等他の面子がメインの話も読みたいなぁ。
フラメンコ修行したツアーガイドの話みたいに。
#4で椅子に座った怪異が出て来た時、単純に教授の死体発見したのかと思ったわ。
すぐに電気付けて110番する流れだと思ったけど、そうしてたら色々台無しだったのね。
後冒頭に出て来たカップル、男性がクソだなと思ったから「早くそんな男と別れなよ!」と思って読んでたらその後もっとクソな事が分かった。
別れたかどうかは書かれてなかったけど、これを機に別れてる事を望む。
#5で、ミニサイズと言え夜遅くに牛丼は拙かったかとかあずみちゃん思ってたけど、ミニサイズ二つ食べたからじゃないかな?とか思う。
第三視点だとあの場面どう見えてたのかと想像すると中々ホラーよなぁ。 -
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ネタバレゲーム本編の隙間を縫うような物語ばかりでとてもおもしろかった。
本編では深堀されなかった事がいろいろと言及されていて、ゲームをプレイしていたら尚更楽しめると思うが決定的なネタバレはないので、未プレイでも小説としておもしろいと思う。逆に既プレイだと文章内の含みを余すことなく楽しめるので、ゲームの補完的作品としても素晴らしかった。
#5の「地下4階の地縛霊」がゲーム本編ではなく公式Twitterなどであげられていたキャラクタープロフィールから元ネタを引っ張ってきていてすごく良かった。これが書き下ろしなのかな?
断片集にも山田ガスマスクの話が載っていたが、こちらにもあり、山田ガスマスクの人気度の高さが伺えた。