菰野江名のレビュー一覧

  • つぎはぐ、さんかく

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    07月-10。3.0点。
    20代男女、中学3年生の共同生活。惣菜屋を営む。
    複雑な関係性だが、仲良く暮らす。中学3年生の男の子が進路に関して。。。

    ほのぼの物語。

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    2025年07月28日
  • さいわい住むと人のいう

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    ネタバレ

    二人の姉妹の幸せは、たどり着いたそこにはあったのか、それは想像していたものと同じだったのか。
    それとも日々の生活の思わぬところで、もうすでに手に入れていたのか。
    そしてその事な薄々勘づいていながらも、手に入れた時の景色を見なければ自分に対して収まりがつかなくなっていたのか。
    とても深い内容だと思った

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    2025年06月29日
  • つぎはぐ、さんかく

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    総菜とランチのお店を切り盛りする血の繋がらない三兄弟がお互いを必要としながらも自立もしようと成長する物語。

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    2025年06月13日
  • さいわい住むと人のいう

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    優しさに囚われて、桐子と百合子は幸福だったのか不幸だったのか。
    でも相手を慮ると聞けないのかなあ。
    時系列をずらして話は進みますが、最初から話のスジが見えるのがちょっと残念でした。

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    2025年05月31日
  • さいわい住むと人のいう

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    ネタバレ

    老婆2人が謎の死?!これはミステリー…かと思ったら違った。
    壮大な感動ストーリー…かと思ったら、閉じた円環のなかでこじんまりとまとまる、俗な動機で動いていたり。
    一気読みしたけれど、設定のせいか、その結末も含めて私的にはしんどかった。

    どこかで既視感を覚えると思ったら、恩田さんの「私の家では何も起こらない」だった。

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    2025年05月21日
  • さいわい住むと人のいう

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    聡明で凛とした印象の桐子さん。
    桐子さんの生涯を遡りながら読み進めると、桐子さんにも年齢相応の悩みや弱さを抱えていたことがわかる。桐子さんなりに分からないながらも状況を俯瞰、整理して、目の前のことに真摯に向き合っていた人生の歩みを知ることができる。
    様々な人生経験を経て現在の桐子さんがあるということ、初めから聡明だったわけではないということがわかると、私の悩みもちっぽけに思えるし、ライブイベントに付随した悩みさえも楽しみながら生きていこうかなと思った。
    もう一度ゆっくり読み直したい。

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    2025年05月12日
  • さいわい住むと人のいう

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    さいわい住むと人のいう
    という意味を知らないまま読み終わり、
    レビューを書くまでに時間があいてしまい、
    レビューを書く直前で意味を調べた。

    求めても求めても幸せになれなくて、
    でも幸せになるには頑張るしかなくて、
    求めるしかなくて、
    その矛盾を感じてしまい悲しくなった。

    意味を知ってから読むともっと深みのある読書体験ができたのだと、
    日々のバタバタのせいに内省できていない自分に反省。


    女の人の地位の低さに驚いた。

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    2025年05月10日
  • さいわい住むと人のいう

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    二十年ずつ遡っていく構成が少しずつ二人の人生を紐解いていく感じで良かった。
    百合子さんの作ったいなり寿司すごく美味しそうだったから食べてみたいなぁ。

    二人の人生六十年分書かれてるから最初の方に出てきた千絵の暴力クソ野郎に腹の底からムカムカしていた気持ちが遠い過去のように思える。
    ところで後半にもちらっと千絵っていう進路に悩む女生徒出てくるけど同一人物なんだろうか?
    確定要素ない気がして分からないけど。

    最後まで読んだあとにもう一度始めの章読みたくなるけどこういう時に読みに戻らない性格なんだよな私。
    曖昧なまま記憶の中でだけ答え合わせしたい。

    桐子も百合子もお互いのことや取り巻く周囲のこと

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    2025年04月27日
  • さいわい住むと人のいう

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    ネタバレ

    ある洋館に住む2人の老姉妹と、ある親子の話。
    20年毎の過去の話が別の視点から描かれていく。

    途中、母親の千恵さんが進路で悩んでいた時に背中を押してくれたのが当時教師だった桐子さんだったり、実は繋がっていたことが分かるシーンが出てきたり、読んでいて楽しかった。

    好きでもない、意思疎通が難しいと思われた人と結婚して、望んでいた子供が産めない人生でも、穏やかで幸せな生活だった百合子さんが印象的。

    親戚の家を転々としたり肩身の狭い生活や、漸くのんびり暮らせると思ったら、妹が望まない結婚をさせられてしまうなんてことがあったら、二人で夢見た「自分たちの家」に執着してしまう気持ちも分からなくもない。

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    2025年04月15日
  • つぎはぐ、さんかく

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    お惣菜屋を営む三人兄弟のそれぞれの自立のお話。いつまでも同じでいたくても、時は流れ、状況は変化していく。
    悩みながらも自分の在り方と、家族の形を見つけていく三人を応援したくなる。個人情報ゆるゆるな施設や、あまりにも良い人すぎる優子さんの人物像など違和感のあるところも多々あったが、読後感は良かった。

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    2025年03月07日
  • つぎはぐ、さんかく

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    ネタバレ

    色々訳ありな3人が一緒に暮らしている。
    いつこの生活が崩れてしまうか恐れているかのように暮らしている。
    でも最後にはずっと抱えていたモヤモヤも晴れたし、恐れるような事態にはならないことを知る。
    良かった良かった。
    だけど、最後の最後に転勤して行ってしまった『花井さん』の存在は気になるな。

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    2025年02月07日
  • つぎはぐ、さんかく

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    「さいわい住むと人のいう」がとても良かったのでこちらも読んでみたけど、うーん。
    途中まで背景が全然わかんないし、わかった後もイマイチ乗れない。
    ヒロの蒼に対する執着はどこから来るんだろうと思ったら、なるほどそーゆーことか。
    と、思うんだけどどうにも。
    優子もなんかいい人すぎるし、みんなフワフワしてる気がした中、唯一花井さんだけが外から彼らをみてる人なので地に足がついてる気がした。

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    2025年02月03日
  • つぎはぐ、さんかく

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    途中まで、よく事情が呑み込めなかった。
    が最後はさわやかな気分に。
    「一人で忙しがる」
    のは私も同じだ、と気づいて少し気持ちが楽になった。

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    2024年11月15日
  • つぎはぐ、さんかく

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    血の繋がりが無くても家族に成れるってこと?
    ヒロ、晴太、蒼の3人は全く血の繋がりはないが、3人が肩寄せあって家族を作り上げ暮らしている。
    それぞれが三角形の頂点、一人でも欠けたら三角形が成り立たない、3人が3人とも他の2人を求めて、三角形が壊れないように生きている。
    底に流れているテーマは理解できそうな気がするが、ヒロの設定にどうも違和感があってスッキリ読み進めなかった。
    ハワイが必要だったのだろう、でも晴太との出会いからして唐突。
    優子さんの存在もあまりにもいい人すぎる。
    何か隠された関係があるのかと思ってしまった。
    一番できた人は蒼の父親だったりして。
    お金で解決しようとしてはいるが、ちょ

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    2024年10月12日
  • つぎはぐ、さんかく

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    ネタバレ

    兄の晴太と「△」(さんかく)という小さな飲食店を営むヒロ。晴太とヒロと弟の蒼の3人で暮らしている。晴太の淹れるコーヒーとヒロの作る惣菜に固定客も付き、なんとか店も軌道に乗った。ある日、中学3年生の蒼が家を出て専門学校に進学すると言い出して…。
    晴太と蒼と3人で暮らす生活が崩れることを恐れるヒロ。外に出て世界を広げるべきだと考える蒼。見守る晴太。家族に捨てられて家族になった3人。一緒に居続けるにはどうしたらいいのか。悩む様子が難しい。ドラマのようだ。
    回想されるヒロの学生時代は楽しいものではなかったようだった。吃音などで喋ることが難しかったのかなと思っていたが、読み進めて納得。晴太と蒼もだが、ヒ

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    2024年09月21日
  • つぎはぐ、さんかく

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    設定に少し違和感を感じつつも。
    美味しいお料理が出てくるお話は好き。
    ヒロの、蒼に対する感情が
    自分が子に対する感情と少し似ていて嫌悪感と共にハッとさせられた。

    途中いくつかあった気になる伏線は回収されず、あれれ?と拍子抜けしたけど全体的に3人を応援したくなり後味は悪くない。

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    2024年07月15日
  • つぎはぐ、さんかく

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    これでもかと次々に課題が出てくる。子ども達に受け止めきれるだろうか。目を背けてはいけないことだけど…。

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    2024年07月11日
  • つぎはぐ、さんかく

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    食べ物系の話は、とにかく癒されますね。

    設定としてはなかなかありえない環境なんだけど、それでも3人が信頼しあって、お互いを大切に想う気持ちはとても沁みます。
    そして、3人を見守る大人たちもいいですね。

    謎の小出し加減がうまいなと思いました。

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    2024年06月15日
  • つぎはぐ、さんかく

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    出だしはほのぼのした仲良し家族ものかな、と思ったら、そうではなかった。厳しい出生、生い立ちを超えて、大人になりかけてる三兄弟。寄り添うという以上に、いわば依存しすぎでもある現状からの脱皮、自立というようなものがテーマだと思う。事情はだんだん明らかにされる。読み進めてすぐに、主人公ヒロのグジグジした感じに、正直、イライラした。ハワイで生まれたという言葉の壁もあり、内向するのは仕方ないのはわかってきた。何かと力になってくれる優子さんの存在が、物語の後半になるに従って、大きくなる。血のつながりはなくても、家族と呼べて、支え合って日々を重ねていけるという確かな愛の物語だ。

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    2024年01月31日
  • つぎはぐ、さんかく

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    惣菜と珈琲のお店「△」を営むヒロ、晴太、中学生の蒼の3人兄弟。今の生活が続いてほしいと願うヒロだが、蒼が卒業後に家を出ると言い出しー。
    第11回ポプラ社小説新人賞受賞作。

    冒頭から食べ物の描写がすごく上手で惹きつけられました。
    今の生活が変わることをヒロはひどく恐れていて、3人の背景が徐々に明らかになっていく。
    ほんわかグルメものではなく、事情がありそうな様子。
    どんなに気持ちが強くてもお金がないとどうにもならない悔しさにやきもきするも、真っすぐに育った蒼を見てると2人と暮らしてきたのは間違ってなかったと感じられた。

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    2024年01月04日