菰野江名のレビュー一覧
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ちょっとわかったような、わからないような不思議な読後感。血縁の家族に恵まれなかった3人が強い絆で結ばれ、自分とは何か、家族とは何か、人生とは何かを、もがきながら探し続けているのかなと感じた。なにせ、中学生と二十代半ばの男女三人。直接的な血のつながりはないけれど、兄弟として身を寄せ合って生きてきた。三人の結びつきが強いがゆえに、その平穏な日常がいつ崩れ去ってしまうのかという怯え、緊張感が常に感じられる。家族って、毎日の生活を同じ空間ですごし、同じものを食べ、同じ部屋で眠り、思い出を積み重ねて出来上がってくるものだと思う。家族の愛情、思いやり、感情のぶつかり、いいことも悪いことも積み重ねて作り上げ
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3人で肩を寄せあって生きるきょうだいの葛藤と決断を描いたヒューマンドラマ。全10話。ポプラ社小説新人賞受賞作。
◇
街かどにある小さな惣菜屋。イートインコーナーがありコーヒーも飲めるこのお店を切り盛りするのは、24 歳のヒロという女性だ。コーヒーを点てたりヒロを手伝ったりするのが兄の晴太。2人には蒼という中学3年生の弟がいる。
実は3人には血の繋がりはない。そしてヒロだけ姓が異なる。そんな3人が家族として肩を寄せ合うように暮らしている。それはまるで、別個の端切れをつぎはぎして1枚の布に仕上げたような家族だ。
3人がそうなったのには複雑な理由があるのだが、今のままの -
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帯にはサスペンス感があるあらすじが書かれていますが、そこまで劇的な何かが起こるわけではなく、どちらかといえば表紙のようなほっこり感のある内容でした。
美しい姉妹愛によって得た幸せもあれば、姉妹に縛られて失った幸せもあったり。
個人的には桐子さんには老後の目標(大きな豪邸)よりもその時々での自分の幸せを優先してほしかった。百合子さんは結婚前に覚悟していたよりも穏やかな幸せを見出せていただけに少し切ない。
読みやすくおもしろかったですが、姉妹がいない私には心に刺さるものはあまりなくすぐ忘れてしまいそうな内容です。⭐︎4に近い3です。
百合子さんのいなり寿司、食べてみたい!
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お腹減る小説
食べるものがでてくる話、大好き
そして、それが美味しい食事やお酒、お酒のアテ、お惣菜なんかだったりするとさらに良い
その描写だけでお腹減る
ついでに食べた気にまでなれたらいいんだけど笑
本作、大変だけど楽しいお惣菜屋さん繁盛記かと思いきや、生い立ちやらが複雑で重い話だった
それはそれで読みごたえもあるんだけど、この話に出てくる、繰り返し言葉(調べてみたら、畳語-じょうご-というらしい)や、形容することば(多分、形容動詞?)が、いいなぁって思った
ただなんか、ヒロと晴太の互いの関係性がなんか最後までストンと落ちなかった
わたしがそういう人間だからかもしれない
一方で、ヒロと花 -
Posted by ブクログ
『さんかく』というお惣菜とランチを出す飲食店を営んでいる三兄弟。主に食材の調達とコーヒーを出す兄の『晴太』と調理担当の姉『ヒロ』。年の離れた中学生の弟『蒼』が、進学せず家を出ると言い出し、ヒロは激しく動揺する。
親に捨てられた血のつながらない三人が肩を寄せ合うように家族として暮らしている、閉じた世界。自分の会社の都合で子どもを放ってお金だけ出すような兄弟の父親、ハワイ生まれで日本人との間に子どもをつくり、日本に置き去りにしたヒロの母親。その反動か、家族と呼べる兄弟に執着しているようにみえるヒロ。あまりにも不安定な彼女に初めは戸惑いながら読んでいた。
もがきながらもそれぞれのやり方で、しっかり -
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