菰野江名のレビュー一覧

  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    読んでてボロボロ泣けた。子育て中の身としては、全感情を移入させて読んでしまい、途中読むのが苦しくなる場面もあった。いろんな家庭があり、それぞれいろんな事情や思いがあるんだよね。その中でも子供が犠牲にならないといいな、とシンプルに思った。我が家も日中だけど保育園に通っていて、ママと一緒にいたい。と泣かれることもあり、その度に心が痛んでいたから、余計にこの本を読むと子どもの想いに胸を馳せてギュッとなってしまった。

    0
    2026年10月12日
  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    「悲しみは時間が解決する。けれど、それは忘れていくのと一緒だと。それが悲しくて、申し訳ないのだと。」「だからみんなで覚えていたいと思ったのだ。」

    「人は二度死ぬ。」というどこかで聞いた言葉。実際に命が尽きてしまった時が一度目の死。その人の存在が忘れさられてしまった時が二度目の死。
    二度死なないためにみんなで覚えていたいんだな。死を悼むってこういうことなんだなって思えた。

    みんな小さな子供を抱えて一生懸命生きている。大変なこともたくさんあるけど子供たちはほんときらきらした星の子どもだね。

    0
    2026年10月09日
  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    夜間保育園に内定した保育士が、そこに通う子供と親と関わりながら成長していく話。
    夜間保育園には縁がない状況ではあったが、存在自体は知っていたのでどんな人が使っているのか気になっていた。
    まず思い浮かぶのは夜の接客業だが、それ以外にも深夜遅くまで仕事をしている夫婦やシフト制で働いてる夫婦なども使っているんだなと知った。

    夜間であれ昼間であれ、働く親を支えるという目的は同じであり、保育士の立場からの子供への思いと、親の立場からの子供への思いでそれぞれ見えないことがあることを描いていて、色んな形での愛があるなと感じた。

    親ではなく子供が親を無償で愛す、と最近聞いたが、まさにその通りで、逆に親は愛したいという気持ちと、愛するために超えるハードルやプレッシャー(養っていけるか、体力があるか、)があるなと感じた。子育ては可愛いだけではない。でも親も親なりにベストを探そうと頑張っている。
    そんなことを考えさせられた本だった。

    0
    2026年10月04日
  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    知らない世界だった。
    物語の終盤にかけて目が離せなくて引き込まれた。
    本当の気持ちを伝えるのって難しいし、伝えられた時、分かり合えた時ってすごく尊いですね。

    0
    2026年10月03日
  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    かなりの長編。
    夜間保育園を舞台にした、1冊。
    複雑な家庭環境をもつ子どもと、いろんな感情と向き合いながら奮闘する主人公の関わりを描いたストーリー。
    一辺倒の正しさは必ずしもいつも「正解」ではない。
    そのグレーゾーンを担えるのだろうかと考えさせられた。

    0
    2026年09月28日
  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    大人たちを主体とした文章ではありますが、子どもたちの様子が置いてけぼりになるわけではなく、そうすることで、ちゃんと焦点の定まった作品となっていました。
    その子は何故夜泣きをするのか?先生は何故夜間保育勤務を希望しているのか?その子のお父さんは何故そんなにも頑ななのか?謎解きのような展開もあって、読みながら想像か膨らみ、自分が登場人物の一人になったようでした。

    0
    2026年09月27日
  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子供がいる親である自分にとってはとても響く本でした。
    保育園の先生側からの視点や、それぞれのエピソードの親がどのような気持ちで子どもと向き合っているか、自分も悩むことが多い中で育児で悩んでいるのは自分だけじゃないんだなと思わせられるお話でした。
    成也くんのエピソードでは、お兄ちゃんの事故死やお母さんの言葉に衝撃を受けましたが、辛くて悲しいリアルさを感じました。転職したしがんばってほしい。
    最後は主人公も自分の気持ちに整理がつき、気持ちよく読み終えることができました。

    0
    2026年09月22日
  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    菰野江名さん、3作目。

    今作の舞台は「つづきの保育園」私立の認可保育園です。夜間のお泊り保育もしている24時間体制の所です。

    主人公は、この保育園に勤務する保育士・内海文乃・29歳の女性です。
    彼女が子どもたちと関わり保育をしていくなかで保護者の事情、子供たちの頑張り、保育事情・子育て事情、保育士の頑張り、温かさと様々な事が描かれていました。

    24時間体制で子どもを預かる「つづきの保育園」
    子どものためではなくて保護者のための保育園
    なるほどな〜、そうなんだな〜、と再認識しました。
    保育現場で働いていらっしゃる保育士さん、様々なハプニングもあってご苦労されていると思います。でも、きっと、そんな時でも子どもたちを温かい目でみて、保護者のために頑張っていらっしゃるのだろうと、この作品を読んで知ることが出来ました。

    0
    2026年09月20日
  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夜間でもやっている保育園があることを知らなかった。夜勤の仕事があるってことは、夜に子供を預けなきゃいけない親もいるという当たり前の事に気づけていなかった。

    私も子供を保育園に預けているので、先生目線で、保護者ってこんな感じなんだ〜と思った。

    認可外の保育園は、親にとっては準備するものとかの負担が少ないけど、場所によっては子供にとって良い環境ではなかったりするのか…。そして、保育料が高いのか!とか、考えてみればそうだよなと思うけど、改めてそんな場所があることを考えさせられた。

    「保育園は子どものためではなく、働く親のための施設」みたいなところも、はっとさせられた。

    0
    2026年09月15日
  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    すごく良かった。
    お子さんがいる方に是非読んでもらいたい一冊。
    私は幼稚園に通っていたので、保育園には行ったことがなかったので保育園についてぼんやりとしたイメージしかありませんでした。
    夜間の認可保育園があることは想像もしたことがなかったです。
    連作短編集なのですが、家庭の様子や預けられたお子さんには色々な事情がありとても考えさせられました。途中辛いシーンもありますが本当に読んでよかった。

    0
    2026年09月09日
  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    素晴らしかった
    保育の仕事、夜間に働くということ
    みんなそれぞれの生活があり人生があるんだなと思った

    0
    2026年08月31日
  • まどろみの星たち

    Posted by ブクログ

    都会の保育園・・‥こんなところがあるとは、ドキュメンタリー番組などで
    見ていました。
    共働きだった私の子供たちも、地域の保育園に通いました‥‥

    もうずいぶん前のことになったけれど、子供は親を選べず…子育てはいつも厳しく、
    子供は少なくなる一方です。たまたま私は近くに住んでくれた子供たちのおかげで、孫たちを見ることはできました‥‥が、
    この下の世代たちはどうなる事か…と。

    0
    2026年08月30日
  • さいわい住むと人のいう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幸い住むと人の言う、、読み終わって意味を調べたら、あぁそういう事かと。なんて切ない。
    理想の家を、手にするまでと住んでからのお話。
    戦争孤児じゃなかったら、2人とも違う人生だったんだろうな。。
    2人の若い頃は桐子、百合子目線。
    現代は青葉親子目線で伏線回収されていく。
    何度も読み返したくなるお話でした。
    百合子さんと旦那さんの生活がすごく微笑ましかった。桐子さんには見せづらかったのかもしれないけど。
    おいなりさんが食べたくなりました。

    0
    2026年06月19日
  • つぎはぐ、さんかく

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    子どもたちの心の成長が見えるようで、引き込まれた。
    幸せはきっといろいろなところに落ちてるんだなぁ。

    なんだか元気出てきた

    0
    2026年06月17日
  • さいわい住むと人のいう

    Posted by ブクログ

    ふたりの姉妹が、戦後親戚中をたらい回しにされながら、歯を食いしばって、時にはすれ違い、生きた物語。

    香坂さんの姉妹は大きなお屋敷でふたりで住んでいる。桐子さんと百合子さん。桐子さんが元教師。青葉が香坂家を訪れて二週間後、二人の訃報を聞く。桐子さんは心筋症、百合子さんは脳卒中。

    夫のDVに千絵は五歳の祐太郎を連れて家を出る。電車を降りる時、祐太郎がリュックを忘れた。香坂桐子が駅員と交渉してくれて、駅まで荷物が戻ってくることになった。そして家に来いと言う。明後日は土曜日だから、明日中に市役所に行って、住む場所の相談をしておいでと言われる。

    桐子は社会科の歴史を担当している。祖母が長野に残したボロ屋を、貸別荘にリフォームして不動産投資することにした。百合と夫の洋次は夫の実家からのお手当で暮らしている。

    今年は東京オリンピック。百合子は夫を作業所に送る。桐子と百合子は一歳と三歳で両親を亡くしてから、親戚をたらい回しにされていた。二人は家を持ちたかった。最初は桐子に洋次との縁談を持ちかけられたが、百合子が替わりに受けた。

    0
    2026年06月15日
  • つぎはぐ、さんかく

    Posted by ブクログ

    ヒロはひっこみじあんらしいのだが、客相手にモタモタ声が出せないのとかが、どうにも癇に触ってしまう。それも謎が解けるように最終的には理由がわかる。

    ヒロはデリをやっている。兄の晴太が店員さんで、中学3年の蒼は学校に行く。キッチンさんかく。ヒロはお姉さん、蒼が弟。蒼は修学旅行にも高校にも行かないと言い出す。蒼は寮のある専門学校に行きたいらしい。

    結局、蒼は修学旅行に行った。東京だ。3人は父の送ってくるお金で生活している。小さい時からずっと親はいない。今までに急に父に蒼を連れ去られたことがあった。修学旅行が終わった後、蒼はふらりと出ていき帰ってこなかった。

    蒼はヒロの故郷のハワイに行っていたらしい。ヒロもハワイに行ってみることにした。

    0
    2026年05月20日
  • さいわい住むと人のいう

    Posted by ブクログ

    しあわせかどうかは、本人しかわからない…本人ですらわからないものなのかも…と思いました。戦争孤児のつらさは、想像を絶するものなのだろうと思います。大変な子ども時代を過ごしてきた80代の姉妹の気持ちの複雑さを、よくここまで描き込んでくださったと作者に感謝です。

    0
    2026年05月09日
  • さいわい住むと人のいう

    Posted by ブクログ

    人が何を感じてどれくらい幸せに生きているかは、周りから見えるその人の境遇や環境からは分かり得ない。百合子さんと洋次さんにも心通わせる瞬間があり、桐子さんにも願いを貫く誇らしい矜持があった。
    前の章に戻って「ああ、あの時こうだったんだ」と、それぞれの視点を確かめながらまた読みたくなる。

    0
    2026年05月03日
  • さいわい住むと人のいう

    Posted by ブクログ

    これは2人の夢のお家だったんだ
    ただの豪邸じゃない
    2人の姉妹の時にすれ違いでも心が通じ合っている
    姉妹って素敵だなと感じた

    0
    2026年03月23日
  • つぎはぐ、さんかく

    Posted by ブクログ

    2026の一月ですでにベストバイなのでは!?と思うような作品に出会えました。
    お惣菜屋さんを経営している仲良し3人家族のほんわか人情小説かと思いきや、3人とも意外な人間関係の繋がりで…?謎が気になってミステリーのようにグイグイと読ませてくれる作品でした。
    もちろんミステリーやサスペンスじゃないので人は死にませんし、なによりお惣菜のが美味しそうなのは間違いなし。
    きっとこの作者さんは、食事や、その支度、生活音に愛情持っている方なのかな、と思わせる文章が「読んでいる」のに「耳に心地よい」ように思えて実に素敵でした。次回作も楽しみです。

    0
    2026年02月28日