菰野江名のレビュー一覧

  • さいわい住むと人のいう

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    ネタバレ

    ひっさびさに、表紙とタイトルに惹かれて。
    前情報なんて何も入れずに、作者の菰野さんという方も知らずに読んだ。
    とっても泣いた。
    すごく魅力的なキャラクターばかり。
    少しさみしいけれど、悲しくはない。不思議な話。
    素敵なお話を、ありがとうございました。

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    2026年01月25日
  • さいわい住むと人のいう

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    御殿のような大きな家の庭に立つ二人の女性が、暖かな春の陽射しの中、満開の桜を見上げている。

    これは一瞬で目を奪われた表紙に描かれているイラスト。

    二人の女性は香坂桐子と百合子、高齢の姉妹だ。
    姉の桐子は元教師らしく厳しさがあり、妹の百合子は柔和でお茶目な雰囲気がある。

    この見た目も性格も違う姉妹は、いったいどんな人生を歩んできたのだろう。



    二〇二四年の初夏、二人の姉妹がこの御殿で同時に亡くなる場面から物語は始まり、時を遡って姉妹の過去が描かれていく。
    戦後という時代背景もあり、辛く厳しい人生ではあるけれど、幸せになることを夢見て…

    同じ夢を見ていた桐子と百合子はそれぞれの人生を歩

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    2026年01月11日
  • さいわい住むと人のいう

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    全然存じ上げなかった作家さんでしたが、可愛い表紙に惹かれて♡

    地域福祉課に赴任してきた青年の青葉が この人には会っておくといいと紹介されたのは豪邸に住む、老齢の桐子と百合子姉妹だった。
    来た事なんかないはずなのに なんとなくこの豪邸に懐かしさを覚える青葉。
    そんな出会いの後すぐ、桐子と百合子が2人揃って同じ日に亡くなっているのが見つかった。

    え?ミステリー?と思ったけど、そうではなかった。
    戦争孤児であった2人の人生を20年毎に 遡って紐解いていく物語。
    夢を追いかけて飛び出し、人の幸せのお手伝いばかりして生きてきた姉、決められた道でささやかな幸せを見つけ生きてきた妹。
    淡々と穏やかに

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    2025年10月15日
  • さいわい住むと人のいう

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    戦争孤児で親戚中を転々とし、ひっそりと力を合わせてきた姉妹。
    世話をしてもらった家の障がいのある次男との結婚を促される姉、だがその代わりに妹が結婚することに
    姉は身代わりになった妹とその不幸から逃れる為に教師として自立しお金を貯めて理想の家を建てる事を目標とする。
    可哀想に思っていた妹は実は夫との生活の中で幸せも見出せるようになると、理想の家の為に走り続ける姉と歪みが…
    不遇な子供時代を取り戻す事が目的だった理想の家、と姉妹、その姉妹を取り巻く人々。
    それぞれにみんなが幸せになる事を目指し、思いを寄せて、妹の百合子の作るいなり寿司も良い味が出ていると感じた。
    姉の桐子、妹の百合子、タイプは違う

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    2025年09月25日
  • さいわい住むと人のいう

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    2024年、豪邸に住む老姉妹。2人の死から物語は始まる。そこから20年、更に20年、又20年、と時代は遡り、姉妹の歴史が明かされる。幼い頃の数年の記憶や経験はその後の人生にかなりの影響を与えるんだなぁと、自分自身を振り返っても共感するところが多かった。けど、例え苦しい時代を共に過ごした姉妹であっても、人生はそれぞれ。環境や生き方が異なってしまえば、価値観も変化してくる。それでも姉妹それぞれがお互いを大切に思いながら、自分自身の幸せを模索していく。姉妹がお互いを思う気持ち、姉妹だからこそ言えない言葉、気持ち。姉という責任、妹という役割。あぁ、もどかしい。
    ご縁のあった親子が絡んで、とても興味深く

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    2025年09月15日
  • つぎはぐ、さんかく

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    最近にしては珍しく一気読み。

    おにぎりの話じゃなかった。
    自分を自分として受け入れること。嫌だったことに向き合うのも、それを許すのも義務じゃなくて、自分が感じたままの気持ちを肯定するだけでいい。

    マァずっと優子ちゃんがいい人すぎて。本当に。なんか焦点当たって欲しいというか報われて欲しいというか。

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    2025年03月09日
  • つぎはぐ、さんかく

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    弁当やを営む3人の兄妹が主人公。3人でうまく家庭を回しているが、進路などでぶつかったり。ほのぼのだけど成長もあり、面白かった。

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    2024年02月13日
  • つぎはぐ、さんかく

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    人の優しさが溢れた作品。小さな時からつらい境遇でこうするしかなかった3人が、きちんと悲しさと向き合って自立していく様に胸が熱くなった。

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    2025年12月28日
  • まどろみの星たち

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    いわゆる夜職の女性を描いた作品。
    ソーシャルワーカー (エッセンシャルワーカー)が働く職種は談合を認めるべきだという私の自論はさて置けない問題を第一章から描いてくれている。
    日本で働く外国人。昼夜を問わず女性も働かせることによってしか回らなくなった日本経済の歪さをまざまざと描きだしているように感じた。
    第2章を読み進めている途中だが、ここにも歪な経済優先の資本主義の成れの果てを見せつけられているようでやるせない気持ちにさせるそんな内容です。

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    2026年09月12日
  • まどろみの星たち

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    新宿で泊まりで子供達を預かるつづきの保育園。
    主人公の保育士は昼間に別の保育園で働いていたが、夜うまく眠れなくなり退職し、つづきの保育園に転職する。

    夜間働く保護者達の事情はそれぞれに違うが、変わった人たちではなく、普通に現代社会にいる人達。
    保育士の立場から子供のことを考えると親に要求したいことが出てくる。しかし、園は親の気持ちに静かに寄り添っている。
    保育だけでなく、支援をする上での、限界や正論と支えたい気持ち、その両者で揺れ動く支援者が抱える葛藤が上手く描かれていた。

    でてくる登場人物がみなチャーミングで、圧倒的な現実、子育てをする大変さを風穴を開けてくれる。読めて良かった。

    私も

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    2026年09月09日
  • まどろみの星たち

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    新宿の24時間営業の認可保育園『つづきの保育園』に勤め始めた文乃の視点から描き出される人間模様の物語。

    わたし自身、子供を24時間ではないが保育園に預けて働いた経験がある。「保育園」は親が働いている間、子供を世話してもらえる、『子供のための』施設だと思っていた。
    が、それは偏った見方だった。利用していた側なのに。
    つづきの保育園の園長は言う。「別に子育てしている人みんながみんな、子ども第一の生活をしているわけじゃないと思うよ」「子どもファーストって押し付けられがちだけれど、全然そんな必要ないんだよ。そもそも保育園は、子どもを育てるための場所じゃなくて、大人が働くために利用するところなんだから

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    2026年09月08日
  • まどろみの星たち

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    24時間営業の夜間保育園のお話。
    その存在を初めて知り、読後に調べることで身近にある同様の施設(その多くは無認可)の存在も知った。
    現場の苦労は理解しつつも、「現実にそこまでの行動をとる人がいるか」と少し引っかかる部分もあったが、綺麗事にとどまらず保育士や保護者の人間味が描かれている点には強く共感できた。

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    2026年09月07日
  • まどろみの星たち

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    信頼する司書さんのおすすめ作品でもあり、ブク友さん達の評価も高かったので読んでみました。

    舞台は、認可保育園でありながら夜間保育を行う、東京で数少ない24時間体制の保育園『つづきの保育園』。

    物語は保育士、文乃の視点で描かれていきます。
    文乃は20代後半、未婚で子なしの女性。
    複雑な事情を抱えてる文乃は、昼夜逆転した生活を送ることで体調が安定するので夜間勤務のある保育園で働くことに。

    こちらの園に預ける親の職業は、飲食業界、医療関係者、夜の仕事、シングル、深夜手当で生計を立てる外国人など…さまざまな事情から夜に働かなければならない親たちです。


    れんげ組 クマラ・アヌシュリー

    さざ

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    2026年09月07日
  • まどろみの星たち

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    子を産んで今育ててる、3歳。手のかからない方ではあるが大変。基本ワンオペなので本当に孤独。だからか響くよね、こういう作品。24時間あいてる都内の認可保育園…知らなかったなぁ。すごいなとは思うんだけど、必要としない環境でいる今、きっと私も子供もまだ大丈夫なんだろうなと思ったり

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    2026年09月07日
  • まどろみの星たち

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    現役保育士であり、絶賛母業真っ只中の私からみても、割とよくリアルに沿った内容で、好感がもてた。

    フィクションであるが故に、いたずらにモンスターペアレンツや、保育士の仕事の大変さを過剰にしがちな物語が多いが、必要以上に煽りたてる文章ではないのも心地よかった。

    相反するのはおかしいんだけど、
    母親目線と、保育士目線が違うのは事実。

    保育士は勉強や経験を積んだプロの目で、長い時間子どもを見ているからこそ、ちょっとした変化でも、最近様子がおかしいな、あぁメンタル面の限界が近づいてるな、てわかる。
    もちろんフォローするんだけど、私たちがカバーできるのは保育時間だけであって、母や父の愛情を一番に望ん

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    2026年09月07日
  • まどろみの星たち

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    24時間保育(認可)が舞台、実際の保育園を取材されている内容なので、知らなかった夜間保育の内情がよくわかった。
    親が第一であるべきというような園長の言葉があって、うしろめたさや、申し訳なさが先に出てしまいそうなところを、こうやって許容してくれたらきっと救われることがあるのだろうと思う。
    寝る時はどうしても不安になってしまう子供達が、一生懸命良い子で順応しようとする姿に胸打たれる。

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    2026年09月06日
  • まどろみの星たち

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    深夜営業の認可保育園は全く知らない世界で、その世界で実際にありえそうな人間関係が描かれていて興味深い話だった。
    主人公の行動力は驚きの一言で、このタクシー運転手のような体験をしてみたいなと思ってしまった。

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    2026年09月06日
  • まどろみの星たち

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    夜の保育園なんて身近ではなかったし、全く知らない世界だったので、楽しく読めた。いろんな家庭があって、いろんな親の形があって。子供たちも日々成長していくし、生きていかないといけない。そんな家族を支えてくれる24時間営業の保育園。

    子供達が成長する場所でもあり、保護者がほっと息をつける場所でもある。

    全然保育士でも教育関係の仕事でもないけれど、子供を家に連れ帰って、面倒を見るなんて責任重大すぎてひやひやした.....。

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    2026年08月31日
  • まどろみの星たち

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    深夜のコンビニ勤務の外国人、医療従事者、水商売のシングルマザーなど、さまざまな事情から夜に働かなければならない親たちのために子どもを預かる「夜間保育」を行っている保育園を舞台にした小説。
    自分も幼い2児の父親であり、上の子を保育園に預けているので、自分の育児経験にも照らしながら、いろんな親子の形があるなと思い、面白く読み進めた。「ままならない子どもへの苛立ちと愛が錯綜し、混乱する」など、そうだよなと肯く描写が少なくなかった。また、基本的に登場人物に悪人はおらず、親子、保育士それぞれの思いに温かな気持ちになった。
    そして、お仕事小説として、保育士の日々の仕事を垣間見ることができたとともに、毎日

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    2026年08月30日
  • まどろみの星たち

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    夜に眠れなくなってしまい、休職していた
    保育士の文乃。昼夜逆転した生活リズムで
    あれば眠れるようになり、東京新宿区にある
    24時間お預り可能の認可保育園「つづきの
    保育園」で働くことになる。
    この作品を読んで初めて知ることが多く、
    「夜間保育園」のことを、全く分かって
    いなかったことに気付かされた。

    繁華街などのキッズルームやベビーホテルや
    託児所。料金も高く、決して子どもたちに
    とって、環境がいいとはいえない場所であっても、その場所を利用する人たちがいる。

    " ただ毎日働かなきゃ食べることもできないから
    とにかく子どもをどこかに預けなきゃいけない。
    一度キッズルームやベビーホ

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    2026年08月29日