菰野江名のレビュー一覧

  • まどろみの星たち

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    大人たちを主体とした文章ではありますが、子どもたちの様子が置いてけぼりになるわけではなく、そうすることで、ちゃんと焦点の定まった作品となっていました。
    その子は何故夜泣きをするのか?先生は何故夜間保育勤務を希望しているのか?その子のお父さんは何故そんなにも頑ななのか?謎解きのような展開もあって、読みながら想像か膨らみ、自分が登場人物の一人になったようでした。

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    2026年09月27日
  • まどろみの星たち

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    ネタバレ

    子供がいる親である自分にとってはとても響く本でした。
    保育園の先生側からの視点や、それぞれのエピソードの親がどのような気持ちで子どもと向き合っているか、自分も悩むことが多い中で育児で悩んでいるのは自分だけじゃないんだなと思わせられるお話でした。
    成也くんのエピソードでは、お兄ちゃんの事故死やお母さんの言葉に衝撃を受けましたが、辛くて悲しいリアルさを感じました。転職したしがんばってほしい。
    最後は主人公も自分の気持ちに整理がつき、気持ちよく読み終えることができました。

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    2026年09月22日
  • まどろみの星たち

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    菰野江名さん、3作目。

    今作の舞台は「つづきの保育園」私立の認可保育園です。夜間のお泊り保育もしている24時間体制の所です。

    主人公は、この保育園に勤務する保育士・内海文乃・29歳の女性です。
    彼女が子どもたちと関わり保育をしていくなかで保護者の事情、子供たちの頑張り、保育事情・子育て事情、保育士の頑張り、温かさと様々な事が描かれていました。

    24時間体制で子どもを預かる「つづきの保育園」
    子どものためではなくて保護者のための保育園
    なるほどな〜、そうなんだな〜、と再認識しました。
    保育現場で働いていらっしゃる保育士さん、様々なハプニングもあってご苦労されていると思います。でも、きっと、そんな時でも子どもたちを温かい目でみて、保護者のために頑張っていらっしゃるのだろうと、この作品を読んで知ることが出来ました。

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    2026年09月20日
  • まどろみの星たち

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    ネタバレ

    夜間でもやっている保育園があることを知らなかった。夜勤の仕事があるってことは、夜に子供を預けなきゃいけない親もいるという当たり前の事に気づけていなかった。

    私も子供を保育園に預けているので、先生目線で、保護者ってこんな感じなんだ〜と思った。

    認可外の保育園は、親にとっては準備するものとかの負担が少ないけど、場所によっては子供にとって良い環境ではなかったりするのか…。そして、保育料が高いのか!とか、考えてみればそうだよなと思うけど、改めてそんな場所があることを考えさせられた。

    「保育園は子どものためではなく、働く親のための施設」みたいなところも、はっとさせられた。

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    2026年09月15日
  • まどろみの星たち

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    すごく良かった。
    お子さんがいる方に是非読んでもらいたい一冊。
    私は幼稚園に通っていたので、保育園には行ったことがなかったので保育園についてぼんやりとしたイメージしかありませんでした。
    夜間の認可保育園があることは想像もしたことがなかったです。
    連作短編集なのですが、家庭の様子や預けられたお子さんには色々な事情がありとても考えさせられました。途中辛いシーンもありますが本当に読んでよかった。

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    2026年09月09日
  • まどろみの星たち

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    素晴らしかった
    保育の仕事、夜間に働くということ
    みんなそれぞれの生活があり人生があるんだなと思った

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    2026年08月31日
  • まどろみの星たち

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    都会の保育園・・‥こんなところがあるとは、ドキュメンタリー番組などで
    見ていました。
    共働きだった私の子供たちも、地域の保育園に通いました‥‥

    もうずいぶん前のことになったけれど、子供は親を選べず…子育てはいつも厳しく、
    子供は少なくなる一方です。たまたま私は近くに住んでくれた子供たちのおかげで、孫たちを見ることはできました‥‥が、
    この下の世代たちはどうなる事か…と。

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    2026年08月30日
  • まどろみの星たち

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    保育園に通っていた頃を思い出した。親はどんな気持ちで通わせていたのかを想像して感動した。たまたま題材の街が大学の近くで、情景がありありと浮かび面白かった。杏子さんとの関係の変化も面白かった。

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    2026年08月25日
  • まどろみの星たち

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    子どもたちの成長だけでなく親御さんの向き合い方など様々なことが描かれていた
    自分の両親はどんなふうに育ててくれたのかなと聞きたくなるような作品でした

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    2026年08月22日
  • まどろみの星たち

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    夜間保育園の話だけかと思っていたら
    主人公の文乃の家族やバックグラウンドのはなしも
    とても感動的だった

    私は最後の終わり方がめっちゃ好きでした
    本で泣きそうになったのは久しぶりです

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    2026年08月20日
  • さいわい住むと人のいう

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    ネタバレ

    幸い住むと人の言う、、読み終わって意味を調べたら、あぁそういう事かと。なんて切ない。
    理想の家を、手にするまでと住んでからのお話。
    戦争孤児じゃなかったら、2人とも違う人生だったんだろうな。。
    2人の若い頃は桐子、百合子目線。
    現代は青葉親子目線で伏線回収されていく。
    何度も読み返したくなるお話でした。
    百合子さんと旦那さんの生活がすごく微笑ましかった。桐子さんには見せづらかったのかもしれないけど。
    おいなりさんが食べたくなりました。

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    2026年06月19日
  • つぎはぐ、さんかく

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    面白かった。
    子どもたちの心の成長が見えるようで、引き込まれた。
    幸せはきっといろいろなところに落ちてるんだなぁ。

    なんだか元気出てきた

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    2026年06月17日
  • さいわい住むと人のいう

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    ふたりの姉妹が、戦後親戚中をたらい回しにされながら、歯を食いしばって、時にはすれ違い、生きた物語。

    香坂さんの姉妹は大きなお屋敷でふたりで住んでいる。桐子さんと百合子さん。桐子さんが元教師。青葉が香坂家を訪れて二週間後、二人の訃報を聞く。桐子さんは心筋症、百合子さんは脳卒中。

    夫のDVに千絵は五歳の祐太郎を連れて家を出る。電車を降りる時、祐太郎がリュックを忘れた。香坂桐子が駅員と交渉してくれて、駅まで荷物が戻ってくることになった。そして家に来いと言う。明後日は土曜日だから、明日中に市役所に行って、住む場所の相談をしておいでと言われる。

    桐子は社会科の歴史を担当している。祖母が長野に残したボロ屋を、貸別荘にリフォームして不動産投資することにした。百合と夫の洋次は夫の実家からのお手当で暮らしている。

    今年は東京オリンピック。百合子は夫を作業所に送る。桐子と百合子は一歳と三歳で両親を亡くしてから、親戚をたらい回しにされていた。二人は家を持ちたかった。最初は桐子に洋次との縁談を持ちかけられたが、百合子が替わりに受けた。

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    2026年06月15日
  • つぎはぐ、さんかく

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    ヒロはひっこみじあんらしいのだが、客相手にモタモタ声が出せないのとかが、どうにも癇に触ってしまう。それも謎が解けるように最終的には理由がわかる。

    ヒロはデリをやっている。兄の晴太が店員さんで、中学3年の蒼は学校に行く。キッチンさんかく。ヒロはお姉さん、蒼が弟。蒼は修学旅行にも高校にも行かないと言い出す。蒼は寮のある専門学校に行きたいらしい。

    結局、蒼は修学旅行に行った。東京だ。3人は父の送ってくるお金で生活している。小さい時からずっと親はいない。今までに急に父に蒼を連れ去られたことがあった。修学旅行が終わった後、蒼はふらりと出ていき帰ってこなかった。

    蒼はヒロの故郷のハワイに行っていたらしい。ヒロもハワイに行ってみることにした。

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    2026年05月20日
  • さいわい住むと人のいう

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    しあわせかどうかは、本人しかわからない…本人ですらわからないものなのかも…と思いました。戦争孤児のつらさは、想像を絶するものなのだろうと思います。大変な子ども時代を過ごしてきた80代の姉妹の気持ちの複雑さを、よくここまで描き込んでくださったと作者に感謝です。

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    2026年05月09日
  • さいわい住むと人のいう

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    人が何を感じてどれくらい幸せに生きているかは、周りから見えるその人の境遇や環境からは分かり得ない。百合子さんと洋次さんにも心通わせる瞬間があり、桐子さんにも願いを貫く誇らしい矜持があった。
    前の章に戻って「ああ、あの時こうだったんだ」と、それぞれの視点を確かめながらまた読みたくなる。

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    2026年05月03日
  • さいわい住むと人のいう

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    これは2人の夢のお家だったんだ
    ただの豪邸じゃない
    2人の姉妹の時にすれ違いでも心が通じ合っている
    姉妹って素敵だなと感じた

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    2026年03月23日
  • つぎはぐ、さんかく

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    2026の一月ですでにベストバイなのでは!?と思うような作品に出会えました。
    お惣菜屋さんを経営している仲良し3人家族のほんわか人情小説かと思いきや、3人とも意外な人間関係の繋がりで…?謎が気になってミステリーのようにグイグイと読ませてくれる作品でした。
    もちろんミステリーやサスペンスじゃないので人は死にませんし、なによりお惣菜のが美味しそうなのは間違いなし。
    きっとこの作者さんは、食事や、その支度、生活音に愛情持っている方なのかな、と思わせる文章が「読んでいる」のに「耳に心地よい」ように思えて実に素敵でした。次回作も楽しみです。

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    2026年02月28日
  • さいわい住むと人のいう

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    老齢の姉妹の人生を20年ずつ振り返って進む物語。
    誰だって幸せになっていいはずなのに、どうしてそれを求めるのがこんなに難しいんだと、もどかしく苦しく感じながら読み進めた。
    お互いを思いやりながらも、だんだんとすれ違ってしまう。
    どちらも間違ってないのにどうしてゴールが違ってしまうのか。

    いつの間にか2人の夢は1人の夢になっていた。
    それがどうしようもなく切なかった。
    けど、切ないけれど、悲しいことなのかな?
    月日の流れとともに考え方や矜持、過去の捉え方などは変わるもの。
    その時その時を2人は2人なりに一生懸命生きて、なりたかった自分を手の入れたんだと思う。
    最後の章で笑い合う登場人物たちにそれが込められてると思った。

    どう見えるかはともかく、これが2人の2人なりの人生でどちらもハズレなんかではない。
    自分の努力次第で未来は良くできると、限られた範囲ではあってもその中で自由を楽しみ、今ある幸せを享受する百合子は柔軟で素敵だし、
    理想の幸せを享受するために、完璧な自由と居場所を手に入れるために、日々を闘うように自分らしくまっすぐに生きる桐子は強くかっこよかった。

    幸せは決まった形じゃなくていい。
    ずっと追い求めるものだって、そのかたちを変えていいし、そぐわなくなっても変えたくなければ変えなくたっていい。
    『間違いを許さないのではなく、どうしたら間違いじゃなくなるかを考える』
    懸命に柔軟に自分らしく生きる尊さが詰まった物語だった。

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    2026年02月25日
  • さいわい住むと人のいう

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     強い人ってどんな人だろう。どんな側面でもいい、自分に対して、自由である自分を、見つけたいと思えた作品。

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    2026年02月19日