紺染幸のレビュー一覧
-
無料版購入済み
わかってるじゃないか
春子婆さん、お稲荷様から異世界に飛ばされる。ひとつ仕事すると帰って来れる。その繰り返し。春子婆さん以外は1話毎に違う主人公。オムニバス的な?と思っていると、あ、前に出てきたあの人。話題の女王様。飛ばされるのは同じ異世界の同じ国のよう。
1話の区切りが絶妙。もうちょっと先が読みたいってところで終わる。
あとがき読んで、作者さんのおでん愛に触れる。いいねぇ。 -
ネタバレ 購入済み
一期一会の異世界転移物語
主人公は流行りのラノベなど読んだことがなさそうな高齢女性、屋台のおでん屋を営む春子さん。突然の異世界転移にも動じず、しっかりおでんを商う肝っ玉がエクセレントです。
毎回同じ世界の違う場所に突然現れ、人生に迷ったり行き詰まったりする異世界の人々におでんを振る舞う春子さん。差し出口を挟まず説教するでもなく、客の会話や独り溢す愚痴を聞き、ただ相槌を打つ無愛想な春子さんの屋台は、いかにも居心地が良さそうです。
時に彼女なりのアドバイスをすることもありますが、辛辣ながら押し付けがましくない春子さんの言葉はストンと腑に落ちることばかり。
そして春子さんと出会った人々が、まるでパズルのように組みあって、春子さんの預かり知らぬところで物語を紡いでいきます。
彼等の物語とは関係無しに、春子さんは今日も丁寧におでんを仕込み、お稲荷さんにがんもどきを供えて柏手を打つのでしょう。
さて、次はどんな出会いがあるでしょうか?
一期一会が楽しみな作品です。 -
ネタバレ 購入済み
ポッポケーロさん
おでん屋のお婆さんが狂言回しをしつつ進んでいくオムニバス型大河伝奇SFです。なんだか分からないうちに2巻とも一気に読んでしまいました。最後はおでん鍋の中のように見事な調和が訪れます。ポッポケーロさんの歌、桃太郎さんの節回しで歌うと何故かしっくりとします。気になる方はご一読を。