無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「勝手に目がそっち(オリヴィア)に行ってしまうんだ。なんて摩訶不思議な現象だ」「恋っていうんですよ、それ」呪われた屋敷で過ごす楽しく優しく――少し寂しい愛の物語
父を亡くし破産した大商家の長女であるオリヴィア=アシェルは、残された家族のために命をなげうつ覚悟で娼館の扉を叩こうとしていたところ、身なりのいい紳士に声をかけられた。「どうせならば我が家の主人のために死んでくれませんか」と。先々代オールステット夫人が残した“主人が愛した女は死ぬ”呪い――そんな呪われた屋敷にオリヴィアは身を寄せる。この屋敷の主人クラース=オールステットに愛され、死ぬために。その報酬である金貨100枚を家族に残すために。ところが、オリヴィアの前に現れた主人クラースは……なんか思っていたよりも面白い人だった。オリヴィアはクラースに“愛される”ように、クラースはオリヴィアを”愛さない”ように、二人の愛の駆け引きが始まる。
(C)2023 Sachi Konzome┴(C)2023 DSmile
Posted by ブクログ 2024年04月01日
きれいな文章
正しい文法が、しかし堅くなりすぎずに適切な空白を挟んで非常に読みやすく並べられている。
適材適所
違うものたちによる組み合わせが作り出した美味しい味。
最高の料理人作った最高のおやつの味を、オリヴィアはこれまたぴったり合うお茶の味とともに噛み締めている。
家族のため望まぬ結婚をする
...続きを読む
生きることわ愛すること、といった大きなテーマではありながら、身近であたたかく、優しい物語で、何度も切なく泣きましたが、読みやすく、読後感のよいお話です。おすすめです。ぜひ。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。