偏屈婆さんのおでんが人々の運命を変える!?
変わり種異世界グルメファンタジー!
昔ながらの屋台のおでん屋である春子婆さんは、ひょんなことから異世界へ転移してしまう。
チートな能力が発現するということもない。
異世界でも春子婆さんのすることは変わらず、訪れたお客へおでんを振る舞うことだけである。
おでん屋なのだから。
本作は1話ごとにお客として登場する人物が異なる短編形式で、そんな異世界の住人達が主役となる群像劇。
ぽかぽかおでんで身も心も温まり、ぶっきらぼうな春子婆さんの言葉をきっかけに、ほんの少し背中を押されるお客達。
それぞれの事情を抱え、別々の道を歩む彼ら。しかしやがてそれらは交差し、物語は圧巻の展開に!
くつくつと煮えるおでん。それを春子婆さんがお客へ提供する様子。はじめて口にするおでんに夢中になるお客の様子。
とにもかくにも、こだわりのおでん描写に食欲が刺激されてたまらない!
感情タグBEST3
久しぶりに夢中になる
連作短編のような作品なので、隙間時間に少しずつ読むことも可能です。が、一気に読むことをお勧めします。
物語の中で悩みながら前に進もうとする人々の姿に夢中になって読み進めました。
最後まで読み進めるともう一度最初から読みたくなる、久しぶりにそんな作品に出合いました。
いいです!爽快です
読み終わってからレビュー書こうと思いつつ読み進めてましたが、我慢できません。読んでる途中ですが書きます・・・いいです!爽快です! 人物像も、ストーリー展開も、時折込められる人生訓も! おでんのような深味があります!