蛙坂須美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・結構昔に実話怪談にハマっていた時期があって、今はちょっと冷めているのだけれど(今の盛り上がりを観ると感慨深い)、こういう面白そうな本があるとつい手に取ってしまう。
・ので、怖楽しいのと同時に懐かしい感じがしてしまった。
・今の主流の怪談系がどんな感じかは分からないのだけど、何となくこういう感じではないのではないか、という気がした。
・自分が懐かしく楽しく感じた、って事は今の時流とは違う結構オールドスクールなタイプの本なのでは、って。
・それだけ実話怪談の中でも多様性が出てきた、って事なのかな。(よく考えたらこの文章、ほぼ憶測でしか書いていない) -
Posted by ブクログ
実話系怪談本は数が多く、私も待ち時間などの細切れ時間によく読むジャンルだが、久々に「これは面白い」と感じた一冊だった。
最近の怪談本は、特定の職業の心霊体験や、山・海といったテーマ別にまとめられたものが多い。本書のキーワードは、はっきりと「こどもの頃」にある。
子供の頃に体験した
「アレは一体なんだったんだろう?」
という、正体の分からない不思議な記憶。
大人になった今でも説明がつかず、モヤモヤしたまま残っている感覚が、本書では丁寧に拾い上げられていて、そこがとても共感できるし、同時にゾワゾワさせられる。
例えば、
怪異を体験した後に急に友達が転校してしまった。
その後、あのお爺さんを見ることはなかった。
――えっ、それで終わり?と思ってしまうような話も多い。
しかし、子供の頃は理解力や行動範囲に限界があり、大人の事情で何かが隠されていた可能性もある。そう考えると、妙に納得してしまうのだ。
内容自体は、大人が体験する実話怪談と大きく変わらない。
ただそれが、「幼い頃の記憶」として語られることで、説明不能な余白が生まれ、怖さの質が変わってくる。
中でも
「猿なし猿まわし」
「わすれないでください」
「おばけの世界」
の三話は特に印象に残った。
どれも、子供だからこそ見えてしまったもの、理解できなかったことが後になってじわじわ効いてくる話で、本書の魅力がよく表れていると思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレハーニーヌは怖かった。今もどこかで気を抜かれている人たちがいるのかと思うと、そして、抜かれた人たちのその後はどうなってしまうのかと考えると、その大元となっているのはなんなのか、もっと規模が大きくなったらどうなってしまうのか、うすら寒くなってくる。
呑気な私は、そんな力が存在するならみんなが幸せになる方に使えば良いのにと考えてしまうのだが、根本的にプラスの力ではないものを使おうという人たちがそんなこと思うわけないかと、しょんぼりしてしまう…。
自ら身を滅ぼすように、ハーニーヌの話をした情報提供者も、この先どんなことが待ち受けているのかと思うと暗澹とした気持ちになる。
破滅の道と分かりながら進んでしまったのは、それもハーニーヌの力なのだろうか。 -
Posted by ブクログ
神様に関わる怪談は、それ相応の罰的な展開になるのがやっぱり怖い。
神様に頼るときや何かいけないことをするときは、それ相応の覚悟を持って。
死ぬ気で向き合えること以外は、安易に関わってはいけない。それは、良くも悪くも。
そう思わされた。神社散歩とか、本当にいいのか?とか、薄っすら思った。
もっと下調べしてから色んなところに行くべきだと思った。
あとは神様や近しい存在に対して失礼な態度を取る奴が、人間には良いことをしているなんてあり得ないので。
宗教観とかそういう観点ではなくても、その人たちが心から大切にしているものを粗末に扱うようなことは、何だろうとダメってことで。
私も気をつけます。