藤原徹司(テッポー・デジャイン。)のレビュー一覧
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1 日百円で何でもお預かりします。 盲目の青年が営むあずかりやさん。何だか昭和の佇まいを感じる。
物や猫視点の語り口で語りは柔らかだけどシビアな背景もあり。
シリーズ制覇したい作品。
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あずかりやさんシリーズ第5弾。今までで一番好きです。今作もあずかりやさんの穏やかな佇まい、優しさにホッと癒されました。続編出てほしいな〜。読後「あずかりやさんに預けてみようキャンペーン」を知り、自分だったら何を預けよう…?と楽しく妄想中〜Posted by ブクログ
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伏線が素晴らしい。あの場面とあの場面が繋がると、なるほど、っと感心してしまう。
最初の話にあるけど小学生の女の子が、後に成長して大人になって再び訪れて預けたものが分かるだなんて凄すぎます。おあずかりやさんの店主凄すぎます。
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色んな感情が湧いて来るけど、結局爽やかな余韻に浸ってしまう本。静かだが感心を引き寄せる文章で一気読みしてしまった。冷静で誠実な主人公が魅力的。Posted by ブクログ
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やはり読むと心が洗われます。
以前出てきた人物と繋がる話もあって、より気持ちが温かくなりました。
砕けた話し方をする店主が出てくるのも良いですね。Posted by ブクログ -
カバーの上にカバー あるかしら文庫のカバー
「少しずつ読めて そのつど前向きになれる。そんな本、あるかしら?」
まさにそんな本だった。そして心が穏やかにやさしくなれる。
電車に乗ってる時に読んでたら、背筋伸ばして行儀良くしてる自分がいた。、
最初は誰が話してるの?と思いながら読み進めていたら、だ...続きを読むPosted by ブクログ -
文章もお話の構成も本当にやさしくて、前作同様あっという間に読んじゃいました。
悲しい伏線回収も切ないエピソードもあるのに、あの時のあれはこうだったのかと少しずつ美しいパズルのピースを拾ってはめていくような感覚。
穏やかに緩やかに流れていく時間や人との関わりの優しさにじっくり浸れる世界観、大好きです...続きを読むPosted by ブクログ -
視力にハンディキャップを持つ主人公。
主人公は、どんな物でも1日100円で預かるという
「あずかりやさん」を営む。
そのあずかりやさんに物を預けにくるお客さんとの
やり取りを紡いだ心温まるストーリー。
あずかりやさんの黒電話が一人称で描かれている
点が秀逸です。Posted by ブクログ -
「一日百円で、どんなものでも預かります」
東京の下町にあるあずかりやさんの店主は視覚障害者の青年桐島透くん。毎日規則正しい生活の中で、ひたすら訪れるお客を待ち、丁寧に真心を込めて預かり物を受け入れる。時にはお客のその物にまつわるお話に静かに耳を傾けることも。
とても静かで、しみじみとして、暖かさが心...続きを読むPosted by ブクログ -
いつも何かしら、物や動物の視点で描かれていて、この話は誰視点の話かな?と謎解きのような気持ちで読む。
シリーズ3作目、巻を追うごとにどんどんこのシリーズが好きになっていく。
今作は特に、「命」に関わる作品が多く、切なくなった。特にノミと鳥。
ラブレターを預けた少女は半年後に受け取りに来るのだろ...続きを読むPosted by ブクログ -
醜さ、切なさ、悲しさがたくさん書いてるのに、どれもこれも根本と表現がとにかく優しくて
1話読み終わるごとにふわふわとあったかい気持ちになる本でした。
すごく好きな文章と表現の感じ、ずっとずっと読んでいられるような触れ合っていたいやさしい文章。
人間側の気持ちだけじゃなくてものの感情、人間以外の感情が...続きを読むPosted by ブクログ -
1話目2話目を読んで普通にいい話だなと思った程度だったが、3話目のトロイメライを読んで、あれ?すごくいい本やん?と思い、4話目を読んで登場人物全てが1、2話とリンクしているのに気付く。
この人たちどんな人だったっけ?と、4話目を途中で置いて最初から再読。すると1、2話目も輝きだした。
読めば読む...続きを読むPosted by ブクログ -
続編が出るたびに購入する大ファンです!
机やのれん、黒電話など様々な"モノ"たちの独り言にそってお話が進んでいき、みんな店主が大好き。
店主の静かな優しさに読者も惚れます!絶対。Posted by ブクログ -
あずかりやさんシリーズ第4弾。やっぱり好き。
店主さん、目が見えなくてもすごいいい人っていうのが伝わってくる。第5弾も文庫化しないかな~Posted by ブクログ -
あずかりやさんシリーズ好き。
次の章は誰目線かな?!ってワクワクする。
あずかりやさんに預けられた物それぞれの物語がすごくいい!!
次の第4弾読むと、あのときラブレターを預けた女の子がどうなったかもわかるよ。Posted by ブクログ -
目の見えない店主が営むあずかりやさん。
何かに悩んだり行き詰まってる人が預けものをし、ちょっとだけ心の重荷も下ろして行く。
登場人物がゆるくリレーしていて、なぜか心を持つモノたちが進行役となり物語が進む。
連作のようなので、続きも楽しみ!Posted by ブクログ -
あずかりやさんの続編。あずかりやさんに置かれている文机やオルゴールなどそれぞれにも物語があった。店主がどんな学生だったも、うかがいしれて親近感が持てた。心暖まること、驚かされること、いろんな思いを感じることができる素敵な本だった。Posted by ブクログ
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泣けた…
1巻の方が読みやすかったけど、やっぱりこれもおもしろかった。あずかりやさんの成り立ちがわかって良かったPosted by ブクログ -
1話目の語り手にはちょっとびっくりw
まさかの、だわ。その視点を思いつくってすごい。
スーパーボールは、話がどんどん転がって、思いがけない、でもとても温かい展開だった。よかったね。
青い鳥は、とても美しい。
この話が後につながるのもなんだか嬉しい。
時計修理の名人が出てきたのも温かい。ああいう職人さ...続きを読むPosted by ブクログ