藤原徹司(テッポー・デジャイン。)のレビュー一覧
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色々な人生模様
色々な人達の色々な人生模様。切なくなったり、じ〜んとしたり。透さんは、どんな手紙を貰ったの?花さんって、プロローグの花さん?プロローグが、その手紙なの?ふふふ
私が、あずかりやさんに、預けたい物?う〜ん、無いなぁ〜 -
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う〜ん
蚤だったり、鳥(ルリビタキ)だったり、売れない?作家の原稿だったり、古い柱時計だったりもするけれど、あずかりやさんを利用する、様々な人達をも通して、語られる話も、面白い。里田ぬるまの話が、その話が、彼の書いた原稿に寄って語られるのが、特に面白かった。
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う〜ん
面白かったでも無い、感動したというのも違う。読後の感想を聞かれると難しい。小さな町の片隅の、預かりやさんという変わったお店の、盲目の店主と、お客さんや、関わる人達の話を、のれんや、ガラスケースや、猫の視点で、語られていて、重く、暗い話の方が多い。けれど、続きが読みたい。変な感じ。
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Posted by ブクログ
目が見えない店主が営む「あずかりやさん」にいるのれんやガラスケース、猫など様々な物?生き物?たちが語る形で進んでいく物語。
人にはそれぞれ事情があって、名前も知らない店主に一日百円で大切なものを預けていく。
期日までにとりにくるのも自由、そのまま置いていってしまうのも自由。店主はただ預かり物を大切に預かり、依頼主を待つ。そんな受動的な関係のはずなのに、それぞれの物語が発展していくのが面白い。
何も事情を知らない第三者にただ預けるだけなのに、店主の不思議な力なのか必然か、それぞれにとって最善の形へ動いていく。洗練されていてどこか幼さを持つ店主の独特な雰囲気が読み取れる本。 -
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Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
今回はあずかりやさんを始める前や後の短編集になっている。
1作目でも出てきたオルゴールが辿ってきた長い歴史を描いた「夢見心地」と、店主桐島の盲学校での様子を描いた「海を見に行く」が特にドラマティックで良かった。1作目では描かれていなかった、桐島が目が見えなくなった経緯も書かれている。
桐島が一般受験で東大を受けようとしていたほど秀才だったとは。でも「あくりゅうのブン」では17歳であずかりやを始めたことになっているけど…?と不思議に思っていたらそういうことだったとは。なんだかもったいないなぁ、せめて高校卒業まで待ったらいいのに、と思ってしまった。
柳原先生が事故で亡くならなけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公は面白味のない人間。淡々と仕事をこなしているだけ。店ならではのトラブルが、物語を面白くしていると思う。「本を点字に訳す」という発想には目新しいものを感じた。
主人公の相棒ポジの猫、(社長ことポーチドエッグ)を助けて事故にあった石鹸さん。身分を偽り、オルゴールを預けて亡くなった社長。母から唯一譲り受けた鍋を置いて施設に入ったおばちゃん。
全体的にハッピーエンドとは言えない気がする。なるようになってる感じ。主人公は目が見えず、両親とも疎遠になっている30代独身男性。客観的に見たら「同情すべき人間」なんだろうけど、彼は毎日真っ当に生きている。「幸せの形って人それぞれ違うよね」と訴えかけてく -
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