逢縁奇演のレビュー一覧
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ネタバレ正直つなぎ回かつ三大学園と恋兎先輩掘り下げ回って感じで、1巻ほどの完成度は無かったのに面白くてスルスル読めてしまった。 主人公は恋兎先輩かなーこれは、心葉に関しては魔王やエリフ会長との関係性や痛々しい銃痕の能力開示で伏線ばら撒かれてる感じ、楽しそうにワイワイしてるの見ると良かったねぇってなる。 最初から最後まで恋兎先輩づくしの回、普通の女子でありたい最強って在り方が残酷なバトル系世界観だと本当に異質で凄く良い。ラストの銃痕の能力開示シーンのケイトリンとのやり取りが本当に噛み合ってないし、噛み合ってないことが分かってて悲しそうなの凄く良い。 ラストの女たらし心葉のシーン好き。
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Posted by ブクログ
前巻にて史上空前規模の大決戦をやってこちらのメンタルをこれでもかと揺さぶってきたのだから、それを上回るのはそう易々とは出来ないだろうと思っていたのだけど、成し遂げてきたよこの作品…。本当に恐ろしい作品だよ……
能力を失い、それでも大切な人の名前を思い出す為に行動を始めた心葉が訪れたのはカウス・インスティトゥートへの短期留学ですか
臓物マンション事件の際に連携したシーンが有ったとは言え、全く別の学園へ移っての行動というのは世界観が広がるようで良いね。また、その流れで新たな土地やそこに住まう人々の特性まで描かれているとワクワク感も増してくる
…まあ、その初っ端に登場したダナエが濃いし印象も悪い -
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Posted by ブクログ
世のファンタジー作品には世界を滅ぼす大敵が登場するなんて珍しい展開ではないけれど、今作で登場した『星のくじら』ほどヤバい奴はあまりお目に掛かれないかも…。光速の1298乗の速度で次元を破壊する終末とか何……
基本設定として本作は緩やかに滅びへと向かっているのだけど、この巻で登場した終末は明確すぎる程の滅びだね。そもそも、『星のくじら』の存在を知らせてきた少女からして、地獄を呼び込む終末を持っていた。自分により悲劇が巻き起こり殺されると判っていたのに知らせに来たわけだし
緩やかな滅びやいずれ来る滅亡を少しでも遅らせる事を目的に終末停滞委員会は活動している。そう考えると、『星のくじら』という絶 -
ネタバレ 購入済み
今巻も描かれるべき事項を削ぎ落としつつ、主要登場人物の関係性やら終末との向き合い方やら色々と詰め込まれていて、レビューを書こうにも言葉が溢れてしまって綴りきれない…。
エリフ生徒会長と寺で一緒だったみっちょんが同一人物で、それが故に言万心葉の銃痕は消滅し、エリフの存在も消滅したかと思いきや、ラファエル・ガルシアの下に記憶を失い現れるとは…。
途中まで綺麗に完結かと想い読み進めたが、髑髏の仮面の男と合わせて続編があるのだろうか…?
それにしても、ヴィジュアルの判らないキャラが多過ぎで…、、、 -
ネタバレ 購入済み
宇宙空間の創世や終焉を科学的に論じようとすると、何だか胡散臭い宗教観が混じってしまうような気もするが、安定し物理法則が成り立っている世界が崩れる時と言うのは得てしてそんなものかも知れない…。
今回最後の敵となった前世界の守護者は、ビッグバン以前から継いできた者たちなのか?
終末を制さないと世界が終わる。
その為には終末も利用しなければ手に負えない。
そんな世界でも青春したい、ラノベの主人公のような…って、
一言では表せませんが次巻も期待です。 -
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購入済み
何度も意味不明に感じそうになるけど、ギリギリ着いていけるのは文章構成力の力なのか?
その上で、疾走感も桁違いだけど、続刊があるとして果して付いていけるのか… -
Posted by ブクログ
ネタバレキャラクターがとても良いうえに、作中の終末の設定が魅力的。世界観全体も幾らでも広げられる便利な世界観で、一巻分の満足感と今後への期待を一緒に詰め込める優れたハッピーセットでした。 まずは主人公、基本主人公が好きになれないと読む気が起きづらい質なのですが、言万心葉くんはキャラ性と過去的に純粋に頑張れと応援できるタイプなうえに、作中でもド有能なので読みやすい良い主人公でした。 心を読む異能を使ってレーダー役をするのは自分でも思いつきますが、終末の精神を読めるのがあそこまで意味を持つのは予想外だった。 そして、女キャラが全員かわいい。基本的にメフリーザさんが心の声やキャラデザも相まって滅茶苦茶可愛か
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Posted by ブクログ
ネタバレ光速の1298乗の速度で宇宙を回遊しながら破壊する、最強最悪の「終末」が刻一刻と迫ってくる。終末停滞委員会は仇敵である黒の魔王と手を組み、東京防衛の総力戦に挑む。生徒会長エリフと行動することになった心葉は奇しくも故郷である日本へ。そして幼馴染の記憶。そこで別次元からの猛攻を食い止める。今回も内容盛り盛りで楽しかった!特に百鬼夜行は胸熱で、私にグサグサ刺さりまくりでしたw。今までSFにはあまり触れてこなかったから想像が及ばない場面も多々あったけど、キャラが活き活きとして面白かった。このシリーズ、会話のカッコ内で「くす。」って笑うのがちょっと違和感がある。
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ネタバレ 購入済み
う~ん、面白いんだけど、ヴィジュアルの判らないキャラがかなり多いからなのか、設定は裏で細かくあるんだろうけど理解が小難しいからなのか、なかなか読書速度を上げられない作品でした。
アニメ化されたらきっと観る事になるのだろうが…。
第3巻が既に刊行されているので、取敢えずそこまでは読んでみようかと考えてますが、果して感想がどう変わるのか…。
本作の主人公、言万心葉だった筈ですが、恋兎ひかりの圧倒感にそれ以前の内容を塗りつぶされてしまったような…、結末を知り全てのキャラのヴィジュアルが判明した上で改めて読んでみたいが -
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第1巻でメインヒロインと結ばれ、これ以上無いヒロインが出来上がってしまうとその後の物語で主人公が他の女の子とお近付きになる展開は微妙に難しかったりするのだけど、Lunaは心葉の唯一無二だし結構重いタイプでありながらこの巻ではあまり出しゃばっていないね
というより、彼女は心葉が学園生活を心の底から楽しみたいと願っていると知っているから、自分の存在によって彼の学園ライフが崩れる事を望んでいないというか
そもそも、1巻が終末に近づく世界と心葉が向き合い、掛け替えのない相棒と出会うまでの物語だとすれば、続く2巻は学校生活に彼が馴染む物語だったと言えるのかな
だからか心葉はクラスに配されてすぐに友人が -
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Posted by ブクログ
『普通』に憧れる主人公タイプというものがライトノベルには多数存在するけど、それは自分が普通から外れているつもりとか平穏を望んでいるとかそういう理由によるものが多数。だけど本作の主人公はそれらとは一線を画するタイプだね
人の死に大小様々な程度に関わった自覚がある。両親の愛を受けて育てなかった。人とは異なる異能を持つ。身体には目を背けたくなる傷が刻まれている。
何処をどう取っても普通ではない。だから彼は普通を目指すのだろうね、普通の青春を
また、本作の世界もとんでもなく普通ではないね
終末により世界は滅びへ向かっている。通常の作品ならば敵等と戦う事により世界救済を目的としたっておかしくないだろう