東風孝広のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『神崎は返済額をかせぐために、金子の幼なじみ・本間の依頼をうけることになった。』
今回は金子が幼なじみの本間のために人脱ぐという意外にもカッコイイ役になっている。
取引先の計画倒産でひどい目にあいそうになってる本間を救うが、さらに実態は銀行の横暴で融資手形乱発状態の倒産寸前。それなら倒産させて夜逃げを目論むが、人のいい本間は自殺する。奥さんはその保険金で会社再建を願うが、銀行はそれでも借金のほうが多いと聞き入れない。それで専務の不正融資を暴きなんとかさせる。
『俺たちの存在は表の社会から無視されて成り立っているんだ。いわば銀行や新聞社にとっと俺たちはオフィシャルには存在しない-俺たちに脅される -
Posted by ブクログ
最初動物火葬詐欺の話から入る。今トラブルの元になってるのだろう。
それから市営住宅でのペット問題。禁止されているが黙認されてるとこもあって、もし禁止を厳格に運用されたらどうなるか。これまで黙認していたものを急に禁止と言われても対応に困る。説明会を開催させたり、議員を使ったり、裁判にすると言われたり、新聞沙汰になったりタイヘンだ。3ヶ月の猶予が6ヶ月の猶予で決着する。妥当なところだろう。
そしてペットの交通事故。ペットは物扱いなので物損になる。拾ってきたネコなら物の価値は0円である。なるほどね。最近は損害賠償も認められるそうだ。
ネコの絵がひどくうまい。飼ってるのだろうか。ネコを事故で失うがも -
Posted by ブクログ
やはりこのコンビのマンガは面白い。引きこまれます。
カバチと違ってこちらは裏稼業でえげつなさもパワーアップしている。
会社の乗っ取り、戸籍の売買(結婚して名前を替え、借金してまた名前を戻す。借金した人物は消える)、家の競売妨害(家に入り込み賃借権を主張する。法律的には無効だが、銀行などが入ってきたら家に落書きなどして転売できないようにする。)、交通事故(事故車の外車を安く買い、事故を意図的に起こして弁償させる)、選挙違反(買収も個人演説会のトイレにお金を置いといて誰がだしたがわからないようにする。おにぎりにコインを入れる。スパイを送り込む。不振な荷物を刑事が見張ってるとこで入れる)
どれも感 -
Posted by ブクログ
ネタバレテーマは児童虐待。子どもに暴力を振るう、食べさせないネグレクト。今回も栄田さんが大活躍。こちらのほうが主人公の風格が出てきた。
児童相談所に連絡して、児童相談所は手ぬるいという話になりがちなジャンルだけど、ここでは、子どもは虐待されていても母親の愛情を必要としているので法律で引き離せばいいという問題ではないという、法律の限界の話になる。そのあたりテーマもきちんとしている。
近所の人のちょっとした手助けがいるのではないかという提起で終わる。少し甘いけどしっかりした内容だった。
東風さんの可哀相な子どもの書き方がうまい。お母さんを待つために玄関に布団を敷いて寝てる子どもなんてうまいですね。 -
Posted by ブクログ
テーマはネットオークション詐欺。最初から悪意はなくとも急にクビになったりしてやむをえず詐欺行為に走るということもありうるわけだ。
詐欺にのめりこんでいく、もしくは追い込まれていく経緯がリアルに読めて面白い。
加害者の名前が特定できない(兄弟のしたこととウソをつかれて)、民事か刑事が微妙、調査するのに現地に行くのにタイヘンなど立件がむつかしいこともよくわかった。普通の行政書士がそうしたとこまでしないことから、主人公が被害者に恋をしてるので過剰追求をするという話にしている。それで公示送達という手法を紹介している。被害者に恋でもしないとなかなかここまでいけないというあたりも勉強になるところ。
し