東風孝広のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
毎回、色々な職業での商売や金の扱いの厳しさをテーマにしたものが多いけれども、今回の話しは主人公の職業である司法書士という仕事そのものの厳しさが中心になっていた。
最後は、感動するけれども、単なるハッピーエンドではない。そのリアリティが、このマンガの好きなところだ。
あの人が会社に勤めとった時は月末に給料が入ってきたのに、お店を始めたら月末は支払いばっかじゃ・・。(p.69)
「ワシかて好きで食中毒になんかなったんじゃないんじゃけん・・」
「そんなもん、あんたのワキが甘いだけじゃないか。ワシら自営業者ちゅんは身体だけが資本なんで!食中毒なんかを出す店に行ったアンタがマヌケなんじゃ。」(p.21 -
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感想 がんぼナニワ悪道編(1)
欲とプライドに凝り固まった人間の暴力性を描いた作品だと思います。
事件屋、暴力団、役人のそれぞれの欲とプライドが描かれている。
当然、綺麗な話ではありません。
無骨な画風も雰囲気にぴったりで、迫力があります。