野村高文のレビュー一覧
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ネタバレ① 世界には「絶対」はなく、すべては相対的(=空)
ものごとには固定された本質や絶対的な意味は存在しない
すべては変化し続け、一瞬たりとも同じ状態にとどまらない(諸行無常)
この「絶対性のなさ」を仏教では「空」と呼ぶ
何かを「こうあるべき」「これは不幸だ」と固定的に捉え、執着すると、
それ自体が苦しみの原因になる。
② 苦しみは「出来事」ではなく「認識」から生まれる
同じ出来事でも、それをどう認識するかで苦にも幸福にもなる
「得られなかったこと」も、「別の何かを得ている」と捉え直せる
すべては唯心論的──世界の意味は自分の心のあり方で決まる
苦しみは外から与えられるものではなく、
自分の -
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Unlimitedで利用。各分野の専門家との対談集。
仏教と脳科学の分野が良かった。何よりもその専門家を知れたことが良かった。
ということでここからは余談。不確実な時代だからこそ、メタ認知やリベラルアーツが注目されることは非常に良いと思う。私もそこに共感はしていたし、多角的に常に考えようとしているものの、本当にメタ認知なんて必要なのか?というメタ的な視点も生まれている。
色んな視点から物事を見ることは確かに視野が広がって楽しいし、好奇心を満たせる。ただし、際限のない好奇心や情報は、意思決定を鈍らせるし、知識を得るとともに、どのように取捨選択していくか?という話も必要なんだろうなと。取捨選択 -
Posted by ブクログ
著者の経営中毒や東京ビジネスハブなどのポッドキャストを聞いており、制作のノウハウを知りたくて手を取った。
昨今、動画やテキストSNSで意味無く感情を焚き付けるコンテンツが多く、ポッドキャストはアンチテーゼとして最も期待している媒体である。
筆者はMCとしての立位置が絶妙で、雰囲気作りやメインパーソナリティの話の引き出しが上手である。
ダブルMCのようなポッドキャストもあり、それも面白いが、一歩俯瞰で見ながら、メインパーソナリティの良いところを上手に引き出す域になるまではかなりの精進が必要だろう。
パーソナリティの脱線ですがと言って始まる話はすべらない話である事が多い。授業を受けている時の雑談話 -
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歴史や絵画の勉強はもちろん舞台観劇や映画鑑賞も宗教についての知見があればもっと楽しめるのに、という場面が沢山ありつつこれまで全く触れずに生きてきたが、最近色んなきっかけがあって勉強したくなり、友人が紹介してくれていた本書を手に取った。
仏教初心者なので全てが新しかったけれど、唯心論、因縁生起、一切皆苦、三慧、「今を生きよ」の意味、などを知ることができたのが特によかった。仏教が合理的で科学的な哲学であるというのも意外だった。
後半の西洋哲学との比較の部分はもう一回読んでちゃんと理解したい。
とても分かりやすかったので本著の元になるラジオも聴きたいし、松波さんと野村さんがタッグを組むきっかけに -
Posted by ブクログ
ネタバレ【考え方の視点が詰まった本】
いろんな分野の学者さんとのトーク。ポッドキャストで数年前に聴いていたのだけれど、あらためて本で読んでも興味深かったです。
各回、
リベラルアーツ、教養がより広く学ばれることの重要性。
それは、今日、「誰もが世界に対して好奇心をもって生きていい」時代となっていること。
一方で、「個人が生き方を主体的に選ばなければならない」、つまり「自分と社会の関係性」が個々人に問われている時代であること。
たくさんの選択肢を前に、何をしたらいいか、なぜそうするのか、そんな問いを考え続けるための複眼的な視点を持つことが、豊かに生きることにつながる、というモチベ -
Posted by ブクログ
ネタバレ元はpodcastの番組で、書籍化したのがこちらの本とのこと。
リベラルアーツとは何か、なぜ今の時代に必要かを説くところから始まり、
新たな視点や思考法を手に入れるため、物理学から始まり、宗教などあまり馴染みのない学問も含め、様々な学問での考え方を専門家との対談の中で紹介していく形式になっている。
どの学問もわかりやすく語られていて面白かったが、個人的には特に文化親類学と教育学の章が興味深かった。
この本だけで教養が身につくわけではないが、こういう考え方、捉え方もあるのだと、視野を広げるきっかけになると思う。読み物として面白かった。