野村高文のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
リベラルアーツがなぜ大事か?昔と今の社会の違い、要は社会がそれを要請しているから。
自分と社会の関係性がどうあるべきか?という根本的な問い。物事をどこから見るか?がリベラルアーツだという主張。リベラルアーツは何か?なぜ必要か?を考え抜いた末のシンプルな主張に感動する。
教養とは、スキル知識だけのことでなく、立ち位置な視点、思考法のこと。歴史的にみると?人類学的にみると?科学的にみると?いろんな視点がある?
歴史上、思考OSの転換は度々あった、今はその転換サイクルが異常なほど早い。
役立てるために学ぼうとすると、リベラルアーツから外れてしまう。こういう視点もあるんだ、という観点で学ぶ姿勢 -
Posted by ブクログ
VUCAの時代やSNSの承認欲求といった現代社会の事象を仏教の視点で読み解いた後、「諸行無常」、「一切皆苦」、「縁起」、「空」といった仏教の核となる概念についてわかりやすい説明がなされている。
最終パートの、他の宗教と比較しての仏教や、哲学思想としての仏教の位置づけ、日本における仏教の解説は非常に鋭い考察で勉強になった。
仏教は神を中心とするいわゆるわかりやすい宗教ではなく、個人が自立して自分の人生をより生きやすく、より善く生きるための指針となるものだと感じた。
私自身、年を取るにつれて物質的なものや世俗的なものに価値を見出すことに疑問を感じることが多くなった。
限られた人生を想うと、仏教 -
Posted by ブクログ
歴史マニアにして、歴史を楽しく学ぶ coten radio のパーソナリティーである深井さんと野村さんが進める対談集。物理学、宗教、教育学など、さまざまな分野のエキスパートと語り合うもの。さまざまな分野の学問や知識を駆使し、新たな価値に気付いたり、創造したりするための手段として、「視点」というスキルは最大限活用したいもの。例えば、「理解する」ということは物理学では予測できたら、数学では分類できたら、工学では実装できたら「理解した」という。一方、経済や宗教や教育ではどうなの、など考えると楽しい。右目と左目の両方で見ることで奥行きというボーナスを得ることができる」。視点って、面白い。これを磨くには
-
Posted by ブクログ
音声コンテンツがそもそも自分自身や自分の生活スタイルに合っていると感じていた。
著者の制作番組(News Connect)をここ半年間ほど定期的に聴いていて、ポッドキャストというものや著者自身に興味を感じて読んでみた。
特に、制作をしたいという希望はないので、実際の制作のハウツーの部分は、実際に作りたいと思ている人には役に立つと思うが私自身は「へぇそうなんだ」という感じではあるが、普段聴いているコンテンツがこういう意図のもと組み立てられ制作されているのかと思うと興味深かった。
基本は、ポッドキャスト制作のハウツーではあるのだが、色々の仕事の局面で参考になる考え方やり方などが汲み取れて、単なるハ -
Posted by ブクログ
きっかけ
仏教の学習を定期的に長く続けたいなと思って読んだ本
内容
現代と仏教思想の繋がり、仏教用語の解説、仏教の産まれから日本に伝播されるまでの説明がまとまっている本
感想
ラジオも聞きたかったけど普段使わないサブスクだったので諦めた。これきっかけで他にもそこそこ仏教についてやっているラジオ、ポッドキャストがあるんだなと気づけた。今はサタデーナイト仏教で手一杯だけども。
大阿闍梨の人だ!と思ってたら別の人だった。松波龍源(著者)さんと藤浪源信(大阿闍梨)さんでなみだけ合ってたから勘違いしていた。なんか宗派も違ったような?だけどこれだけ武術やってたから千日回峰もできたのかな?とこじつけていた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレメモ。
ものごとに絶対性はなく、相対性で成り立っている。この絶対性のなさが「空」。
人生が1回限りなのか無限繰り返しゲームなのかはわからない。そうであれば一人勝ちではなく、自己犠牲の精神でもなく、自分と他者の利益を等しく考えて協力し、妥協点を見つけたほうが、戦略としては有利なわけです。
幸せになる可能性と苦しみに帰結する可能性を、両方きちんと認識したうえで自分の望む方向に自身を向けないと、悪い結果(苦しみ)を生んでしまいかねない。
もし世界が「諸行無常ではない」としたらあらゆる苦しみは絶対性を持つことになる。「苦」が発生すると同時に固定されてしまう。「そうではないよ」と説くのが諸行無常