石ノ森章太郎のレビュー一覧
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「仮面ライダークウガ」の小説版。アレだけ綺麗に終わった作品なのに後日談とあって、どのように進行するのかとまったく想像できない思いだった。不安なほどだ。しかしふたを開けてみれば想像を超えてしっかりクウガであり、さすがは荒川さん自身が手掛けただけのことはあった。
五代雄介という人物を最終回の展開、本編のキャラクター性を殺さないどころかむしろこの小説でさらに深めるレベルで扱い切れていること。本編登場人物を出来る限り登場、あるいは言及させながらその後をしっかり描いていること。そして何より、新たに登場するグロンギの納得のいく理由づけと、「後日談」として2000年の公開当時ではなく、刊行した現在の「現代 -
購入済み
人は皆仮面の下に本当の顔を隠して生きている・・・そのテーマを最後まで貫いた事が非常に好感の持てる作品。物語の本筋に絡んでくる話もそうでない短編も読んでいて楽しかったです。
酔いどれを装っている時と本性である敏腕刑事としての顔を現した時のギャップが面白い主人公の元、一見かっこいいライバルキャラに見えて心の奥底では主人公同様寂しさを胸に秘め人間らしい一面を持つポルターガイスト。この二人以外のキャラクター達も魅力的です。
叶うことは無いだろうけれども続編があったら是非とも読んでみたい・・・そう思わせてくれる程の良作でした。
もっと知名度が上がってくれればあるいは・・・ -
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ホント、今更、後悔しても遅いのだけど、やっぱり、(5)と一緒に読むべきだったぜ
今後、また、二巻連続発刊される機会があるなら、この失敗を活かそう
(5)→(6)のコンボは決められなかったにしろ、十分に面白かった
見所は、何と言っても、仮面ライダーアギトの参戦だろう。今ちょうど、CSの東映チャンネルで、『仮面ライダーアギト』の放送が開始したので感慨深い
不安は全く感じていなかったが、横島先生、私の期待以上に、仮面ライダーアギトをカッコよく描いてくれた
いきなり、共闘って、都合のいい展開にならないトコが、また、井上先生らしい
このアギトの力が、姉の雪菜から弟の翔一へ、どのような形で受け継がれるのか -
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軽く、いや、結構、後悔している
もちろん、つまらなかったからじゃない。他の漫画読み、感想書きの方なら同意してくれるだろうが、漫画の感想を書くってのは相応のカロリーと気力を消費する。面白い作品なら惜しくもないが、つまらない漫画の感想で体力は持って行かれたくないのだ
私が、この『仮面ライダークウガ』(5)を読んで覚えた後悔、それは「何故、(6)を待てなかったのか」だ。この(5)は(6)と一緒に読むべき内容だった。読んでしまってから言っても仕方のない話なのは重々承知してるが、言いたいのだ
この(5)では、物語がまたしても、一つの大きな山場を迎えかけている。改めて、テレビシリーズとは違うのだ、と感じる -
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書店で、この『仮面ライダークウガ』(4)が並んでいるのを見た刹那、ギョッとしちゃいましたね、正直。自分じゃ判らなかったかも知れませんが、もしかしたら、喉から変な音も出ていた可能性がある
けど、他のファンの皆さんなら、私の焦りを察してくれるだろう、今巻の表紙を飾っていたのが、「緑」のクウガ、つまり、ペガサスフォームだったのだから。ファンであるにも関わらず、ドラゴンフォームが登場する巻を飛ばしてしまったのか、と嫌な汗が滲み出る音すら、耳の奥で聞こえたほどだ
ハラハラしながら読みはじめ、巻を跳ばしてない、と判った時はホッとした
改めて、テレビ版とは展開が異なるのだな、そう、納得した。まぁ、アギトが誕 -
購入済み
ファンなら必見
ヒーローショーなどの細かいネタまで拾っており、「よくやってくれた!」と言いたくなる一作です。
書いてる人がニトロプラスの光側代表格のような人なので(鬱展開などねえ!的な意味で)ご安心してお読みください -
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大人になってからこんなに仮面ライダーが好きになってしまうとは・・・思いませんでした^^!
翔太郎、フィリップ、照井竜、所長・・・。それぞれがキャラクタリスティックに振る舞い、ストーリーが進んでいくのですが、そのキャラに隠した本当の弱さが見え隠れして、それが彼らの魅力をグッと増しているのです。
そんな、彼らの活躍がテレビシリーズを手掛けた三条陸さんによってノベライズ化されるというのなら、読まないわけにはいかないですよ。
あるとき、探偵・左翔太郎はとんでもなく風邪をこじらせてしまう。
そして、ひょんなことからフィリップが左翔太郎を名乗り、依頼を受けることに。
ガイアメモリの組織からの刺客、依 -
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好きだからこそ、あえてハッキリ言おう
面白すぎるのも考えもんだなぁ
先巻より質が落ちたって意味じゃない。逆だ、井上先生のストーリーの良さを横島先生の画が引き出し、横島先生の地力が井上先生のセリフ回しで底上げされており、1、2巻よりもクウガファンを満足させてくれるだろう、この3巻は
しかし、そこが問題なのだ。この3巻は2か月連続発売で、2巻を買ってから、すぐに手に入った。書店で買った瞬間は胸が弾んでいた。読んでいる最中は、この作品への愛が高まった。しっかし、読み終わった瞬間、満腹感と一緒に、「あぁ、今度は半年くらい待たなきゃいかんのか」、そんな絶望が・・・・・・きっと、これは私だけじゃないだろう -
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待望の二巻。これが書店に並ぶのを、どれだけ待ち焦がれたか
ついに、五代雄介、マイティフォーム、つまりは赤へ変身を果たすッッッ
変身できるようになるまでは五話、本来の姿に変われるまで八話かかったか・・・井上先生、焦らし上手でいらっしゃる
マイティフォームへの初変身時、五代の戦いに対する意識の成長に伴う色の変化が分かりやすいように、カラーページを使ってくれているのは一ファンとしては実に嬉しい
クウガにしろ、グロンギ怪人にしろ、そのデザイン、要所要所のパーツが、テレビ版より、異形って感じ、おどろおどろしさが濃く滲み出ていて、井上先生のハードボイルドな作風に合ってるな、と感じた
この漫画版の『仮面ライ -
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今更ながら私の中では空前の「W」ブームだ。
実ははじめ、緑と紫の半分?しかも体が縦に分かれてキック?そりゃねーよ!!!とか思ったそのままの認識で来てしまったのだ。
ところがどっこい!!見れば見るほどオリジナルの石ノ森ライダーへのリスペクトに溢れてることが見えてきた。食わず嫌いする理由はもう、どこにもない。
そんなわけで最近立て続けにTVシリーズや映画のDVDを見て、心はすっかり風都市民。勢いに任せて小説版まで買ってしまいましたよ。メインライターの三条さんがお書きになってたのもポイント高かった。
んで、肝心のストーリーといえば…申し分なく面白い。本編のエピソードでいうとちょうどエクストリー -
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これは、久しぶりに本気で嬉しい。どれくらいか、と言うと、藤田和日郎先生の最新作、『ゴーストアンドレディ』が、モーニングで始まった時と同じくらい
私は平成版の仮面ライダーが好きだ。クウガもアギトも龍騎もファイズもブレイドも響鬼もカブトも電王もキバもディケイドもダブルもオーズもフォーゼもウィザードも鎧武もドライブも全員、好きだし、各々に他にはない魅力が容姿、性格、必殺技、ストーリーにある、と思っている
だからこそ、ヒーロー史に革命を起こした、クウガは私の中で別格だ
ノベライズもかなり興奮したが、コミカライズはもっと強く、改めて、自分が漫画読みである事を自覚したw
オリジナル(でいいのかな)とも、デ -
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仮面ライダーフォーゼのTV版の後日談。
卒業を間近に控えて未だに進路が決まらなく悩んでいる仮面ライダーフォーゼこと如月弦太朗。
同じ大学に進むはずだったのに、こっそりアメリカの大学を受験してそっちに進む道を選んだユウキ。
自分に一言も相談をせず進路を変えたユウキにショックを受け拗ねてしまう賢吾。
始まりは普通の高校3年生の青春小説ようだが、
そこは仮面ライダー。 そんなすんなり卒業させてはくれません。
倒したはずのゾディアーツの影が・・・
物語のあちこちに、先生方や元ゾディアーツ達が登場したり、TVや劇場版のエピソードが上手く絡めてあるので、
フォーゼが好きだった人なら思わずニンマ -
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本作の時系列は本編31、32話「風が呼ぶB」と33、34話「Yの悲劇」の間に起こった出来事を描いたものです。
ストーリーは風邪をこじらせた翔太郎の代わりに、ある一族をめぐる難事件に挑むことになったフィリップの視点で進行します。ファングジョーカーに変身して、アクセルとともに活躍をするフィリップですが、敵との戦いは激しさを増し、たった一人で仮面ライダーサイクロンに変身することとなります。ロストドライバーやガイアプログレッサー等、劇場版や本編の最終章につながる単語も出てくるので、読んでいて「なるほど」と感心させられる箇所もありました。
作者は本編のメインライター・三条陸氏なので、本編と寸分違わない登