小川彌生のレビュー一覧
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さすが小川彌生先生。全て取材されているのだろうか、一つ一つの裏付けに真実味があり、推理小説のように話が展開していく。緑色の車とはなんだろう。明らかにみちるは車に乗車させられた雰囲気がある。その直前と後のみちるの変貌ぶりに幼馴染の礼音は一時、彼女と離れたことを後悔する。そして数年後、東京で出会う彼ら。...続きを読む
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ずっと年下でペットという感覚だったモモを一人の男性として意識するまで、ここまでいろいろありましたね。モモは支えてくれているみんなに感謝ができるような男性に成長し、ふさふさの髪を切りました。もうペットのモモはいなくなりました。
一方、蓮實ですがファンの皆様には申し訳ありませんが、私はどうもダメだ。フ...続きを読む -
どうしても好きになれない福島さん(しおりちゃんとは呼びたくない)。だって海外に赴任した独身男性は女性を拒めないですよ、寂しいのだから。蓮實はなんとか頑張って阻止していたけれど結局、、。でも彼女、約束とはいえ最後まで蓮實にモモというペットの存在をぶちまけなかったですね。良い人なのかもしれません。それに...続きを読む
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過去から赤い糸で繋がっていたかのような不思議な感覚。夢で見たウェディングドレスのスミレちゃんが眠っていた。モモの思いに泣けて泣けて。(余談ですが芸術家は霊的な感覚があるようです。)
実は私も留学やら仕事やらで長年欧州に滞在したことがあり、この作品を通していろんな出来事を思い出しました。記者や芸術家...続きを読む -
「きみはペット」が面白かったのでこちらも購入で一気に読みました。面白かったです。
アイスダンスがテーマだけど、内容が児童ポルノとか性犯罪やDVと、ちょっと重いです。でも直接的な描写は無いし、ちゃんと周囲に助けてくれる人達がいて、被害者にどう接するべきなのかとか考えさせられます。
時々読むのも辛く...続きを読む -
全巻、一気に読めてしまった。
ストーリーは面白いし、ギャグは笑えるし、途中はハラハラでした。
モモとくつっいて欲しいと思うのに、先輩が他の女に取られるのもなんかムカついて、不思議な気持ちで読んでました。
モモとすみれちゃん2人の幸せストーリーをもっと読みたかったです。
でもよくよく考えたら、...続きを読む -
年齢によるギャップは互いの恋愛観に違いをもたらすものではありますが、その違いが絶妙にあわさって上手くいく、という筋の話が盛りだくさんに収録されたのが、この作品です。ちなみに私のおすすめは、美村先生の『伝説の少女』です。
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恋愛モノって、最終的に一緒になる人と付き合ったら終わりってのが多いけど、これはその先を見せてくれたのが嬉しかった〜
あの紫織はきらいだったけど…
全体的にとっても好きなお話でした