佐藤眞一のレビュー一覧

  • 認知症 「不可解な行動」には理由がある

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    ケアとコントロール
    介護という行為そのものに内包されざるを得ないような「コントロール」→拘束・虐待へと

    介護される側は、介護者への返報(ケアの気持ちに対するお礼)ができない状況が続くと、ケアを受けることに心理的な負担が生じる(お礼もできない…という精神的な「借り」)。この負担感が苦痛に、そして自分に対する支配に(介護者にコントロールされている)と感じてしまうようになる。認知症の本人が自分の認識では、自分には非がない(その記憶がない)のに、責められる、という感情的支配に屈する、介護者に服従せざるを得ない

    一方介護者は、相手からの返報が期待できないことから「報われない」行為と感じ、愛情や思いや

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    2025年11月19日
  • マンガ 認知症

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    読みやすく面白い。
    介護者は認知症の方が考えていることが分からないのと同様に、認知症の方も介護者の考えが理解できない。この溝を埋めるための歩み寄りが必要。
    介護の経験は無いが、その時の拠り所にしたい。

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    2024年12月06日
  • マンガ認知症【施設介護編】

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    ■認知症の周辺症状(BPSD)
    ・中核症状
     (以下の認知機能の障害)
     学習と記憶、言語、知覚・運動、複雑性注意、遂行(実行)機能、社会的認知
    ・行動症状
     多動・徘徊、暴言・暴力、無為・無反応、不潔行為、異食、性的逸脱、介護拒否
    ・心理症状
     抑うつ症状、自発性の低下、不安・焦燥、幻覚、妄想
    ■物盗られ妄想の心理的な原因は、「自己防衛」。
    ■記憶
     ├長期記憶┬非陳述記憶┬プライミング記憶
     │    │     └手続的記憶
     ├短期記憶┴陳述記憶─┬意味記憶
     │          └エピソード記憶
     └感覚記憶
      その他─展望記憶、自伝的記憶
    ・陳述記憶とは体験したことを言葉に表せ

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    2024年12月01日
  • マンガ 認知症

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    来年から高齢者施設で働くので、認知症について知ろうと思い、本屋で偶然見つけたこの本を読みました。
    漫画と解説が交互に書かれる形式で、私たちと同じように、認知症の方が起こす行動には理由があるということが分かりました。
    認知症の方でも、そうでない方でも、利用者の方関わるときには、本人を否定せず笑顔で接するということを覚えておきたいと思いました。

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    2024年10月29日
  • マンガ 認知症

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    最近出た「施設介護編」がよかったので、本書をもう一度読み返した。
    マーカーでいっぱい線を入れていたけど、つけ加える所も多かった。認知症を理解しようと何冊か読んできたが
    この2冊をくり返して読むことが大事だと思える。

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    2024年10月06日
  • マンガ認知症【施設介護編】

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    施設介護編。妻がグループホームにお世話になっており
    2日に一回の面会を続けている。職員さんともよく話すし、同じユニットの入居者さんたちとも言葉を交わす。ホームの運営推進会議にも参加させてもらっている。
    一年を越えてそんな暮らしをしているといろいろなことが見えてきて、考えたことをホーム長さんとLINEで交わすことも多い。
    本書はピタッと来る。介護という大変な仕事を続けている人たちを大きく頼りながら、施設の改善や認知症への理解を少しずつでも共有することの重要性がわかる。
    作者の小島さんが国のやり方に吠える(笑)のは痛快だし同感だ。自分も同行する。

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    2024年09月29日
  • マンガ認知症【施設介護編】

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    4年前に読んだ「マンガ認知症」(ニコ・ニコルソン/佐藤眞一)の続きとして出された「マンガ認知症【施設介護編】」が発売されたので、読んでみました。

    前作と同様に、ニコさんのおばあさま(愛称:婆ル)の介護を題材に、ニコさんのわかりやすい漫画と、専門家による丁寧な情報を、ぎゅっとまとめた読みやすい本でした。漫画だけじゃない、専門家の話だけじゃない。その両方があることが重要!(ほんとにわかりやすい)。

    前作では、認知症になった婆ルを在宅で介護し、最終的には、「そろそろ介護施設を選択肢に入れてみましょう」というところで終わっていたんですが、今作では、その「介護施設」について詳しく書かれていました。

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    2024年09月25日
  • マンガ 認知症

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    寿命が伸びて認知症になる事はもはや普通の事。でも、認知症の人にどんな事が起きていて、対応はどういう風にしたらいいのか、わからない事だらけで、読後、もっと早く知っていたらなぁと感じた人は多いのではないか。
    記憶障害の起こる仕組みがわかれば、なぜこのような行動をするのかがわかり、怒らずに対処できるはず。本当に出来るのかはわからないけど。知らないより知っていた方が、絶対いい。
    老いる覚悟をしても認知症の覚悟はできないかなぁ。最後の参考図書一覧、全ては読めないかもだけど、読みたいな。


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    2024年05月04日
  • マンガ 認知症

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    マンガ、とあるが、マンガと佐藤先生の解説がちょうどいい割合で分かりやすい。
    今後に備えたい。

    豊橋の豊川堂本店で購入

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    2024年03月26日
  • マンガ 認知症

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    マンガで表されて、さらに文章で解説という構成なので、2度同じことを違うふうに読むので、とても記憶に残りやすい構成。しかも、エピソードがまずあって、そこから広げていくから、とても読みやすいし、納得感が高くて、いい内容だと思いました。

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    2023年03月06日
  • マンガ 認知症

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    新書なのにマンガ!?
    そしてたった2年で13刷!!?
    さらに認知症というテーマに惹かれて手に取った。
    結論。一家に一冊、絶対あるべき…!!!

    本書は認知症について、認知症の人はなんでこんなことをするの?それに対して周りはどう対処すればいいの?…などといった疑問や認知症のメカニズムについて分かりやすくまとめられた一冊。

    しかもマンガを担当しているニコ・ニコルソンさん(通称ニコルさん)と認知症研究者であり本書の解説パートを執筆されている佐藤先生は2人とも認知症の方の介護経験者。
    マンガパートでは、ニコルさん・主な介護者である母ルさん、介護される側で認知症の婆ルさんの日常生活に佐藤先生が訪問して

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    2022年12月20日
  • あなたのまわりの「高齢さん」の本 高齢者の心理がわかる112のキーワード

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    高齢者の心理に関わるキーワードをイラスト付きで分かりやすく紹介する本。ポップな表紙ですが中身はけっこうしっかりしています。「高齢さん」を学ぶためにまずこの本を読んでキーワード検索する、という流れが良さそうです。学びが多い本でした。

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    2022年12月04日
  • マンガ 認知症

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    認知症とは脳の萎縮による脳の機能障害、脳の損傷なのだ、ということが最初に提示される。脳はその部位によってそれぞれ司っている役割が異なり、認知症も委縮が始まる部位によってその症状が異なってくる。こういう初歩的なことを知っているだけでも認知症になってしまった人に対する心構えに余裕がもてる。ひと昔まえに認知症が痴呆症と呼ばれたこともあり、つい先日まで、あるいはついさっきまでふつうの言動や行動をしていた人が異常な振る舞いをすることで、正直われわれは怖いのだったが、こうして冷静に脳の機能の一部が壊れているだけと知ることで、認知症の人もその一部を除けばいままでと変わらないその人自身なのだと思うことができる

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    2022年07月01日
  • 認知症の人の心の中はどうなっているのか?

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    ネタバレ

    久しぶりに実用書として手元に置いておきたい本に出合えました。
    ここまで深く認知症の人のことを考えたことはなかったので、頭をガーンと殴られたような感覚でした。

    認知症にも種類があり、また、同じ種類であっても人によって出現の仕方、行動パターンも違い、10人いたら10通りの認知症があるとは知っていましたが、当人たちの孤独、不安がとても伝わってくるようでした。

    私たちは、一般的に、認知症の症状を目にしても「困った行動だ」「何度も言ってるのに」という自分目線で見てしまいがちになりますが、反対に当人にとっては、どのような状況に置かれてそのような行動をとっているのか、ということが例を挙げながら詳しく解説

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    2022年05月29日
  • マンガ 認知症

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    科学的、かつとてもわかりやすかった。
    祖父に軽度認知症が疑われるため、入門の気持ちで読んだが、何度も読み直して頭に叩き入れたい一冊。

    認知症の人の周辺行動に関して、どの部分が問題なのかしっかり書かれておりわかりやすい。

    この本は、事象と原因を理解するに留まるため、本の末尾にあるリストから、認知行動療法の本を一冊購入したいと思う。

    あと、レスパイトケアの点。

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    2021年11月23日
  • マンガ 認知症

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    U-NEXT

    満腹になる機関が衰えるため、異食なモノでも食べてしまう。
    対策→他のものを食べるのを勧める。または弄便や異食がでできたら施設での介護を勧めてもよい。身内に支援してもらうのはプライドが許せない人もいるからだ。

    ⚪︎認知症の人の行動でも何かしらの意味や目的があって行動を行う、違う視点での見方が大事。

    ⚪︎認知症ではない人は大雑把に言うと現在、未来を生きている、一方認知症の人は、過去を生きているから、夫の所に帰らなくちゃと思う。今の家は知らないから。

    ⚪︎見当識障害や記憶障害で時間や場所も家族の顔もわからなくなっていく。

    ⚪︎考えていることがわからない
    →心の理念が壊れる。思

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    2021年10月31日
  • マンガ 認知症

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    認知症のことが丁寧に説明されているが、ちょっと冷静に考えてみれば認知症患者の認識はわかりそうなものだ。想像力が欠如してきているのではないか。

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    2021年06月11日
  • マンガ 認知症

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    認知症ケア専門士、介護福祉士持っている。8割は知ってる、知ってるって内容だった。終盤がすごく考えさせられました。ケアするがコントロールするに変わっていないか?セクハラは構って欲しいだけ。

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    2021年06月05日
  • マンガ 認知症

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    認知症についてのわかりやすい解説書。認知症の人の行動の理由を考えるヒントがあって参考になる。身近に認知症になった人がいたのでもっと早く読めば良かった。参考文献も充実して親切。

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    2021年05月15日
  • 認知症の人の心の中はどうなっているのか?

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    認知症の人の心の中を説明してくれていて、大変参考になった。わたし的には今まで読んだ認知症関係の本の中でベスト。

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    2020年10月10日