牧髙光里のレビュー一覧

  • TSMC 世界を動かすヒミツ

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    今、最もホットな半導体業界で圧倒的な成功を収めている会社の勝因研究である。30年間この業界とこの会社を見てきた台湾の著名ジャーナリスト林宏文が満を持して書き上げたTSMC分析の傑作だ。
    アメリカと中国のデカップリング、’22 米CHIPS法施行、コロナによるサプライチェーンの綻びなど地政学的要因で、台湾のTSMCは半導体の受託製造工場をアメリカや日・欧に分散することを始めた。米アリゾナ州、日本の熊本、シンガポールやヨーロッパなどへ莫大な補助金付きの本格的な工場進出である。
    かつて日本の半導体産業は世界を席巻しアメリカとの貿易摩擦で衰退したが、日本は大企業の一部門として設計・製造・製品と垂直展開

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    2024年07月19日
  • TSMC 世界を動かすヒミツ

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    台湾の半導体産業躍進の秘密を明らかにして、
    今、台湾-日本-韓国-米国の「世界戦略モデル」が一新される

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    2024年06月11日
  • 天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード

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    天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード
    著:オードリー・タン
    著:黄亜琪
    訳:牧髙光里
    紙版

    良かった
    文中に引用がありましたが、これは現代の墨子かもしれません。
    兼愛 ⇒ 一人も見殺しにしない
    すべての人の側に立って対話するという姿勢、考え方がいいと思いました

    気になったのは、以下です。

    ■問題と向き合う

    ・対話とエンパシーがなければ、共感は起きないし、共通認識やシェアも生まれない
    ・向き合い、受け入れ、対処して、手放す
    ・思考を発展させるときには、できるだけ自己矛盾が起きないように心がける

    ・各当事者の側に立って、たくさんの当事者からひた

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    2024年03月08日
  • 鳥類学が教えてくれる「鳥」の秘密事典

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    元々動物行動学は好きでそれ関係の本はよく読んでいたけど、鳥類は特に興味があった訳ではないので、鳥類本を読むのは初めて。
    変わった版型とユーモラスで可愛いイラストに惹かれて読んでみました。

    動物学者さんや鳥類研究者さんの共著で、鳥類の生態がユーモラスなイラストと共に書かれていて、とても読みやすいです。

    おぉ!とびっくりした生態は

    ☆ワタリアホウドリは20キロ以上離れたところにいる獲物のにおいを嗅ぎ取ることができる

    ☆極寒の南極に住む皇帝ペンギンのヒナは数百羽が円陣を組んで体を温め合うが、その中心温度は37.5℃にもなる

    ☆ユーラシアカササギは鏡の中の自分を自分と認識できる。

    一番、印

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    2023年09月20日
  • 鳥類学が教えてくれる「鳥」の秘密事典

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    良著。イラストはマツダユカさんとか一日一種さん味のある系統で個人的に好き。絵が多く、ほぼ絵本だが、鳥類学の基本的な必要知識をうまく抜粋してあるので、先々かなりシリアスに鳥したい人や年少者の入門書に良いと思う。鳥類学のテキストでノックアウトくらった人にも、リベンジにええかと思います(笑)。

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    2023年03月12日
  • 天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード

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    天才オードリー・タンの価値観や物の見方、発想力や問題解決能力の高め方について学べる本。

    非常に読みやすく、わかりやすい。

    注釈内容を深堀すれば、より深く内省を整えることができるであろう。

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    2022年04月26日
  • 天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード

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    2022年の仕事の目標として、この本にあることを据えることにした。チームで働き、社内外とのつながりの多い仕事において、取り入れるべきことがたくさんある。

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    2022年02月12日
  • TSMC 世界を動かすヒミツ

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    TSMC設立からの歴史やUMCとの関係など知らないことも多く、最近の状況も整理されていて、良い読書になった

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    2025年01月05日
  • TSMC 世界を動かすヒミツ

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    TSMCの研究開発部門が3交替性で対応する夜鷹部隊、日本の半導体関連の助成金より多い研究開発費など、他社の追随を許さない理由がわかった。
    日本には割と好意的な記載が多いが、ラピダスの行く末に疑念を呈しているのは、TSMCがIBMの技術協力ではなく、自社開発を選択してブレークスルーした事も関係あるのかな。

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    2024年11月17日
  • 天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード

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    天才IT大臣オードリー・タンは解決策を独占しない。問題解決を共有し説明責任を果たし多くの人々を巻き込む。情報は誰でものものとし未来の世代へもつながる設計を重視する。技術を小手先の力とせず社会全体の視点から考える。その透明性と包括性がデジタルの時代に新たな可能性を開く。孤高ではなく共創を選ぶその姿勢に人々の信頼と未来への希望が宿る。個の力ではなく集団の知恵が未来を照らす道筋を示している。爪の垢でもいただきたい。

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    2024年11月16日
  • TSMC 世界を動かすヒミツ

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    その名を聞かない日がないほど重要な企業であるものの、実態は何も知らないので読んでみた。
    まず設立されてから40年にも満たない企業であること、にも関わらず時価総額の世界ランキング10-12位に位置し、純利益では4位、先端半導体の世界シェアは9割を握るという驚異的な成長を遂げたことに驚いた。

    半導体は高度な技術と非常に多くの工程を要する製品なため、設計と製造の分業が進み、tsmcは製造に特化したファウンドリーという形態をとる。製造と言っても設備投資や研究開発には莫大な資金投入が長期的に必要となる。1976年には台湾がアメリカラジオ会社からの技術供与を受けている。1980年に新竹サイエンスパークが

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    2024年08月24日
  • 天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード

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    面白かった~。全部理解できたかというとそうでもないけど、びっくりするような経歴とは裏腹に、伝えてくれてることは徹頭徹尾シンプルなのかなって思った。すべての人の立場に立ち、思考の運び手になるっていう一本線がずぅっと通っていた本だった。

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    2024年03月15日
  • 天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード

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    IQ180と言われるタン氏は、180は身長の事だと謙遜している。本書ではタン氏の事を「彼女」と読んでいるが、私の知るところでは性を持たない超越した存在と表現していたはずだ。台湾の政治家としての功績もさることながら、タン氏の本の読み方について語っているところが特に印象に残った。タン氏は本を読む時デジタル写真やコピーを撮る様に1ページ1ページ頭にコピーを保存してゆく。翌朝、頭の中の保存データを理解して内容を記憶領域に持って行くと言った具合だ。天才のやり方は我々凡人には真似できないし、理解もできない。タン氏の超越した考え方や幼少期の苦悩などもふんだんに描かれている一冊と言えよう。

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    2024年03月03日
  • ERROR FREE 世界のトップ企業がこぞって採用したMIT博士のミスを減らす秘訣

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    ミスを無くす為のtips集かと思ったら、それよりもっと根源的なミスを発生させない為の方法論的な感じだった
    若干わかりにくいところあるが要点がまとまっていて参考になった

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    2024年01月18日
  • 天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード

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    思考の運び手。心臓病で死の淵を彷徨い続けた中で培われてきた死生観。器の大きさが計り知れない。現世の天才中の天才の思想のデカさと温かさに静かに圧倒された。オードリータン氏が持つ個々のスキル(特にIT)の高さはそのオープンに残された逸話の多さから証明されているが、読書方法一つ聞いても形だけマネして同じような効用を得られるとは思えなかった…

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    2023年12月31日
  • 天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード

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    傾聴とエンパシーの必要性をこまかく、繰り返し述べていて、今の自分、これからの社会にはすごく必要な本だと思います。多様性が叫ばれる社会だけど、相互理解をどうやって進めるかはあまりに蔑ろにされている。どうやって他者を尊重し、自らを尊重するか、その練習方法まで書いてありました。読んだ時期のせいだけど、今の自分には中々良かったです。
    あと全然話は違うけど、オードリーが一番好きな映画を「メッセージ」だと挙げていて、自分もそれが一番好きなのでウフフとなりました。笑

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    2023年07月12日
  • 天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード

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    台湾のIT大臣として台湾社会の問題解決をしてきたオードリー・タンが、問題解決をどのように捉えているのかがわかる一冊。本のタイトル通り問題解決への4ステップと、問題解決の際にオードリーの大事にしているキーワードがふんだんに盛り込まれており、オードーリーがどんな人かよくわかります。
    日本の政治家はもちろん、たとえば学校の生徒会とか、会社の総務部とかの人も自分ごとに置き換えて考えれることろはあると思います。

    恥ずかしながらオードリーのことはこの本を読んで実態を知りました。天才と呼ばれるもそうではないと思っている理由を論理的に語っていたり、病弱だった子供時代や学校に行かなくなり独学していた頃の体験か

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    2022年12月11日
  • ERROR FREE 世界のトップ企業がこぞって採用したMIT博士のミスを減らす秘訣

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    エラーフリーメソッドをうちのリソースで提供しますよという内容だったものの、基礎知識は得られた。
    逆説的に「成功とは失敗しないこと」という価値観は、実は大切かもしれない。

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    2022年07月12日
  • ERROR FREE 世界のトップ企業がこぞって採用したMIT博士のミスを減らす秘訣

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    個人、企業、国すべてのレベルにおいて、さらには機械の故障に至るまで
    エラーの根本原因はヒューマンエラーであり
    ヒューマンエラーはゼロにできる(=エラーフリー)という考えの下、対処の方法について解説した本。

    過去の成功ではなく失敗に学ばなければならない、という考え方は以前からあるものの
    ヒューマンエラーを切り口とした分析・展開の仕方は斬新だと感じました。

    ただ、海外の著者あるあるかもしれないですが、所々にエラーフリーの成果アピールがなされており
    主旨とのズレを感じて読みにくかった面もありました。。

    ページ数も300ページと多いですが内容も凝縮されているので
    ざっと読んだだけでは私にとっては

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    2022年06月23日
  • 天才IT大臣オードリー・タンが初めて明かす 問題解決の4ステップと15キーワード

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    「傾聴」から「対処」
    オードリー・タンの信念:好奇心を持って様々な人と接し、傾聴すること。そして共有しあえる方法を見出すこととある。当たり前のことだが、問題に対して「向き合い」「受け入れ」「対処する」が基本だと言う。現代は様々な思惑、複雑な人間関係があり、我先にと一気に世間に大きく露出させ「言った者勝ち」の社会になっているのは末恐ろしい。特に世間的に地位ある人はそれなりの条理を弁え行動してほしい。

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    2022年06月18日