あらすじ
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
皆さんは普段、どんな鳥を目にしますか?
まず思いつくのは、「スズメ、ハト、カラス」かもしれません。
けれど、私たちの身近にはもっと多種多様な鳥がいますし、地球の裏側に目を向ければ驚くような姿の鳥もいます。
そんな、どこにでも当たり前にいるようで謎に満ちた「鳥」について、「いったいどうなっているの?」「なんでこんなことをしているの?」といった秘密を解き明かしていくのが本書です。
ユーモラスで分かりやすいイラストととともに、鳥の体や生活にかんする面白い話を気軽に楽しめます。
鳥類学に裏づけられた知識を気負わず得られ、鳥を見るのがもっと楽しくなる1冊です。
※カバー画像が異なる場合があります。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
元々動物行動学は好きでそれ関係の本はよく読んでいたけど、鳥類は特に興味があった訳ではないので、鳥類本を読むのは初めて。
変わった版型とユーモラスで可愛いイラストに惹かれて読んでみました。
動物学者さんや鳥類研究者さんの共著で、鳥類の生態がユーモラスなイラストと共に書かれていて、とても読みやすいです。
おぉ!とびっくりした生態は
☆ワタリアホウドリは20キロ以上離れたところにいる獲物のにおいを嗅ぎ取ることができる
☆極寒の南極に住む皇帝ペンギンのヒナは数百羽が円陣を組んで体を温め合うが、その中心温度は37.5℃にもなる
☆ユーラシアカササギは鏡の中の自分を自分と認識できる。
一番、印象に残っているのは、地面に卵を産むヨタカ、シロチドリは「偽傷行動」というのがあって、巣に天敵が近づくと親鳥は翼を広げて地面に腹這いになってバタバタして瀕死の状態を演じつつ、少しずつ巣から離れ、天敵を巣から遠ざけて、十分遠ざけたら、その途端に飛び立つ…ってやつ。
賢いし、自らを危険に晒して子を守る行動に感涙しました。
この他にもたくさん驚いてしまうような鳥たちの生態がたくさん書かれていて、鳥類にさほど興味を持っていない方でも面白く読めるかなと思います。
お勧め!