高階良子のレビュー一覧
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漫画家版「山村美紗」の原点
僕はやはりこの漫画の存在も先日、他の「漫画専用サイト」で知りました。高階良子先生、母親に虐待されて悲惨な少女時代を歩まれていたんですね。しかし、彼女のその「苦難」や「試練」こそが彼女自身を「漫画家版・山村美紗」として育てていったのでしょう。人間と言う生き物は「苦難」や「試練」や「屈辱」の中では否応なく磨かれていきますが、「安堵」や「栄光」の中では否応なく堕落してしまうんですね。あの「ど根性ガエル」の原作者の吉沢やすみ先生がその典型的な例ですね。彼は「ど根性ガエル」の売上金をギャンブルで水の泡にしてしまったそうです。「戦国時代の武士たち」ではありませんが、勝っている時こそ「兜の緒」をしっかりと締
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購入済み
完結
大ベテランで人気漫画家の高階良子様の半生紀。
自作のプロモーションかと思ったら全く違う壮絶な毒親との戦いの記録。
憎みきることも完全に許すことも出来ず…。
最後が明るく終わって救われた。 -
初の「推理ものの少女漫画」
僕は昨年の初夏に、他社の漫画専用サイトでこの「ピアノソナタ殺人事件」と言う「推理ものの少女漫画」を見つけました。主人公の「柳川育」と言う女の子のいとこの「姫宮聖子」と言う女の子が「浅野智子」と言う女の子に「音響物理」を利用したトリックによって殺害されたと言うあらすじは、僕が大ファンでした山村美紗氏の推理小説に負けず劣らず素晴らしかったです、この「推理ものの少女漫画」に夢中になっている時は、山村美紗氏が生き返ったような感じがしました。2作目の「修学旅行殺人事件」に山村美紗氏の推理小説の題名にもなっています「三十三間堂」が登場したのも大変面白かったですし、3作目の「学園祭殺人事件」の「主人公の「大
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購入済み
辛いけど夢中で読んでしまった…
これは作者の漫画家さんの実話なんですよね…?
辛すぎる。こんな風に育てられたなんて…。
今も昔も親子問題は絶対にあるだろうけど、戦後の日本は親も子も世間も、誰しもが必死で生きていて辛かったんだと胸が痛みます。もう戦争は二度と起こしてはいけない。毒親や虐待やイジメもなくしていかなくてはいけないと感じました。 -
無料版購入済み
自伝を読んでから
作者の自伝を読んでから読むと、ひろみが虐げられているシーンは作者が実際に受けた差別なんだろうなぁと胸が痛くなります。
「鬼あざみ」も救いのない話です。 -
匿名
無料版購入済みいわゆるショートショートが何本も入っている感じ。
漫画になって分かりやすさは増した気はするけど、小説だからこそ味わえる感覚もあった気もする。 -