恵広史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ついに完結!!・・・・・・しちゃったなぁ
ここで書くのは、ちっと違う気もするんだが、この『ACMA:GAME』が終わっちゃって、席が一つ空いた事で、ほんの少しだけ、週マガの質は下がった気がするんだよなァ
『七つの大罪』や『FAIRY TAIL』と言った、超実力派が週マガを高いステージに引き上げているんだけど、その地盤を支えているのは、『生徒会役員共』や『DAYS』、『川柳少女』と言った中堅だ
その中堅の作品の中でも、『ACMA:GAME』の質は一つ頭抜け出していた、と私は思っていた
残念ながら、中々、その空いた穴を埋められるだけの実力を持った描き手は現れてくれないもんだ
まぁ、それはさておき、完結巻まで楽しませてもらった
メーブ先生、恵先生、ありがとうございました!!
ギャンブル、心理戦、ダークファンタジー、ラブコメ、様々な要素を詰め込みながらも、少年漫画としての正道は外しておらず、毎話、ワクワクしながら読んでいました
意味ある勝ちと、価値ある負けを重ね、多くのライバルと仲間を得た主人公の中の主人公、織田照朝が挑むラスボス、先導者(ザ・ガイド)の正体、それは実父・織田清司であり、同時に、織田清司ではなくなった男
親子対決ってのは、少年漫画のお約束と言ってもいい
果たして、照朝は父超えを果たせるのか!? そして、勝利の先にある未来とは!?
この『ACMA:GAME』の売りは、複雑な人間ドラマと対を為す、刺激的なゲームだ。作中に登場するゲームは、よく設定が練られており、実際に読み手が出来るモノも多い
特に、照朝vs先導者が推理力を駆使して火花を散らした、『三単究明(Word Investigation)』はレベルが高く、実際、パーティでやったら盛り上がる事は確実であろう
相手が選んだ単語を、質問で絞り込んで正解に辿り着く、シンプルなルールだけに簡単じゃなく、楽しそうだ
ほんと、ラストのラストまで楽しませてくれた少年漫画だった、『ACMA:GAME』
しかし、殿堂入りか、と聞かれたら、ちょっと迷うなぁ
面白かった、それは確かだ。しかし、既に殿堂入りしている作品と比較すると、やや劣る
何が足りないのか、そこは自分でも分からない、ただ、満たしてない、扉は叩けても、開くだけの力があと少し足りてない、それは断言できる
あえて、殿堂入りにしない理由を挙げるのなら、オマケ漫画が完結巻になかった事かな・・・・・・まぁ、あったら違ったのか、と自問すると、否なんだけど、答えは
こればっかりは、私自身も把握できてない、感覚や本能だからな。こういう作品なら、殿堂入りってのが断言できん
メーブ先生は、今現在、他の連載を抱えているので、タッグ再結成は難しいかも知れないけど、また、読み切りでもいいから、二人の作品を週マガで読みたいものだ
仮に、何らかの理由で、それが難しいなら、恵先生の作品でもイイ。極端な話、小説のコミカライズでも構わないくらいだ。個人的に、恵先生の絵柄なら、原作の良さを引き出してくれそうって思うのは、赤川次郎先生の『華麗なる探偵たち 第九号棟の仲間たち』だ
あと、気は早いかも知れないけど、『魔法先生!ネギま』みたいに新装版が出てくれないかな、と期待してる
この台詞を引用に選んだのは、やっぱ、織田清司は織田照朝の父親だなぁ、と感じ入ったので。理想の死に方ってのは、人それぞれで、誰であってもケチをつけられるもんじゃない。その上で、カッコいい、と思うのは、大切な人を守って、笑顔で逝く事だ。照朝は、父の二度目の死を乗り越え、まだまだ、男を上げていってくれるだろう。そして、これからも多くの人を惹きつけていくんだろう -
Posted by ブクログ
ギャンブル系で、これまで世に出てきた漫画、現時点で連載が続いている漫画、その中で最も面白いな、と私が感じているのがコレである
あくまで、自論ではあるが、この手の対人の駆け引きがストーリーの最重要点になるギャンブル系の漫画に必要なのは、ともかく、ゲームのルール。この『ACMA:GAME』しかり、『嘘喰い』、『カイジ』シリーズ、『LIAR GAME』も、ともかく、一度、読んだだけじゃ、パッと理解できる読み手が少ないほどルールが難解。しかし、私は逆に、その理解の困難さが、読み手を強く惹きつけるんだと思う
それに加え、イカサマの技が、よくよく考えると単純なのに、劣勢を覆すほど強烈な一手に瞬く間に変わるってトコも、ギャンブル系の漫画に必要な魅力だろう
この『ACMA:GAME』はこの2点だけでなく、画力、ストーリー、主人公を初めとした登場人物たちの個性、オマケ漫画の充実さまで、高水準にあるのだ、そんな漫画がつまらないハズがない
この(8)では、表紙をピンで飾っている事からも察せるように、マルコ・ベルモンドが主役だ
私は、彼が最も好きだ
理由は色々あるが、大きいのは潜在能力の高さ
この作品で強いのは主人公の照朝、怖いのは彼の好敵手である潜夜だろう。恐らく、現時点でのマルコでは、この二人には歯が立たないだろう。けれど、奮闘する彼には「コイツなら、いつかは・・・・・・確実に」と思わせる“何か”があるのだ
これまた、自論だが、男が一回り大きくなるのに必要なのは、プライドを根元からヘシ折られる惨敗、大事な人との別れ、そして、尊敬できる相手に出逢える事。マルコ・ベルモンドはどれも経験している
そんな健気な彼を応援したくなるのは、私だけではないだろう。きっと、人気投票を行ったら、マルコが照朝、潜夜を押さえて、首位を獲得する、と信じているのもw
vs敦賀は、これまでの頭脳戦に劣らぬほど白熱しており、ベストバウト部門でも上位に入るのではないか
紫・小百合姉妹の登場により、照朝とマルコのこれからに小さくない波乱が起こりそうで、ゲームだけでなく、人間関係の複雑化も楽しくなりそうだ
あー、早く、アニメ化しないかなぁ。もし、オリジナルアニメDVDが特典に付いたら買っちゃうなぁ、私 -
Posted by ブクログ
斬新、の一言に尽きる
王道、裏技ありのギャンブル漫画なら多い。特殊能力を駆使するバトルも同様に多い
しかしだ、異能を使ってギャンブルバトルをする、これを新しい、と表現せずにどうする?
鬼才・メーブ先生の生み出した、人間の業を浮き彫りにする闇の賭け勝負、と言う内容を、恵先生の静と動が程好く混ざった迫力に満ちるタッチの画が、更に面白くさせている
この才溢れるタッグにしか創出できない、ある意味、エグい漫画である
息つかせぬ、手に汗握らせる本編も読み応えがあるのだが、個人的に、この漫画を推したい最大の理由は、巻末とカバー下のオマケの質の高さ
恥ずかしながら、『BM』シリーズのコミックスは未読なので断言できないが、恵先生の描く四コマ漫画は、『創竜伝』もそうだったが、本編の魅力を一切として損なわない一方で、一つの作品として成り立つだけの、キレ味が鋭い面白さがある
本編のダークさを拭ってくれる、明るいオマケがあると、ホントに救われる
照朝が今後、どんな非常識なゲームに挑み、正統的に勝っていくのか、他にも悪魔はいるのか、最大の黒幕“先導者”の正体は? その辺りに個人的に注目した上で、この漫画を皆さんにお奨めしたい