近藤弥生子のレビュー一覧
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台湾のデジタル環境大臣、オードリー・タンさんのインタビューを一冊にまとめたもの。(環境問題、SDGS、デジタル化が進む社会)で私たちが未来のためにできることを、現在、氏が取り組んでいる施作の具体例がたくさん挙げられています。
p.108 協業すること。「価値観から相手を知る」
p.116 価値観の共有だけでなく、事実を共有すること。
p.119 難易度の高い議題についての投票だけでなく、簡単な議題も用意することで、皆が参加しやすいようにハードルをさげることも大切。頻繁に自らの票を投じるような習慣を作る事。
p.124 台湾では5Gの通信基地の設置を山岳地帯や離島から行っている(リモート -
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「世の中に良くなってほしいけど、何から始めればいいのか分からない」――そんなモヤモヤを抱える人に、この本は静かに、でも確かな道筋を示してくれます。
著者は、台湾のデジタル担当大臣として世界的に注目されたオードリー・タン氏。本書では、AIやオープンデータといったデジタル技術の話から、民主主義や教育、社会参加の在り方までを、驚くほどやさしい言葉で語ってくれます。未来をつくる話というと遠い話に思えるかもしれませんが、この本はどこまでも“自分ごと”として語られます。
驚かされたのは、「オープンデータ」を活用することで、行政の仕事が単に効率化されるだけでなく、そこから市民の創造性や自発的な取り組みが -
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ネタバレ「とりあえずやってみる。迷惑かけるのはお互い様。
自分たちの社会は自分たちで作る。」
台湾社会っていいな~。ざっくりした感じとか、子どもや子連れに優しい感じとか。今すぐ移住したいけど、そんな勇気もない私。
いいな~はもちろんあるけれど、今の状況に諦めるのではなく、自分自身も変化への小さな一歩を踏み出したいと思えるような本でした。
今は幸せな家庭生活、充実した職業生活を送っているように見える著者が、大変な時期を乗り越えてきたこと、日々の生活にも小さな違和感のようなものは常にあって、うまくかわしたり、受け止めて考えてみたりをくり返していることに勇気ももらえました。
現在の夫さんとの再婚エピ -
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大きく以下のことが本書から知ることができる。
・オードリーの生い立ち
・オードリーの政治や教育等に関わった内容(マスクマップの開発等)
・オードリーの価値観(オープンであり、協調や共通の価値観を見つけることを大切にしていること、すべてにおいて楽しむこと)
・我々がオードリーに倣う(本書では小さなオードリーを私たちに宿すと記載あり)ための秘訣(シビックハッカーになること、
オードリー著書の別の本を読み、オードリーをもっと知りたいと思いこの本を読んでみた。なぜ、そんな思考となるか、なぜそんな行動をとるかと疑問に思うことを著者がインタビューしているので、読書目線に近い形の本になっており、読みやすく -
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オードリータンの思考 近藤弥生子 ブックマン社
台湾在住10年の日本人女性による
時の人へのインタビューで
IQ180の天才振りを伝えるだけでなく
その解放された意識による思考を
世の一人一人の心に宿そうと言う
コンセプトを持っての対談
最初の内は
ほかの紹介本とあまり違わないように思いながら
読み進んで行ったが
読み込む内にどんどん
物的価値観をはみ出した若い力による底上げの
詳細が明らかになると共に
面白くなって
台湾の若さと複雑さに触れ
他の国との違いがハッキリと見えてくる
今後の展開によっては世界の競争原理を
嘘と秘密から解放して切磋琢磨の関係へと
透明度を上げる牽引力となるかも -
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オードリー・タンに関する本、3冊目。
知れば知るほど、その魅力に引き込まれていく。
オードリーはワイルドな思想の持ち主なのに、手段は温和で、反抗するとか暴力に訴えるという事は一切なく、とても礼儀正しい。ボトムアップで政府を変えようとしている。
見知らぬ人同士がどのように共通価値を作り上げるか、ということがオードリーの研究テーマ。社会問題とは、誰かが解決してくれるのを待っていたり、自分1人で解決しようとしても永遠に1部分しか解決できない。異なる能力や角度で物事を見る人が、自分とは異なる部分の問題を解決できる。みんなで分担して問題を解決するということが非常に大切。そして解決方法をシェアしていくこ -
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オードリー・タンさんの母親の著書。
真の学びを仲間と模索しながら探求して教育機関も設立しちゃうスーパーママ。
自分の問いに真剣に向き合い生きていくことは本当にエネルギーがいるが、それを一つ一つやり遂げている著者は尊敬に値する。
何事も、問いに答えることからスタートする。
人はなぜ生きているのか
その通りに生きているのか
子供の人生をどのように扱おうと決めたのか
他人の答えは、参考にはできるかもしれないが、それはあくまでその人にとっての答えだから、自分の人生を生きるために、自分自身の答えを持つことが必要不可欠である。
人生にはそれぞれのペースとやり方がある。いろんなやり方を知って、自分に合