僕のマリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
共感しかなかった。徹夜本でした。
店員と客の距離感。私も飲食業界が長いので読んでいてスカーっとしました。
オーナー様が素晴らしい方だと思います。
涙が出るほど笑かしてくれてありがとうございます。
余談ですがうちに来るお客も相当強者ぞろいで、様子のおかしい客ばかり来ます。
最近ではイヤホンをしている客が多くてコミュニケーションも取れず、「こいついったい何しに来たんだろう?」とか思ったり「えっ?」とか聞き返された時は心の中で「イヤホン外して入ってこいやー!無礼者!」とか思ってます。
あと法律で店員に嫌な思いをさせたら罰金50万とか法律が変わることを未来に期待したい。
今は耐えるしかない日々なので心 -
Posted by ブクログ
前作「常識のない喫茶店」完結編、という位置付けが、なかなか本を開くまでに時間がかかり、ためらわせた。すでに十分に「常識のない喫茶店」を愛していて、しーちゃんを始めとした、私も友だちになりたい!と思わせるような素晴らしい人物描写があり、それの完結編なんて、他のお客さんとのエピソードやただ別れがあるだけじゃないの、と思ってしまっていた。立て続けに重い小説やエッセイを読んだこの4月〜ゴールデンウィークの後、清涼感を求めてようやく手に取ることになった。
結果、もっと早く読めばよかった〜!喫茶店アルバイトは、けっこう序盤に辞めてしまっていた。本書の大半はその後の人生。その粒々の余すことなききらめき。一 -
Posted by ブクログ
私はいつも、できるだけ和かに、愛想良く、お客様と接するように心がけている。
せっかく来てくれたのに、店員の態度で嫌な思いをしてほしくない。私もお客様の立場ならしたくない。そう思っている。
しかし、嫌な客というのはいる。なんだその文句は、なんで来たんだよ、なんだその態度は、みたいに思うことも時々ある。
今までは、仕方ない、そういう人もいる、と自分に言い聞かせていた。でもこの本を読んで、ああ、私も声を張り上げて、「出禁です!」と言ってみたいなあ、と心から思った。
例えそれが実際にはできなかったとしても、嫌な客が来た時、嫌な思いをした時に、この本の言葉たちを思い出すと、心の中だけではちょっと強気