僕のマリのレビュー一覧

  • 記憶を食む

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    「常識のない喫茶店」でファンになり、手に取った。やっぱり彼女の文章は素敵だった。


    ・「一服しに来る」という日常の余白を楽しむ人たちの放つ雰囲気が、わたしはただただ好きなのだった。
    ・自分のお気に入りを誰かに勧めるとき、純粋な気持ちとは別に処方箋のように届けることもある。
    ・思い出すということは忘れてなくて、自分の頭の引き出しにとっておいたんだと思う。
    話したことも話さなかったことも全部本当で、全部確かなことだった。わたしはこんなふうにずっと、自分の欠片を探して続けるのだと思う。

    など、素敵なフレーズがたくさん出てくる。
    結婚をされたようで、旦那さんとの微笑ましい穏やかな生活も描かれている

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    2025年08月01日
  • 常識のない喫茶店

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    クスッとなるどころか声出しちゃうほど笑えて面白かった
    自分も喫茶店含め飲食バイトを色々経験したことあるから共感ばかりだった

    僕のマリさんにも、喫茶店で働く仲間たちにも、マスターにも、神客にも、迷惑客にも、みんなに会いたくなった

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    2025年06月30日
  • 書きたい生活

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     喫茶店で働きつつ文章を書いてはブログや同人誌を発表の場にしていた著者。前作『常識のない喫茶店』出版が契機となり、新しい生活に踏み切ることにした。

     「常識のない喫茶店」を退職。結婚。パート勤めと、生活環境の変化に対する気持ちを綴ったエッセイ。
              ◇
     ある日、嫌いだった常連の訃報を聞いたとき爆笑した。わたしにはそういうところがある。

     そんな書き出しの本を書いた。
     2021年9月、『常識のない喫茶店』、それがわたしの商業出版デビュー作だった。
     当時わたしが働いていた (実在する) 喫茶店で起こる出来事を、ありのままに綴ったエッセイである。

     クリームソーダを3杯

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    2025年06月30日
  • 常識のない喫茶店

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    飲食で働いていたことがあるので共感することばかり。
    お客さんに変なあだ名を付けて従業員同士あとで「今日のあのお客さんが~~~」とかよく会話してたなとか。良いお客様と悪いお客様、、色んな人がいたなと思い出しながら楽しく読めました。
    お客様と店員ではなく、「人と人」として接する喫茶店で素敵だなと思いました。

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    2025年06月16日
  • 常識のない喫茶店

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    この喫茶店行ってみたい!
    優しい人しか採用しない!
    迷惑な客は出禁にして良い!
    というマスターの考えはとても共感できる。
    お金払っているから何しても良いは違うよね。

    マスターに会いたいし、あだ名つけられたい

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    2025年06月14日
  • 記憶を食む

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    表紙に惹かれて購入、読みました。
    読みやすくて、あっという間に読めてしまいました。
    吐きそうで辛いにも関わらず、八ツ橋を買うために並んだというエピソードが印象的でした。
    読みながら僕のマリさんと夫さんの仲の良さが伝わってきました。
    他の作品も読んでみたくなりました。

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    2025年04月11日
  • 常識のない喫茶店

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    エッセイというものを久しぶりに読んだ。
    作者がバイトしていた喫茶店に訪れる様々な珍客とのやり取りや、店側から見た喫茶店の姿などが、面白可笑しく、時々しんみりと描かれている。

    日本文化に根強く残るお客様至上主義や、そこからくるカスハラに対して一石を投じてくれるがもしれない作品。

    私もこんな喫茶店を見つけたら店員さんと仲良くなりたいなとは思うけど、結局そういう下心を見透かされて出禁になるのだろうなとも思う。

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    2025年04月03日
  • 記憶を食む

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    喫茶店で働いていた頃の思い出を書いた「チーズケーキの端っこ」、高校の友達の彼氏と会うという謎のイベントが印象深い「直樹の焼きうどん」、タイムリーな話題の「明日のパン」などが特に印象深かった。

    とうもろこしごはんとか、ホタルイカと菜の花のパスタとか、他にもおいしいものの名前がたくさん出てきてうれしい。

    好きな温度感のエッセイ。

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    2025年04月03日
  • 常識のない喫茶店

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    小説かと思ったらご本人の喫茶店員としての経験をもとにしたエッセイだった。スカッとするエピソード満載で面白かった!喫茶店ではないけどコンビニ店員をしていた自分の経験からも「接客業あるある」として共感がたくさん。可愛らしい雰囲気のカバーイラストも、読み終わってあらためて見るとちょっと毒があっていい。
    私たち、ほんとうは、最低限のことだけをして、好きなことだけにもっと力を注ぐような生き方でいいんだよな〜ということを思い出させてくれた。この喫茶店でそれができるのは、そうしてよいという店としての明らかな意志があるからで、ままならないことも多い日常の中ではなかなか難しいこともあるだろうけど、説教くさくない

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    2025年03月25日
  • 常識のない喫茶店

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    『不謹慎の化身』
    『常識はなくても良識はあれ』
    この二つのフレーズが好きすぎてメモした。

    ヤバ客への筆者の考えや対応に首がもげるほど頷いたり爆笑したり、さて自分にもできるかと逡巡したりしながら読んだ。
    軽いのにじんわり温かく、数日思い返しては考える絶妙な読後感。
    接客業や対人援助職従事者には救いになる作品だと思う。

    新卒で入ったおそらくJTCでさんざん傷つき心身ともに疲れ果てた筆者が辿り着いたマスターとの2時間半の面接場面は読みながらうるうるしてしまった。
    どこで働くかではなく、誰と働くかなんだよなー。
    マスターもだいぶ変わっているけれど、変わっているから味方になってくれる安心感が生まれて

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    2025年03月09日
  • 書きたい生活

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    前作の常識のない喫茶店とは違った雰囲気。
    今回は勤めていた喫茶店を辞める直前、その後の話。
    喫茶店を辞めた後の引越しなどの環境の変化など、マリさん自身のことが多く書かれていました。

    出版後のインタビューが印象的でした。

    カウンセリングの先生が、「スキーマ」という心理学の概念を教えてくれました。自分の経験や、長年積み重ねてきた価値観による思考のくせみたいなものなんですけど、スキーマが「自分は無能だ」と思い込んでいると、例えば掃除と料理と洗濯をしていたとしても、その事実を跳ね返して「今日も何もできなかった」と認識してしまうそうです。でも、やったことを書いておくと「ちゃんとやれてるじゃん」と思え

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    2025年03月03日
  • 常識のない喫茶店

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    吹き出す面白さ。
    前評判を見知っていたので、むしゃくしゃしてた時に、今だ、と思って一気読み。

    チェーン店では感じない人間らしさ。
    店員さんと来店者が一緒に居心地の良い空間を作っていくという、揺るぎない信念。
    好き。
    こういう、人間らしいお店好き。

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    2025年02月12日
  • 書きたい生活

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    常識のない喫茶店の時にはただただポップな人だと思っていたけれど、命を削って文章を書いて書いて苦しんでいる人だとわかった。文章を書くことは筋トレ。

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    2024年12月08日
  • 記憶を食む

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    ネタバレ

    本当に烏滸がましいのだけど、読むたびに「私がいる!」と思う程、自分と似ている部分を沢山見付ける。ああ、わかる…!と笑っちゃったり、うんうん頷いたり、グッときたり。
    日々の繰り返しの中で体に優しい美味しいものを作って食べたり、時にとびきりジャンキーなもので胃をいじめたりしながら大切な人たちと笑いながら楽しく生きていきたいな、と思う。「美味しい」は幸せ。
    この本もまた何度も読み返す一冊になるんだろうなあ

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    2024年11月19日
  • 書きたい生活

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    「常識のない喫茶店」が面白かったという記憶があったので、手に取ってみた。
    生活の変化はあるけど特に劇的ではない、なんということはない日常の出来事や思いを書いたエッセイだが、著者の感性とか生き方とか好きだなと思った。

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    2024年08月25日
  • 書きたい生活

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    5年間働いていた喫茶店でのバイトをやめ、作家さんとして各時間をより優先した生活、そしてパートナーさんとの2人暮らし、という新しい生活を始める記録。そんな新生活の過渡期の日記。読んでいて、僕のまりさんのの高揚感が伝わってきました。

    東京での暮らしというのは変わりないけれど、

    そして新しくまた飲食店でのバイトを始めるのだけれど、

    気持ちは以前とは違っていて。

    「ゆるく働きたい、給料以上の働きはしたくない、というのはこの国ではタブーなのだろう。」

    人と違う、自分の生き方や考え方を肯定している姿があるように思いました。

    また、僕のまりさんにとって、書く行為が、自分の爆発的エネルギーをもって

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    2024年07月13日
  • 書きたい生活

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    ネタバレ

    自分と似ているところがあったり、ここは違うなと思ったり 6ページの終わりぎわ、「わたしにとって本を書くことは、自分の正しさを失わないための祈りでもある。」この文章が好き

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    2024年06月23日
  • 書きたい生活

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    ネタバレ

    「言わなかったことや
     言えなかったことが、
     なかったことにならないでほしい。
     そう思い続けて、
     そう思うから、
     そう思っていることを、
     わたしはずっと
     書いてきたのかもしれない。」
              『書きたい生活』帯文より
     
    本屋でフラフラしていたら、
    『常識のない喫茶店』を書かれた僕のマリさんの名前を見つけて、続編にして完結編、そして冒頭にある帯文に惹かれて購入。

    『常識のない喫茶店』がお店も文章も人もインパクトがあって好きだったのですが、残念ながら喫茶店は退職なされていました。

     喫茶店を辞めて次に進むと決めた自分
     物書きとしての自分
     30を過ぎた女性としての自

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    2023年10月01日
  • 書きたい生活

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    「常識のない喫茶店」の筆者、僕のマリさんのエッセイ第二弾。
    最初のエッセイを出した後、なんとあの喫茶店はやめられたそうで少しびっくりしたが、転職、転居、結婚と一歩づつ着実に進んでいく姿にとても力をもらえる。
    器用に適当にぱぱぱっとやるのではなく、一つづつ、自分で決めて納得して生活している感じがとても好きだ。
    もしかして身近にいたら、めんどくさいと思うかな?(笑)
    マリさんのご主人は古本の販売をされているみたいだけど、どうやら実店舗を持たずにやっていらっしゃるようなのが少し残念だ。
    店舗を構えて、マリさんがコーヒーを淹れてくれて…そんなお店があったらいってみたいと思うのに。

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    2023年07月17日
  • 書きたい生活

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    「常識のない喫茶店」の続編にして完結編!!

    喫茶店の卒業そしてその後の生活を綴った日記集!
    日記ってふとした部分にその人のいろんな色が見えてニマニマしてしまうわ〜心温まるニマニマがいっぱいでドラマのような衝撃的な出来事が無くても日常が大きなニマニマから小さなニマニマまで筆者の魅力を存分に醸し出してくれて何度も言うけどニマニマしてしまう。

    というかニマニマの雰囲気があんまりわかりにくいかもしれへんけどこの作品を読んだ時の読者の顔がニマニマなんやと思うから鏡で確認してください。

    前作のように筆者のマリさんの日常で感じることや周りの人々との生活をマリさんの感性で描いているけどなんか親しみが湧き

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    2023年05月31日