ジョージ・ソーンダーズのレビュー一覧

  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    「何かを風刺しているんだろうな〜」というお伽話風小説。最後に大ケラー国よりも外側にある国が内側の国に対して同じように統治を始めるとか、新しい15人の国で同じようなことが繰り返されるとか、そういうお約束のオチを期待してしまったのだがなかったので、肩透かしなのか、逆に新鮮なのか、評価に困った。

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    2025年11月23日
  • 十二月の十日

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    不思議な魅力たっぷりの短編集。
    報われない人々の様々な日常がそこにはありました。もちろんフィクションなんだけど、ここに書かれている主人公たちの心情、それが今の世の中だよなぁなんて妙に納得させられます。
    いい本に出会えたな、と感じる短編集でした。

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    2025年11月05日
  • 人生で大切なたったひとつのこと

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    たくさんの共感を集めた卒業式スピーチの文章化、日本語化したもの。

    外山氏の言うように、ライブの感動は味わえない。英語も載っているとはいえ、日本語化してあるため、「三次的享受者」として情報に触れている。

    だからといって、受け手の情報が薄いとは限らない。何度も読み返すことができ、立ち止まって受けとめることもできる。

    結果、一番多くの情報を受け取れることが出来るのかもしれない。

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    2025年07月11日
  • 十二月の十日

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    不思議な読み応えの作品ばかりでした。

    特に印象的だったのは、著者の決して親切とは言えない文章でも、読んでいくと意味が繋がって感じられるところです。

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    2024年10月31日
  • 十二月の十日

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    久しぶりの海外文学、やっぱり日本のものと違って独特。状況把握が難しい部分もあったけど毒っ気のある不思議な世界を堪能できた。

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    2024年10月25日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    問題作。
    あとがきにもあるが、ジョージ・オーウェルの「動物農場」を引き合い出されて書評が多く語られているそう。
    家畜を擬人化して、独裁体制的な政治を批判しているが、こちらの擬人化されているものは、もっと過激で何が何だか分からない奇妙な物となっている。
    ちなみに登場する大統領の姿は「小柄で貫録たっぷり、たくさんの腹、白い口髭、二重顎が小山のように積み重なり、細く頼りない三本脚で支えてる」だそうだ。
    どんな生き物だか想像が出来ない。他の登場人物はもっと分からない。
    何となく気が付かない内に、どんどん恐怖政治が実行されて行き、気が付くと理不尽な理由で自由が奪われ、ちょっとした事で殺される(物語では解

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    2024年09月26日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    NHKの理想的本箱で紹介され気になった本。
    人間はくだらないことで争い続けるけど、こうやって第三者が現われて問題がサクッと解決すればいいけど、そううまくいかないのがこの世の常。戦争、早く終わって欲しい。
    フィルがモンスターとして過去のものになり、忌避されるようになっても再びフィルに惹かれてしまう人が現われるっていうのが繰り返される独裁の予見のよう。

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    2023年12月13日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    岸本さんの本ということで読む。

    着想が面白い、こんな国の話は読んだことがなかった。だって3国でてくるけど、国民の圧倒的少なさよ。こんな国の民主主義はあってないような。すぐにパワーバランス崩れるから。

    ヘンテコ三昧の登場人物(最初人間と思っていたのですが、読み進めるとどうやら違う)。外の国の大統領がでてくる度にハラハラ。そして題名通りのフィルの恐ろしさよ。

    最後の最後で全編通してそこいらにあった雰囲気は一変し、クライマックスへ。

    いや、でもね。
    とにかく岸本さんの唸るような圧倒的翻訳力よ。

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    2023年07月11日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    国の形も人間の形もとても独特でユーモラス、ありえない遠くにあるお伽の国を描きながら、私が今生きているこの酷く醜い世界の一部を伝えてくれている。本を開いたここも、フィルの世界になるかもしれないし、もうなりかけているのかもしれない。

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    2023年01月26日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    自分が正義だ、間違ってないと思うことは怖いこと。違った意見も取り入れるから多様性になるわけで。そういう意味ではこの人の言うことは正しいと妄信することも怖いことだよね。自分が良ければいいの?損得勘定や利己主義に流されそうになってしまうけど、一人一人目の前の人の立場に立って考えてみる。思いやりをもつ。人に関心をもつこと。きっとその優しさが1番大事なんだと思う。そうじゃないと、独裁者は生まれてしまうよね。みんな自分が1番大事って思ってるんだから。

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    2022年10月09日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    キャラクターが人ではない、モノのように描かれている。タイトル通り、フィルの独裁的な行いを書いているが、書かれた時代が違っても、現在の戦争が頭をよぎる。
    おとぎ話のようで、風刺小説のようでと思っていたら、最後の解説を読んで納得した。

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    2022年09月11日
  • 短くて恐ろしいフィルの時代

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    今まで読んだ本の中で、一番頭の中で想像した画がこびりついて離れない話だったかもしれない。

    今まで読んだ翻訳本は、読みづらく、想像しづらいものが多かったけど、素晴らしい翻訳の力!

    単行本の場合、表紙がどんななのかわからないけどこの文庫本の表紙がなんだか好き。

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    2022年04月07日