ジョージ・ソーンダーズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ機械のような人間のようなものたち十人程度の世界で展開する“おとぎ話”。ヒトラーを念頭に置いたと思しきキャラクター「フィル」による〈外ホーナー国〉の専制と、〈内ホーナー国〉への隷従・圧迫と、自国民中心主義的な偏狭を描く。
題名に「短くて」とあるところから明らかなとおり、「フィル」の独裁はあっけなく終わる。しかし、その瓦解の原因が独裁者フィル自身の病気あるいは凡ミス、加えて、創造主による文字通りの“デウス・エクス・マキナ”であったというのは、何とも絶望的。一度生まれてしまった独裁専制政治の萌芽は、〈外ホーナー国〉〈内ホーナー国〉の内側にある力のすべてをもってしても、その成長を止められないのだ! -
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Posted by ブクログ
問題作。
あとがきにもあるが、ジョージ・オーウェルの「動物農場」を引き合い出されて書評が多く語られているそう。
家畜を擬人化して、独裁体制的な政治を批判しているが、こちらの擬人化されているものは、もっと過激で何が何だか分からない奇妙な物となっている。
ちなみに登場する大統領の姿は「小柄で貫録たっぷり、たくさんの腹、白い口髭、二重顎が小山のように積み重なり、細く頼りない三本脚で支えてる」だそうだ。
どんな生き物だか想像が出来ない。他の登場人物はもっと分からない。
何となく気が付かない内に、どんどん恐怖政治が実行されて行き、気が付くと理不尽な理由で自由が奪われ、ちょっとした事で殺される(物語では解 -
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