ジョージ・ソーンダーズのレビュー一覧
-
自分が正義だ、間違ってないと思うことは怖いこと。違った意見も取り入れるから多様性になるわけで。そういう意味ではこの人の言うことは正しいと妄信することも怖いことだよね。自分が良ければいいの?損得勘定や利己主義に流されそうになってしまうけど、一人一人目の前の人の立場に立って考えてみる。思いやりをもつ。人...続きを読むPosted by ブクログ
-
キャラクターが人ではない、モノのように描かれている。タイトル通り、フィルの独裁的な行いを書いているが、書かれた時代が違っても、現在の戦争が頭をよぎる。
おとぎ話のようで、風刺小説のようでと思っていたら、最後の解説を読んで納得した。Posted by ブクログ -
今まで読んだ本の中で、一番頭の中で想像した画がこびりついて離れない話だったかもしれない。
今まで読んだ翻訳本は、読みづらく、想像しづらいものが多かったけど、素晴らしい翻訳の力!
単行本の場合、表紙がどんななのかわからないけどこの文庫本の表紙がなんだか好き。
Posted by ブクログ -
世界を過度に単純化し他者とみなしたものを根絶やしにしたがる人間のエゴにまつわる物語
わたしたち一人ひとりの中に、フィルがいます_φ(・_・Posted by ブクログ -
アイディア勝負の短めの長編ディストピアSF小説。ブラックだが軽さが効いていて読んでて楽しい。でも展開に驚きはなく平均点そのものという印象。Posted by ブクログ
-
誰かが言った「風刺画のような小説」、まさにそんな感じ。
独裁やジェノサイド、権力に阿るマスコミにまつわるおとぎ話。
やや抽象化がすぎるかな。Posted by ブクログ -
国民が一度に一人しか済むことができない極小の国「内ホーナー」とそれを取り囲む「外ホーナー」。とある出来事が外ホーナーの住人フィルを独裁者にし「内ホーナー」に対するジェノサイドへと至る過程を描いた寓話。Posted by ブクログ