愛本みずほのレビュー一覧
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読んで良かったと心から思えた。
次作のひまわり最終巻まで一気に読みました。
障害のある人を描いた作品を初めてきちんと読みました。
後書きで作者の方が「自分の中の差別の気持ちと向き合いながら取材した」という旨のコメントがあり、自分も似たような気持ちを抱えながら読み進めました。
気の毒に、可哀想にと、正直思ってしまいます。
しかし、自分に置き換えて考えたとき、自分の事をろくに知りもしない誰かに同情されるのは辛いし腹が立ちます。
それは自分のような健常者でも、障害を持つ人でも同じなんだと気付かされました。
障害者とひとくくりにしても、一人一人環境も背景も違う。そんな人たちを理解したつもりになるのは傲慢だと思いました。
正直、これか -
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トイトレ
ゆずが、ひまわりのトイトレをします。私自身、幼児期の子育てで一番ハードルが高いと思っているトイトレ、ゆずは朗らかに乗り切ります。
発想が素敵です。掛ける言葉や笑顔が素敵です。
私も、こんなふうに、トイトレに向かい合えたら、、、と、ちょっと反省。
知的障害の人の子育て、ということだけにとどまらない、誰にでも共感できるストーリーが散らばめられていて、あっという間に読み進めれています -
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子育て奮闘記
よくある「子育てマンガ」に、「知的障害の母親」をプラスすることで、人との暖かな関わりがよりフォーカスされていて、読んでいて心温まる気持ちになります。
ただ、すべてが順調に進むわけではなく、自我の芽生えてきたひまわりを育てていく「子育ての難しさ、母としての葛藤」も丁寧に描かれており、心配したり共感したりするところもあって、子育てをしている人であれば、ふっと「あるある」と感じることのできる共感性の高い作品になっていると思います。 -
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心温まるストーリー
軽度の知的障害をもつ女性の子育て。奮闘する姿が、人の「善」を映し出しているようで、読んでいて美しい。
でも現実は、厳しいことや、辛い事や、偏見の目にさらされる事もあり、それがとても切なく、時に悲しい。
ゆずの周りに、やさしく素敵な人が集まりますように、と、願わずにはいられない。 -
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色々と事件が続きますね。
主人公のミオさん、芽が出ない漫画家さんのようです。作者にもそういう時期、あったのかどうか。
アシスタント先も辞め、同窓会に出るために地元に戻り、旧友と再会して、昔から人気だったクラスメイトの男の子とも接近して良い雰囲気に。
ただ、旧友のうち、1人が事故死し、その後にも元アシスタント仲間でデビューした後輩も怪我で利き手を傷めたりで、どうも事件の予感がしますね。
旧友で早めに結婚したユミさんも、夫が実はDV男で子どもが出来ないと姑も含めてなじられたりで、不穏な出だしでしたね。