桶乃かもくのレビュー一覧
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悪役令嬢詐欺。
一応、乙女ゲーム設定準拠の世界ではあるらしい。
が、原作悪役令嬢の本作ヒロインは、題名通り、役目をハナから放棄しているため、原作ヒロインが暗躍することで本作品はややこしいルートを進む。
原作ヒーローと本作品のヒーローの関係性は意外と綺麗におさまったのは良かった。二巻以降は、原作ヒロインがまたぞろ厄介なことを起こしそうな気配はするが。
国王の権力を削ぐという三権分立に近いシステムを採用しているのは中々面白い国家で、それを逆手に取った物語の展開は面白かった評価点だ。
一巻で綺麗に纏まっていると言えば纏まっているので、二巻を買わなくとも問題はないが、その後の話が気になるの -
ネタバレ 購入済み
一目惚れ
ユリアは母ソフィアに連れられて第一王子のローレンに会いに行きました。そこでは王子とその母ジネブラ王妃が待っていました。王妃とソフィアは旧知の仲のようで、若い2人を残してどこかに行ってしまいました。ユリアはローレンそっちのけで王家の温室に生えている植物に夢中になりました。だからローレンがユリアに一目惚れしたと言ってもピンとこないようでした。この前、第二王子のリグラスから酷い仕打ちを受けたので仕方のないことかも知れませんね。
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ネタバレ 購入済み
ローレン
ユリアは婚約予定の第二王子リグラスとの初対面の席で王子から酷い言葉を投げかけられたことにより、この婚約は破談となりました。しかし翌日、第一王子ローレンから彼女に対して婚約の申し込みがありました。リグラスはかなり問題のある人物のようですが、ローレンは真面目な人物のようです。彼女にとってはいい話のようですが、まだまだタイトルのようなお話にはなりませんね。
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ネタバレ 購入済み
ユリア
このお話はちょっと変わった始まり方をします。主人公の公爵令嬢ユリアではなく、男爵令嬢レーナのモノローグから始まるからです。ユリアのことも最初はレーナによって語られます。後半になってようやくユリアが登場しますが、どうやらユリアもレーナも転生者のようです。まだこれからどんなお話になっていくのか想像がつきません。
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Posted by ブクログ
人の隠れた才能を鑑定し育て上げる、鑑定の応用で物や気配を探知できる、という設定は面白かったです。
途中までは結構面白かったのですが、何だか最後の展開が駆け足に感じられ、結局なんだったのか散らかってしまい…
私の理解力不足かもしれませんが、登場人物が多すぎ・事件の規模を大きくしすぎた(けど結局勘違いだったのか何だったのか)のでしょうか?
もう2人くらい主人公サイドの主要登場人物減らして掘り下げて書いても良かったと思います。(後から参加する姉弟くんと、豪気な上司の描写が薄すぎてよく分からない。)
そして何よりこの1冊の構成・更に終盤にきたという頃合いで、主人公が巻き込まれる予告済みの大事件は