あらすじ
第13回アルファポリスファンタジー小説大賞、「読者賞&優秀賞」のW受賞作、待望の書籍化!! 超貴族主義の国で奴隷のように働かされていた鑑定士の青年、アルト。毎日の重いノルマによって過労死寸前になっていた彼はある日、職場で出くわした敵国の軍人に才能を認められ、亡命してくるよう勧めてもらった。人生をやり直すチャンスと思い、亡命を決意するアルト。めでたく新天地でスローライフを送るかと思いきや……あれよあれよと言う間に、アルト自身も軍属となってしまう。しかも彼は成り行きで将軍候補生となり、落ちこぼれの少女達の上司となることに!? アルトは万能鑑定スキルを駆使して彼女達の眠れる素質を開花させ、一流の軍人へと育成していく――! 電子版には「初めてのお肉」のショートストーリー付き!
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酷使されていていて、異常な力に育った鑑定士が帝国へ亡命するところから始まり
主人公のみができる人物鑑定で、潜在能力の高い落ちこぼれを育てていく話。
チート級にすぐ育つのかと思いきやゆったり成長していくので読みやすさはある。
邪神とか急に出てきてバトル展開になるが、普通に倒せているので、RPG的な進み方なのかな?
Posted by ブクログ
人の隠れた才能を鑑定し育て上げる、鑑定の応用で物や気配を探知できる、という設定は面白かったです。
途中までは結構面白かったのですが、何だか最後の展開が駆け足に感じられ、結局なんだったのか散らかってしまい…
私の理解力不足かもしれませんが、登場人物が多すぎ・事件の規模を大きくしすぎた(けど結局勘違いだったのか何だったのか)のでしょうか?
もう2人くらい主人公サイドの主要登場人物減らして掘り下げて書いても良かったと思います。(後から参加する姉弟くんと、豪気な上司の描写が薄すぎてよく分からない。)
そして何よりこの1冊の構成・更に終盤にきたという頃合いで、主人公が巻き込まれる予告済みの大事件はあくまでオトリで、本命事件は上司が勝手に対応するから、主人公くんそっちの方よろしくね!…という展開は???
え、ファンタジー作品の無自覚超人主人公なのに、オトリの方適当に引きつけておくのが大ラスト展開??そこは黒幕の方に主人公当ててくださいよ…。
仮に、蓋開けてみたら同時・別場所で大変な事件が起こっていた!という展開になるにしても、主人公がドッカンドッカンしてるその瞬間は自分が中心で物事が進んでいる雰囲気でいたいです…。
しかも最後結局、本命事件はなんだったのかよく分からない終わり方で…ちゃんと考えたら私も理解できるのかもしれませんが、もっと分かりやすくしても良い部分ではないのかなと思います…。
回収しきれてない設定もたくさんあるようだし、続巻あるんでしょうから無理に巻末で事件終わらせなくて良いよ…未解決のまま続巻に持ちこそうよ…ページ全然足りてないよ…。
終盤展開には本当に不満たらたらなのですが、キャラは結構好きな感じだったので、続巻は見つけたら読んでみたいと思います。