桶乃かもくのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ある日異世界に転移した元OLの宮瀬木乃香は、助けてくれた魔法研究所で居候になっていた。
周囲の人は大丈夫。と優しく接してくれるが、誰の役にも立つわけでもなく、出来ることもない木乃香は孤独を感じていた。
魔法が使えない木乃香だが、召喚魔法に適性があった木乃香は「私が望んだ召喚獣」を見事に召喚するのだった。
その望んだ召喚獣が、ちゃんと木乃香の名前を呼んでくれる召喚獣だとは…。
この世界では宮瀬木乃香という名前の発音ができないようで、ミアゼ・オーカと呼ばれている。
名前を呼んでもらえないのがこんなにも寂しく悲しい気持ちにさせるとは思いませんでした。
木乃香の場合、自分が出来ることも無かったから存 -
購入済み
植物の特徴を捉えて、解決へ
一巻では小麦の品種改良に焦点が当てられ、他にも植物の性質全般に興味がある主人公の人柄を説明する程度の扱いでしたが、今回は2回そういったエピソードが入っていて、また読み返そうと思いました。私から見て、現実でもそういう対応を重ねて農作物と関わってきた事をうまく話に入れて構成してると感じました。また、元王のスローライフや自分の利益のために恐ろしい犯罪を軽い気持ちで実行したヒロイン、教育に失敗した人間と比喩された元婚約者のその後の話もすごく良かったです。
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購入済み
とっても面白いです。本編がやや短めなのですが、それでちょうど良く話を終わらせることができています。番外編も楽しいです。ヒーローはヒロインに一目惚れしてからあの手この手で婚約者になります。ヒロインもゆっくりですがヒーローを愛するようになり、素敵なカップルでした。転生設定ですが、ヒロインは悪役令嬢云々について全く知りません。それでもこの設定でよかったでしょうね。