ブライアン・マイケル・ベンディスのレビュー一覧
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ムーンナイト。元傭兵の多重人格者。挙動不審で、頭の中ではいつもキャプテンアメリカとウルヴァリンとスパイダーマンが会話している。このデッドプールの偽物みたいなキャラクターを、シリアスに掘り下げたのが本作だ。
ムーンナイトは特別な力があるわけではないし、ガジェットもチープ。ウェブシューターやウルヴァリンの爪の偽物を、元シールズのC級エージェントに作らせるのが関の山だ。本作での敵はカウント・ネフェリア。大物ヴィランといっていいだろう。ムーンナイトは狂気のような使命感で、はるか格上のA級ヴィランに立ち向かっていく。
ムーンナイトは、自分の憧れたヒーロー(頭の中にいる3人)をまねた「ヒーローごっこ」 -
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ブライアン・マイケル・ベンディス / サム・ハンフリーズ / ジョン・レイマン / アンディ・ラニング / アンディ・シュミット / アーサー・アダムス / ステファン・ルー / ジェイ・レイステン / マイク・メイヒュー / オートー・シュミット / グスターボ・ドゥアルチェ / 光岡三ツ子5.0 (1)
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々が他のヒーローとチームを組む一冊。
最初からアベンジャーズとチーム同士で組む最高に盛り上がる作品が二話続きで載っているのがまずおいしい。ガモーラとシーハルクの緑の女性コンビやなかなかお目に書かれない動物ヒーロー集団ペット・アベンジャーズとロケットなどおいしいチームアップが多くて本当に楽しい。ペット・アベンジャーズにいたっては独立して一本話を載せてくれている。楽しい。
ブラック・ボルテックス展開が中途半端に読めてしまう部分は良し悪しあると思うが、ロナンのキャラ性が分かるのでありがたいところではある。 -
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Posted by ブクログ
「ニューアベンジャーズ:ブレイクアウト」から張り巡らされた伏線により盛り上がる大クロスオーバー作品。スクラル人からの侵略の様子は非常に大規模で、人類全体で抵抗していくような雰囲気も相まって非常に魅力的。
現地では色々キャンペーンをやっていたようで、手の込んだ合成写真やイラストが多数掲載されている。
本作単体で読んでも、スクラルの特性を生かした「他社への信頼」を問いかける展開に魅力を感じる。しかしもちろんおすすめはここまでの作品を読んでからこの作品に触れることである。この作品で明らかになる事実をもってもう一度読み直すと今までの作品の見方が大きく変わってくることだろう。
今後の展開に大きくか -
Posted by ブクログ
ニュー・アベンジャーズのタイトルを引き継ぐのはシビル・ウォー後、潜伏を余儀なくされた反体制側の面々。ウルヴァリン・スパイダーマンと人気キャラが多い上に、ドクター・ストレンジなどが加わり、またルーク・ケイジが主役級に目立つようになって魅力あふれるチームに仕上がっている。
シビル・ウォー後の世界を描いているものの、ニュー・アベンジャーズとしての仕切り直しの感が強く、一度置いておいたハウス・オブ・M後の重要人物の動向をはじめとするそれ以前の展開の伏線などを集約していくのが非常に楽しい。さらにそれを紡ぎながらの日本での戦闘を経て、衝撃の事実が明らかになるのもまたこの先の展開に期待が増す。 -
Posted by ブクログ
「ニューアベンジャーズ」と「アストニッシングX-MEN」という新しいシリーズ化した二大作品をクロスオーバーさせる大規模な展開を描き出した本作。しかも旧アベンジャーズ解散のきっかけとなった事件と大きく関わる展開とあって、これまでの設定全てを上手く使っている。
ヒーローが本当に願う理想の世界を見せられ、本来生きていた現実に戻さなければならない、という展開はよくあるものだが、世界全体が変質してしまうという大きな規模で展開することで、「改変世界」という大きな変化をした世界の中でキャラクター一人ひとりが変化した様子を見ることができるのが非常に面白い。当然、そこからパーソナルな悩みも一人ひとり描き出すこ -