ブライアン・マイケル・ベンディスのレビュー一覧
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キャプテン・アメリカ、ルーク・ケイジ、スパイダーウーマン、セントリー、とニューアベンジャーズの面々がそれぞれどのような心情で内戦中のそれぞれの立場についたのか、という点を主軸に描いたタイイン。それぞれに一話ずつドラマ性を持たせているので非常に読みやすく、また意外なキャラとの絡みがあったりする点が面白いところである。とくにセントリーはインヒューマンズと関わったりして独特な立場にいるので興味深い。
ニューアベンジャーズの面々だけではなく、アイアンマンとの関係性を持ってマリア・ヒルの立場も描いているのが面白いところだ。
しかし巻末に掲載されているアニュアル、ルークとジェシカの結婚式の方が読みごた -
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表題作である「セントリー」編と、「シークレッツ&ライズ」編の二本からなる単行本。
前巻で大きな謎を持って登場したセントリーというキャラのあまり知られていないキャラについて、作品内のコミックとの関係という新鮮な切り口で描いていくのが面白いところ。謎解き要素を経て、他のチームも合わせて様々なヒーローが協力する上、なかなか煮え切らない状態が長く続くので、セントリーの参入シーンは非常に爽快である。
シークレッツ&ライズは盛り上がりにかけるが、前巻までのシールドの不穏さやスパイダーウーマン絡みの動きが際立つのが良い。新キャラ・ローニンが非常に格好良く描かれているのが魅力的だった。ただ、スパイダーウー -
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アベンジャーズが解散する事件があった後、とある大事件にたまたま居合わせたメンバーから新しいチームが結成されるという新シリーズの第1巻。
最初からその大事件の描写に非常に力が入っており、数多くのヴィランが登場する様は知っていれば知っているほど面白い絵面だろう。そしてそのメンバーを集めていく辺り、オーソドックスに面白さのある展開をしておいて、ひとつの事件に対処してこの巻が終わる。そしてその事件を経て、初期のアベンジャーズの結成の流れを追うように、1人だけ特徴的な人物が後から加入する、という流れも魅力的だ。
単純な悪に見えるヴィランたちとの戦いから初めているのに、読み終わる頃には、単純な正義VS悪で -
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クロスオーバーなシリーズ。
世界としては、教授が死んでいて、マグニートーが支配している歴史が変わった世界なので、「エイジ・オブ・アポカリプス」とよく似た感じ。
まあ、あっちは、マグニートーが世界を支配はしていなかったか。
アポカリプスはいなくて(?)、割りと危機を回避した世界で、マグニートーは、英雄。
結局、この人、教授がいるとコンプレックスやら、教授の精神操作なんかの影響で邪悪になってしまうのでは?と、わたしは、いつもの教授黒幕説(笑)
まあでも、教授がいないと割りといい人なのではないかと思います。
そして、この世界は、基本平和。
偽りの平和か、苦い真実(破滅につながる)か、というのは -
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ネタバレオンスロート→ヒーローズリボーン→アベンジャーズ解散(未約)→ハウスオブMと続くマーベルユニバースクロスオーバーから受けた「アベンジャーズ」の再結成までを描く章。
この本は第3作目で最終章。
番号振ってないから2作目を飛ばしてしまいました。
今マーベルはこの為にアイアンマン、マイティソー、ハルク、キャプテンアメリカとリバイバル含めて後悔しています。
チームにはウルヴァリンやファンタスティックフォーやビーストも登場するのでほぼほぼオールスターな漫画。
マジンガーとゲッターロボとデビルマンが総出で何年も長編を書いているようなモノ。
だからパワーが凄まじい。
それぞれが単行本の主人公だけに魅せる -
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映画用のコミックスかと思っていたのですが、これは、リセットがかかっていないアベンジャーなんですね。
ということで、知らない設定がいっぱい。というか、アベンジャーズが、解散していたこともしらなかったよ!アベンジャーズ自体も、ほとんどしらないしなぁ(笑)
「ヒーローズ・リボーン」のリセットかかったキャプテン・アメリカを知っているぐらいか。
キャプテンアメリカを中心に、解散したアベンジャーズにかわり、新しいアベンジャーズをつくっていくというお話です。集めてくるメンバーが、もう、バラバラ。
ピーター・パーカーは、わたしのなかでは、クローンに普通の人生を任せて、スパイダーマン専業になっていたのだが… -
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精神を病んでいるビジランテ、ムーンナイトの西海岸でのほぼ単独の活躍を描いた一冊。スーツを着た自警団行為に病理を見出す、というヒーロー史における衝撃的な見解を形にしたようなキャラクターなので、本当に現代社会にこんなヒーローがいたらどんな扱いを受けるのか、なんてことを考えたりできる。病理の描き方がヒーローが精神世界で意見してくる、という形なので、そこが葛藤にもつながっていて非常に読みごたえがあった。
ただそのあたりが厄介、という描き方が中心になってしまうので、もう少し普通にヒーロー的な活躍、傭兵として良い部分も読みたかった気持ちもある。気持ちとしての善性は描かれているが、それだけでは物足りないか。