ブライアン・マイケル・ベンディスのレビュー一覧

  • ニューアベンジャーズ:パワーロス

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    前巻「ダークレイン」でのフッドの行く末を利用して再びビランチームの大攻勢を描く一冊。「トラスト」のころとはちがいダークアベンジャーズがいるのがミソ。ビランチームが手にした力を使ってニューアベンジャーズにもオズボーンにも影響を与える展開は非常に魅力的に映った。

    それだけに、中盤からのニューアベ勢の切り抜け方がどうにも容易に見えてしまう感じなのは惜しい。ゲストキャラの多さとオズボーンが今までより軽率なのと、色々と有利な条件が多い感じだ。

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    2016年03月14日
  • ニューアベンジャーズ:トラスト

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    前巻『レボリューション』において判明した事実から、仲間をも疑うこととなったニューアベンジャーズの面々と、大勢のヴィランとそれを束ねる新進気鋭のヴィラン…といった面白い展開。通常なら大きな事実が判明した直後にその話を進めると考えられるが、そこにあえてヒーローものとしての王道を混ぜたことでヒーローとは何者か問い直す行為は非常に意味のあるものだろう。

    しかしその二つの要素を進めるうえでどこかバランスが悪いのか、全体的な雰囲気が重苦しい。また両方を表現するために必要だったのか、「事後に語る」方式で物語を進めていくことも爽快感が薄いことに影響を与えているのだろう。せっかくわかりやすい展開にしたのだから

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    2016年01月01日
  • ニューアベンジャーズ:コレクティブ

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    前巻『セントリー』収録の「シークレッツ&ライズ」の続きと、『ハウス・オブ・M』後の結末を描く「コレクティブ」が収録されたニューアベンジャーズシリーズ第3弾。

    前者はスパイダーウーマンの告白や、世間への公表を行う姿を旧メンバーで現メンバーではないMs.マーベルの視点を使いながら描写したりと、女性陣の目立つ話である。と、書いた所で、後者においてもマリア・ヒルを筆頭に多くの女性が活躍していることに気がつく。もしかしたら、00年代後半の作品として意図的にやっているのかもしれない。昔から女性キャラは多くいたものの、少し位置づけは変わっていくのだろうか。なお、Ms.マーベルに関してばハウス・オブ・Mでの

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    2015年08月14日
  • エイジ・オブ・ウルトロン Vol.1

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    アメコミはエピソード単位で楽しめるものとしても、登場するヴィランなんかがヒーロー達と既に既知であったりするとどうしても「未読のエピソード」の存在を意識しちゃって途中から読んでしまった感が残ってしまうんですよなぁ。あと、ヒーロー達はそのヴィランの恐ろしさを知ってるけど読者は知らない。そこらへんの齟齬も、特に冒頭において障害となる。

    とは言いつつも、ある程度ノッてくると話も面白くなってくる。本巻では主に事件の発端ではありますが、過去と未来両軸で展開されるウルトロン討伐戦、楽しみであります。

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    2015年06月17日
  • ダークアベンジャーズ:シージ

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    『シージ』のダークアベンジャーズ視点のエピソードを描いた作品。『シージ』ではじめて知ったセントリーなる謎の強キャラについて、その出自などが明かされる(わかったようなそうでもないような)。ダークアベンジャーズの素行の悪い(笑)部分が見れたりとか、『シージ』を補完する内容で楽しめました。

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    2015年03月17日
  • ニューアベンジャーズ:セントリー

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    並行して読んでいるX-MENが、この前クロスオーバーで、それとつながっているのかと思ったけど、これは、そっちの続きではないらしいと気づくのに時間がかかりました。
    あぁ、あっちは、「ニュー」じゃないアベンジャーズなのか……。じゃあ、あの事件の後の世界なのかな、ここは?

    壮大なフェイクで、最強のヒーローと最悪の敵を作るお話。こういう、アメコミの仕組みは、けっこう好きです。無理があるけど、壮大じゃないですか。

    そして、身中の虫は?

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    2013年02月08日