中島花野のレビュー一覧

  • セゾン・サンカンシオン

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    依存症患者とその身辺の人々の物語。精神疾患の抱える問題と本人の辛さが描写されている。正直読むのが辛かったけど、読んで良かったと思う。

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    2025年05月06日
  • ぼくはうそをついた

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    #ぼくはうそをついた
    #西村すぐり
    #ポプラ社
    #児童書
    #平和学習
    あとがきを読んで、著者がこの物語を長い時間をかけて大事に大事につくりあげたんだということがわかった。うそをつく場面はグッときます。我が子を、家族を戦争で失うということは受け止め難い事実です。戦争反対。核兵器反対。

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    2024年11月26日
  • ぼくはうそをついた

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    広島に暮らす少年と少女。それぞれの、原爆体験を持つおじいさんおばあさんの体験を通して、被曝体験当事者のことを想う物語。
    作者のお母さんの体験が元になっているとのことで、熱い想いが伝わってくる。

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    2024年07月24日
  • ぼくはうそをついた

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    原簿で家族を失った心の痛みはいつまでも消えないということに改めて「戦争をする意味」ということを考えさせられる本。なぜ戦争になるのか、有史以来途切れることがない中、今平和な日本に生まれたことのありがたみを感じるとともに自分が何をするのかを考えてしまう。

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    2024年07月02日
  • ぼくはうそをついた

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    リョウタと一緒に
    広島の街を巡った気分になった。
    遠い昔に行った原爆資料館のことを思い出す。
    今年の夏に、もう一度行ってみようか。
    戦争、原爆。ほんの数十年前に日本で起こっていた紛れもない現実に、思いを巡らせるきっかけをくれた良い本でした。

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    2024年06月21日
  • ぼくはうそをついた

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    たんたんとし過ぎてて、決して読みやすい文体とは思わないんだけど、ぼくのついたうそに涙が出そうになった。
    どうか子供たちにも伝わって欲しい。

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    2024年06月16日
  • ぼくはうそをついた

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    あの日から60年経っても、違うカタチで苦しむ人がいることに涙が溢れてきました。
    認知症の家族がいるせいでしょうか。
    必要なうそが沢山あります。

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    2024年06月07日
  • フェミニスト紫式部の生活と意見 ~現代用語で読み解く「源氏物語」~

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    研究書って、読みにくいのだけれど。
    これは面白い!
    と思ったら、研究者でもあり作家さんでもあるんですね。
    ならば、他の本も読んでみたい。

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    2024年04月23日
  • セゾン・サンカンシオン

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    依存症も様々。なった理由も様々。スリップする背景、生き方依存症に関わるものとしてとても参考になった。

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    2024年03月30日
  • ぼくはうそをついた

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    ネタバレ

    戦争で息子を亡くしたタヅさん。その息子の友達のミノルはリョウタの祖父のお兄さん。二人とも広島の原爆で亡くなったのだが、リョウタは祖父から当時の話を聞き、ミノルの足跡をたどってみることにした。記憶が曖昧になり息子を探し歩き行方不明になったタヅさんにリョウタはうそをついた。すごくやさしいうそをついた。ちなみに作中にでてくるミドリ先生は作者のお母さんがモデルだそうですが実体験も含めて戦争の恐ろしさと悲しさ、現代と過去、そして淡い恋心がうまくまとまった良書だと思いました。

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    2023年09月26日
  • セゾン・サンカンシオン

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    すごいものを読んでしまった…
    依存症の現実を垣間見た気がします。
    家族が受け入れることは簡単じゃない、そう分かっていてもつらすぎる。
    何年経っても完全に解放されることはなく、「回復を続ける」という表現も重い。
    自分が当事者になったら、あるいはその家族になったら、どうしたらいいんだろう。怖い。

    でも忘れたくないのは、依存症になってしまった人たちの心に傷つきがあったこと。最初のきっかけは、傷つきや問題を自分で何とかするために嗜癖に手を出している。
    その社会的解決なくして、依存症を減らすことはできないと感じる。

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    2022年05月12日
  • セゾン・サンカンシオン

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    「人を依存症にするのは、快楽じゃないよ。
    心身の痛みや、それぞれが感じている生きづらさが原因で依存症になっていくの」
    アルコール依存症の母親をもつ柳岡千明は、退院後の母親が入所する施設「セゾン・サンカンシオン」へ見学に行く。そこは、様々な依存症に苦しむ女性たちが共同生活を行いながら、回復に向けて歩んでいくための場所だった。迷惑を掛けられてきた母親に嫌悪感を抱く千明だが、施設で同じくアルコール依存症を患っているパピコとの出会いから、母親との関係を見つめなおしていく――。

    ☆最高!最高!最高!☆読み終えた後、興奮してなかなか寝つけなかった。目を瞑るとシーンが瞼の裏に浮かんできて、自分のココロがグ

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    2021年09月20日
  • ぼくはうそをついた

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    あの戦争を私は何も知らないに等しい。広島や長崎、沖縄の人たちは今も背負っている。子供たちも小学生の頃から教えられているのに。原爆ドームも行かなければと思いながら行けていない。知ろうとすることから始めなければ。
    この本は中味もわからずタイトルで手にとった。
    ついたうそは優しいうそ。リョウタのウソに胸が熱くなった。この本に出会えて良かった。

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    2025年08月30日
  • フェミニスト紫式部の生活と意見 ~現代用語で読み解く「源氏物語」~

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    現代の女性の視点からみた「源氏物語」面白かった。
    紫式部、そして平安の女流文学
    は実に多彩だったことに今更ながら驚く。時代が違っても、感情や抱く思いは、想像できる。
    読み飛ばしていた中に、こんなにいろんな考える芽があったなんて。読んでいるうちに、何を何故不快に感じていたのか、何故好ましく感じていたのか、自分の感覚が整理されていくのを感じた。

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    2025年01月30日
  • ぼくはうそをついた

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    2024年読書感想文高学年課題本
    現代も続いている戦争の傷跡を小学生の目を通して映し出している。
    広島、長崎、第五福竜丸と日本が受けた放射能の被害はしっかり後世に伝えていかなければいけない、とこの年になって思います。

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    2025年01月01日
  • ぼくはうそをついた

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    平和学習を通して原爆について学ぶが、それ以外にはないかもしれません。
    私自身もそうですし、子どもたちもそうかもしれません。本書は、被爆した人の家族の思いをシゲルさん、タヅさんから知ることができます。お話を通して、戦争を忘れてはいけないと改めて考えることができる一冊だと思いました。

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    2024年08月15日
  • ぼくはうそをついた

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    原爆で亡くなった息子を、今でも探し続けるタヅさん。リョウタとタヅさんの河原での会話は、涙なしには読めなかった。
    周りに戦争体験のある大人がいる人は、いまやかなり少ないと思う。だからこそ、こういった本から、間接的にでも体験者の記憶や感情を読む経験はとても貴重だ。
    今も世界からなくならない戦争という理不尽なものが、巻き込まれた人たちに何を遺していくのかということを、目を背けてしまいたくなるけれども後世に伝えていかなければならないと改めて思う。

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    2024年08月03日
  • ぼくはうそをついた

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    広島の原爆にまつわる記憶をおじいちゃん達に聞く話、かな。彼の地には行ったことがあるし記念館にも入った(昔なのであまり記憶はない)けど、街路樹が世界各国から送られてきた話は知らなかった。また行くことがあればそこも見てみたいなと思う。

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    2024年07月30日
  • セゾン・サンカンシオン

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    精神科で働いている時に読みたかったな

    依存症について、細かい専門書を読むよりリアリティだし入り込みやすいと思う
    依存症の人を見たことがある分、家族が間違いなく崩壊していくのも見たことがあって
    どちらも疲弊していた

    受け止めることが大事

    よく聞くけれど、当事者家族としては物凄く難しいことだと思うし、それができたら家庭崩壊しないよね

    埋もれてるのがもったいない、もっと知って欲しいと思える本でした

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    2024年07月14日
  • ぼくはうそをついた

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    祖父やひいばあちゃんとのつながりから戦争について考えていく子どもたちの物語。

    リョウタは祖父から戦争体験を聞き、戦争で亡くなった祖父の兄の足跡を辿りながら戦争を自分とつながりあるものとして捉えていく。レイは戦争で亡くしたはずの息子を探し続けるひいばあちゃんを支えたいと思っている。

    レイのひいばあちゃんを接点に、リョウタとレイが戦争への関心を共有し、つながっていくところがよかった。恋が芽生えている様子もあって、甘酸っぱくて素敵。子どもたちには、こんなふうに自分の中の大切な気持ちを共有できる人と恋をしていってほしいな、と思ったりもした。

    リョウタがうそをつく場面が、やはりいちばん印象深い場面

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    2024年06月21日