高野結史のレビュー一覧

  • バスカヴィル館の殺人

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    ネタバレ

    2025-3

    購入後一気読み。
    前作との関連はあるので、シリーズ続けて読む方がいいけど、初めて読んでもまあ楽しめるかなと。

    殺人遊戯や裏方のことを知っている分、今回の“第三層”については新たな展開でよかった。
    なんとなく前作と比べると雑な展開だったように感じた。
    2転3転するかな?と期待していただけにあっさりしていた印象を受ける。 参加者のドラマは控えめだったし、どちらかというと裏方や、最終的に魅せたかったのは“新人の能力”だったのかな…と。

    探偵についてはいくつかミスリードがあったのは面白かった。

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    2025年04月04日
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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    ネタバレ

    自然公園でのバーベキュー中に子供が行方不明になり、母親は誘拐だと主張するが証言ははっきりしない。刑事・桐谷歩子は、大人と一緒かもしれないと言うキャンプガイドの天幕とともに子供を探すことに…『バーベキュー大捜査線』
    天幕の渓流釣りツアーに参加した歩子。参加者の1人がこの山では死体が消えるという噂について話し始め…『人食い山の刺身』
    歩子の友人・愛理の叔母の家に空き巣が入り、貴金属などが盗まれた。留守番を任された愛理が従姉妹と外出中のことだった。責任を感じた愛理は歩子に相談し…『焚火の推理』
    天幕のツアーの常連客・沢嶺が崖から落下して意識不明の状態で発見された。現場には天幕の帽子が落ちており、歩子は天幕の取り調べを行うことに…『ハックルベリーの罪』
    タイトルは謎解きとなっているが、謎解き要素は薄め。1話目は最後社会問題の提起みたいな流れになっていて奇妙な誘拐事件の話は微妙な感じで終わっているし、2話目については最後の話に持っていくために入れたという感じで謎解きもしてないような…。一冊通して歩子の悩みも何も変わっていない気がするし。タイトル通り謎解きがメインという感じでもなく、悩みを抱える人を癒すみたいなほっこり系でもなく、正直どんな話というのが言いづらい。

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    2025年03月20日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    人嫌いの主人公は、児童虐待の仕事を押し付けられた。

    言葉を選ばずサクサクと。
    読んでいる方としては楽ですが、これ現実でされると
    腹が立つ状態なのは確かです。
    結果が全て、ではありますが、過程も大事。

    過去の首つり、今の首つり。
    一体何なのか、どうなっているのか。
    主人公の過去が出て来た瞬間、どうなっているのかと
    混乱してきます。
    主人公は冷静になるために、あちらは罪のために。

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    2024年10月28日
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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    バーベキューの際に起きた誘拐事件、死体が消えると噂される山、高級別荘地の窃盗事件…刑事の霧谷歩子(きりや ほこ)は公私で様々な事件に遭遇するが、キャンプガイドの天幕包助(てんまく ほうすけ)が、アウトドアの知識を駆使して謎を解き明かす…

    私はミステリも好きだがキャンプも好きなので、好きなもの二つが組み合わさった本書にビビッときて手に取った。ちなみに私はキャンプ場にも本を持参する。満天の星空を観ながらの読書、小鳥の囀りをBGMにコーヒーを飲みながらの読書は格別なのだ。

    さて本書。あまりメジャーな作品ではなさそうでそれほど期待してなかったものの、想像以上にしっかりした話運びで面白かった。アウトドアを舞台にキャンプガイド天幕が探偵役となり、事件を解決に導くコージーミステリ。殺人が起きるわけではないので、比較的ライトなタッチで描かれている。連作短編形式ならではの伏線回収もある。
    様々な事情を抱えている犯人に、天幕が寄り添うように謎を解いていくスタンスが優しい。刑事の職を続けることに悩んでいた歩子が、天幕との関わり合いを通して前向きになっていくプロットも良い。アウトドアやキャンプ飯には、鬱屈した心に晴れ間をもたらすパワーもあるのだ。
    “キャンプ”と言うよりは、渓流釣りや登山等の“アウトドア”が舞台だったので、個人的にはキャンプをテーマとした続編に期待したい。天幕と歩子の関係性も気になるところだし…
    本筋から逸れるが、北海道の道路って“道道”って言うのか…身近に“県道”しかない私には、勉強になった。どうどう

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    2024年09月08日
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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    キャンプを題名に入れているが、不自然すぎずにキャンプの場面を取り入れていて、やりすぎ感はなく引っかかることなく読めました。

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    2024年08月12日
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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    天幕さん、なかなかののらりくらり系男子だけど、最後はかなり好感持てた。
    キャンプに関連した謎解き面白かったけど、途中途中で出てくる登場人物、嫌なタイプが多くてモヤモヤしつつ。でもこういう情報系謎解きは好きです。

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    2024年05月07日
  • 奇岩館の殺人

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    初めての倒叙ミステリ。両者の感情を俯瞰してみながら何がこのミステリの肝なのか、オチはどうなるのか、ワクワクして読み進めたもののあまり大きなサプライズはなかった印象でした。佐藤の感情はあまりにも浮き沈みがありすぎて入り込めず。個人的な好みの問題であることを抜きにすると総じて面白く読み進めやすいミステリであると思います。

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    2026年01月02日
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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    ネタバレ

    自然の中で食べるご飯って力あるよね。主人公が仕事や私生活の重荷を肩から下ろしている自分に気づくところ、わかるなーと思った。

    DV関連の話は初めて知ることばかりで興味深かった。

    電車移動中の読書にいいと思った。

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    2023年09月19日
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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    ネタバレ

    プロローグが衝撃的だったので、どうしてそうなったと気になりながら本編を読んだ。
    第一話から第三話までは大体想定通り、ただ事件を起こした側の事情を知ると心が痛む内容が多く、考えさせられることも多かった。
    特に第一話の事件は、父親の気持ちを思うと本当に辛い。
    最終的に父親にとってもお子さんにとっても最良の選択ができたのではないかと思う。

    割と素直な展開に思えた第一話から第三話に比べて、プロローグの展開の本編となる第四話は、二転三転していく展開で心境のジェットコースターぶりが激しいことに。
    これまでの話がさらっと伏線になっていることもあり、油断ならない。
    特に一安心していたところからの病院のシーンは、え、きみ本当はそうだったのかと焦る羽目に。
    あの展開は狡い。
    本当にラストまで気の抜けない話だった。

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    2023年06月29日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    生きている人間よりも死体の相手の方が性に合っている設定の医大の助教、真壁さんは結構子供好き。

    大学のポストを巡る汲々とした事情とか、いい人そうなんだけど組織の建前からか距離感の縮まらない刑事一課の小野田美姫との関係とか、読んでいてちょっとやるせない気分になる。

    子供の虐待を指摘された親が自殺を装って立て続けに殺された、という事件と真壁の小学生時代のトラウマが絡み合って話は進むが、結局犯人には真壁を追い詰めて行く意図は特になかった、って理解でいいんだよね?

    真壁の妹の繭さんがステキで、別れ難い。

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    2023年03月15日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    法医学者の助教授真壁天は死体にしか興味がないのだが、児童虐待児の臨床鑑定を言いつけられる。ところが、これが連続首つり事件に絡んでいき、真壁天の立場も危うくなり、警察を差し置いて調査に乗り出す。最後に驚くべき真相が待っている。それにしても主人公の真壁天は可哀そうだなあ。泣けてくるぜ。イマジナリーフレンドというのはこういうのか。

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    2022年11月06日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    ネタバレ

    読みやすかった。
    法医学者 真壁天は人間像と接するより解剖しているほうが性に合う人間嫌い。しかし、教授から児童虐待を鑑定する仕事を押し付けられる。
    様々な親子の闇を暴いていく真壁。ある日、彼に虐待を指摘された親会社首吊り死体で発見される。
    死体の状況を見た真壁は、小学生時代に目の当たりにした首吊り死体を思いだす。

    小学生時代に見た、親友ハルの首吊り死体、16年たっても過去のトラウマを払拭できずに苦しむ真壁、
    ただ、実はその首吊り死体は妹の繭のもので、この真実を受け止められずに乖離性障害というものを引き起こしていたという展開は驚いた。

    一連の犯行の犯人も親友のハルという展開も驚き。

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    2022年02月06日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    このミス大賞の「隠し玉」として刊行された本作品。
    臨床法医学というジャンルは新しいと思いますが、法医学を駆使してというよりも真壁先生の観察眼で解決している感じでした。
    伏線の回収は面白かったです。

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    2021年07月20日