高野結史のレビュー一覧
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ネタバレ自然公園でのバーベキュー中に子供が行方不明になり、母親は誘拐だと主張するが証言ははっきりしない。刑事・桐谷歩子は、大人と一緒かもしれないと言うキャンプガイドの天幕とともに子供を探すことに…『バーベキュー大捜査線』
天幕の渓流釣りツアーに参加した歩子。参加者の1人がこの山では死体が消えるという噂について話し始め…『人食い山の刺身』
歩子の友人・愛理の叔母の家に空き巣が入り、貴金属などが盗まれた。留守番を任された愛理が従姉妹と外出中のことだった。責任を感じた愛理は歩子に相談し…『焚火の推理』
天幕のツアーの常連客・沢嶺が崖から落下して意識不明の状態で発見された。現場には天幕の帽子が落ちており、歩子は天幕の取り調べを行うことに…『ハックルベリーの罪』
タイトルは謎解きとなっているが、謎解き要素は薄め。1話目は最後社会問題の提起みたいな流れになっていて奇妙な誘拐事件の話は微妙な感じで終わっているし、2話目については最後の話に持っていくために入れたという感じで謎解きもしてないような…。一冊通して歩子の悩みも何も変わっていない気がするし。タイトル通り謎解きがメインという感じでもなく、悩みを抱える人を癒すみたいなほっこり系でもなく、正直どんな話というのが言いづらい。 -
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バーベキューの際に起きた誘拐事件、死体が消えると噂される山、高級別荘地の窃盗事件…刑事の霧谷歩子(きりや ほこ)は公私で様々な事件に遭遇するが、キャンプガイドの天幕包助(てんまく ほうすけ)が、アウトドアの知識を駆使して謎を解き明かす…
私はミステリも好きだがキャンプも好きなので、好きなもの二つが組み合わさった本書にビビッときて手に取った。ちなみに私はキャンプ場にも本を持参する。満天の星空を観ながらの読書、小鳥の囀りをBGMにコーヒーを飲みながらの読書は格別なのだ。
さて本書。あまりメジャーな作品ではなさそうでそれほど期待してなかったものの、想像以上にしっかりした話運びで面白かった。アウトドアを舞台にキャンプガイド天幕が探偵役となり、事件を解決に導くコージーミステリ。殺人が起きるわけではないので、比較的ライトなタッチで描かれている。連作短編形式ならではの伏線回収もある。
様々な事情を抱えている犯人に、天幕が寄り添うように謎を解いていくスタンスが優しい。刑事の職を続けることに悩んでいた歩子が、天幕との関わり合いを通して前向きになっていくプロットも良い。アウトドアやキャンプ飯には、鬱屈した心に晴れ間をもたらすパワーもあるのだ。
“キャンプ”と言うよりは、渓流釣りや登山等の“アウトドア”が舞台だったので、個人的にはキャンプをテーマとした続編に期待したい。天幕と歩子の関係性も気になるところだし…
本筋から逸れるが、北海道の道路って“道道”って言うのか…身近に“県道”しかない私には、勉強になった。どうどう -
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ネタバレプロローグが衝撃的だったので、どうしてそうなったと気になりながら本編を読んだ。
第一話から第三話までは大体想定通り、ただ事件を起こした側の事情を知ると心が痛む内容が多く、考えさせられることも多かった。
特に第一話の事件は、父親の気持ちを思うと本当に辛い。
最終的に父親にとってもお子さんにとっても最良の選択ができたのではないかと思う。
割と素直な展開に思えた第一話から第三話に比べて、プロローグの展開の本編となる第四話は、二転三転していく展開で心境のジェットコースターぶりが激しいことに。
これまでの話がさらっと伏線になっていることもあり、油断ならない。
特に一安心していたところからの病院のシーンは、え、きみ本当はそうだったのかと焦る羽目に。
あの展開は狡い。
本当にラストまで気の抜けない話だった。 -
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ネタバレ読みやすかった。
法医学者 真壁天は人間像と接するより解剖しているほうが性に合う人間嫌い。しかし、教授から児童虐待を鑑定する仕事を押し付けられる。
様々な親子の闇を暴いていく真壁。ある日、彼に虐待を指摘された親会社首吊り死体で発見される。
死体の状況を見た真壁は、小学生時代に目の当たりにした首吊り死体を思いだす。
小学生時代に見た、親友ハルの首吊り死体、16年たっても過去のトラウマを払拭できずに苦しむ真壁、
ただ、実はその首吊り死体は妹の繭のもので、この真実を受け止められずに乖離性障害というものを引き起こしていたという展開は驚いた。
一連の犯行の犯人も親友のハルという展開も驚き。