高野結史のレビュー一覧
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匿名
購入済みドタバタミステリ
クローズドサークルモノが大好きなので読みました。
ライトな文章と笑いの要素もある展開でサクサク読めました。
山ほどあるクローズドサークルミステリとの差別化をはかりつつ、
スマホの時代にそれも没収となると、
登場人物たちがクローズドサークルの状況についてメタな発言をしまくらなければならず、まあ仕方がないけれど、古き良きクローズドサークルの雰囲気はありませんでした。
テンポ良くライトな文章のため、読後感や特別な印象は特に残りませんでした。
が、次作の方がおもしろいとレビューにあったので、次作も購入します。 -
Posted by ブクログ
以前から気になっていて購読。
これは完全に私が悪いんだけども、バスカヴィル館を先に読んでしまったので面白さが半減してしまった。絶対こっちを先に読むべきだった。と、最初1ページ目で後悔の嵐だった。
上記を踏まえた上での感想にはなるが、やはり心情の表現が多いキャラクターに感情移入しがちなので、かなり終盤まで謎解き役のキャラが気に入らず、イライラしながら読んだ。その分最後の展開はおぉと思ったが、、満足度は微妙なところだった。
個人的に、文庫本は連載や続き物ならそれとわかるようにタイトルに配慮をするべきで、逆にそうでないのならどれから読んでも成立するべきと考えているので、ここまで内容に影響があるなら -
Posted by ブクログ
ネタバレ自然公園でのバーベキュー中に子供が行方不明になり、母親は誘拐だと主張するが証言ははっきりしない。刑事・桐谷歩子は、大人と一緒かもしれないと言うキャンプガイドの天幕とともに子供を探すことに…『バーベキュー大捜査線』
天幕の渓流釣りツアーに参加した歩子。参加者の1人がこの山では死体が消えるという噂について話し始め…『人食い山の刺身』
歩子の友人・愛理の叔母の家に空き巣が入り、貴金属などが盗まれた。留守番を任された愛理が従姉妹と外出中のことだった。責任を感じた愛理は歩子に相談し…『焚火の推理』
天幕のツアーの常連客・沢嶺が崖から落下して意識不明の状態で発見された。現場には天幕の帽子が落ちており、歩子 -
Posted by ブクログ
バーベキューの際に起きた誘拐事件、死体が消えると噂される山、高級別荘地の窃盗事件…刑事の霧谷歩子(きりや ほこ)は公私で様々な事件に遭遇するが、キャンプガイドの天幕包助(てんまく ほうすけ)が、アウトドアの知識を駆使して謎を解き明かす…
私はミステリも好きだがキャンプも好きなので、好きなもの二つが組み合わさった本書にビビッときて手に取った。ちなみに私はキャンプ場にも本を持参する。満天の星空を観ながらの読書、小鳥の囀りをBGMにコーヒーを飲みながらの読書は格別なのだ。
さて本書。あまりメジャーな作品ではなさそうでそれほど期待してなかったものの、想像以上にしっかりした話運びで面白かった。アウト -
Posted by ブクログ
はじめましての作家さん。
「探偵」も「犯人」もみんな敵!という
新感覚のミステリー小説。
ミステリー小説にはお馴染みの、
探偵、クローズドサークル、見立て殺人、密室などが、たくさん詰め込まれて出てくるのに何故か新しく感じる設定やストーリー。
ミステリーだけどクスッと笑えたり、怖いって印象がないのでミステリー初心者さんやホラーっぽいのは苦手という方におすすめ。
逆に言うと、王道のミステリー小説が好みの人には物足りないかもという印象。
バイトの佐藤視点と運営側の小園間さん視点で描かれていて、ところどころコミカルな感じの描写があって、どちらにも感情移入できて、ついツッコんだり、応援したくなっ