高野結史のレビュー一覧

  • 奇岩館の殺人

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    こちらでの評価が良かったので手に取ってみました。読み終わって思うことは表紙はコレ話と関係あるのかな??雫さん?ぽくないけど誰だろう。

    金持ちの道楽で実際の殺人を伴う探偵遊戯をやる中に闇バイトで放り込まれた主人公は…!?という今までにない展開です。裏方がいるので運営側しか知らない秘密の通路とかバンバン出てくるので、殺人のトリックを暴くものではなさそう…じゃ、ドキドキハラハラ系かなと思ってたら、いい意味で予想を裏切られました。

    他の方の感想みるとなんと続編があるみたいですね。主人公の佐藤さんのその後が分かるのかな?読んでみたいと思います。

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    2025年10月14日
  • 奇岩館の殺人

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    ネタバレ

    探偵遊戯。それはミステリー好きの金持ちたちの道楽。しかも実際の「死」を伴う……

    オーソドックスなクローズドサークルのミステリーだと思って読み始めたからだいぶ面食らった。
    運営側が必死で舞台を整える事件の裏側の描写は不謹慎だけど結構微笑ましく感じたし、上役の理不尽さに辟易とする現場の悲哀みたいなものも共感できた。

    主人公も主人公で、推理ドラマの中に急に放り込まれた何も知らない一般人みたいな存在だけど、実は登場人物の中では一番のミステリーオタクで洞察力も鋭く、数々のトラブルでシッチャカメッチャカになっていくシナリオの瑕疵によく気づく運営にとっては迷惑なやつで、読んでいるこちらもどちらかというと

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    2025年10月13日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    読書録「臨床法医学者・真壁天
        秘密基地の首吊り死体」4

    著者 高野結史
    出版 宝島社文庫

    p169より引用
    “ 教育熱心といえば聞こえは良いが、自尊
    心を満たすため息子にエリート街道を歩ませ
    たいだけの人間に見えた。”

     法医学者を主人公とした、長編ミステリ小
    説。第十九回「このミステリーがすごい!」
    大賞最終選考作品「虐待鑑定〜秘密基地の
    亡霊〜」改題加筆修正版。
     人と接するのがあまり得意ではない主人
    公・真壁天。法医学者として死体と向き合う
    仕事を望むが、教授から求められる仕事は
    不本意な児童虐待に関するもので…。

     上記の引用は、主人公の幼馴染・ハルの
    母親についての一

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    2025年10月04日
  • 奇岩館の殺人

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    初読み作家さん˙ᴥ˙
    殺人事件と推理がゲームとして行われる『探偵遊戯』
    それに巻き込まれたらどうする?

    犯人側の苦労が分かるストーリー

    特殊すぎる特殊設定ミステリー
    おもしろすぎて一気読み( * ॑꒳ ॑*)

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    2025年09月30日
  • バスカヴィル館の殺人

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    前作を読んでいなくても、最初で大まかな設定がわかり、読みやすかった。登場人物の立ち位置によって事件の層が異なる点は面白かった。物語の設定からか事件が起こるまでのスリルや興奮感が少なかったのが、もったいなかったと感じた。

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    2025年08月12日
  • バスカヴィル館の殺人

    匿名

    購入済み

    前作よりも複雑でドタバタ。面白かった。
    ラストも良かった。
    キャラクターの深みが出るので、前作を先に読まれることをおすすめします。

    #ドキドキハラハラ #笑える

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    2025年08月07日
  • バスカヴィル館の殺人

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    ☆4.1

    "探偵"、"真犯人"って誰のこと〜?!!って思いながらずっと読んでられて楽しかった!
    探偵遊戯も楽しめるし、遊戯じゃない殺人も犯人がわからないまま楽しめて2度オトクな気分!
    最後の種明かしの部分は感動しちゃった〜
    登場人物ちょい多めだけど、楽しめた!!

    探偵になりきりたい人のために、ほんとに殺人を組み立ててお金もらって商売にしようっていう会社いつか出てきそうと思ったら怖いな。

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    2025年07月05日
  • バスカヴィル館の殺人

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    面白かった。
    前作の続き。このシリーズは設定が面白い。

    富裕層に実際の殺人が起きる探偵遊戯という推理ゲームを提供する。

    その提供側の視点で描かれているが、今回は運営側の設定とは外れた殺人や事象が発生。

    ストーリーとは別に殺人を犯しているのは誰か?黒幕の正体とは?

    面白い内容でした

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    2025年07月04日
  • バスカヴィル館の殺人

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    タイトル買い。読みやすくてすぐに読み切れた。
    登場人物が多くて、名前も独特で把握が大変な上に表方と裏方と分かれているから、常に こいつはだれだ〜と前のページを遡って読み進めた。しかも構造が複雑で、今どの謎について誰がどこで論じているのかがわからなくなりがちで、すっきり理解するには二度読みは必須だと思う。
    探偵遊戯という突拍子もない設定ならではの展開はとても楽しめた。
    が!読み終わってから前作が積書にあることを発見。先に読めばよかったと後悔中。。すぐ前作も読もうと思います。

    最後に、きっと作者はそんなつもりないと思うけれど、、リアル脱出ゲーム系が好きな身としては、参加することをディスられている

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    2025年06月24日
  • 奇岩館の殺人

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    富豪が楽しむアンダーグラウンドな探偵遊戯。そこでは本当に人が殺される。バイトとして連れてこられた佐藤は自分の役目が「被害者」として殺されることだと知り、それを回避するために謎を解こうとする。しかし出しゃばった行動をすれば殺されるし、「犯人」も「探偵」も誰なのか分からない。彼は生還することができるのか。最後の最後までトリッキーで痛快なミステリです。
    スタッフたちによる舞台裏が描かれていて密室トリックも明かされるので、読者からすると倒叙ミステリのようですが。しかしまだまだ隠された何かがありそうで、気が抜けません。そして「探偵」が誰なのかもまた簡単そうで難しい。そして「事件」の最後まで生き残れたとし

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    2025年06月20日
  • 奇岩館の殺人

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    孤島に立ついびつな形の洋館・奇岩館に連れてこられた日雇い労働者の青年・佐藤。到着後、ミステリーの古典になぞらえた猟奇殺人が次々起こる。
    それは「探偵」役のために催された、実際に殺人が行われる推理ゲーム、「リアル・マーダー・ミステリー」だった。佐藤は自分が殺される前に「探偵」の正体を突き止め、ゲームを終わらせようと奔走するが……。設定もキャラクターもなかなか凝っていて面白かったです。

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    2025年06月08日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    分類としてはミステリーというよりもサスペンスという印象の、法医学者を主人公とした殺人事件物語。
    風変りな主人公が犠牲者の解剖を通して事件に関わりますが、図らずも事件の渦の中心にどんどん引き寄せられると同時に、本人に関する以外な事実が徐々に明らかになっていくので、飽くことなくドキドキしながら読み進みました。
    法医学者を主人公にした事件モノはいくつかありますが、これまでにない主人公の立ち位置を新鮮に感じました。

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    2025年06月06日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    臨床法医学者の真壁先生が虐待の容疑にある者と
    関わると、何故かその物が不審な死を迎える
    物語が進むにつれて、16年前の小学校時代に起き
    た、ハルの死がチラつき、さらに真壁先生には、
    思い出すだけでめまいや嘔吐を及ぼす程のトラウ
    マになっている様子
    妹の繭の存在、児相の職員、誘拐されたと思われ
    る子供にイマジナリーフレンドがいることといっ
    たカードが散らばっていたが、ラストは全く読め
    ない展開だった。

    次回作も楽しみ

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    2025年05月29日
  • バスカヴィル館の殺人

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    ネタバレ

    ミステリ小説、特に殺人事件や犯人当て系はトリックに重点が置かれてキャラクターはそのためのコマとして扱われる印象がある。

    トリックのために発言し動くと言う感じだ。

    この作品はその分キャラクターに感情があり、感情から行動しているように感じた。袋小路と凛子が特にそうで、緊張した空間のはずなのにほのぼのする場面もあった。

    そうしてキャラクターを大事にしたからこそ、最後の一文は刺さる。

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    2025年05月08日
  • バスカヴィル館の殺人

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    意図的に作られたものとはいえ、舞台設定や全体の雰囲気は本格そのもので好み。今回は裏方部分のパートがかなり多いため、本格もののワクワク感はやや薄れたものの、あくまで作中作ということで事件を楽しめた。有名ミステリや探偵との絡め方はもう一歩生かしきれなかったような。

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    2025年05月06日
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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    札幌市が舞台になってる作品。
    札幌市民としては、あああの川べりか等と想像しながら物語に没頭
    アウトドアを商売にする天幕さんと、刑事人生に疑問、葛藤する歩子刑事が事件を解決するストーリー

    アウトドア(キャンプや川釣り、登山)は趣味ではなかったが、疑似体験してるような描写は良かった
    ラストの話。これまでのキャラがいい形で登場して
    おり、構成も上手い。
    変化球なミステリだが、なかなか楽しめた
    続編も作れそう。いや、是非作って欲しい^_^

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    2025年04月08日
  • バスカヴィル館の殺人

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    前作同様、シナリオに沿って事件が起こされ、探偵役が推理する。
    今回かかっているのは命だけではなく退職金も。
    どんな結末を迎えるのか、最後の最後まで気が抜けない構成になっている。
    前作より今作の方が好きかもしれない。

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    2025年04月06日
  • 奇岩館の殺人

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    ネタバレ

    著者初読。パイセン本。いきなり解決編からスタート。んん?と思いながらも読むとどういう事なのか薄ら分かってくる。高額な報酬を受け取る事で顧客が望むシチュエーションの舞台を用意する「探偵遊戯」は実際に殺人が行われるため警察の介入も難しいほどの海外の孤島で行われる。そこには「探偵役」や「ヒント役」など運営側から派遣される人員と闇バイトで募集される「殺され役」や「犯人」が存在する。そこで「探偵役」が最初に殺されてしまったからさぁ大変。まるでミステリーができるまでの裏側を見ている様な気分になって面白かったです。

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    2025年03月25日
  • 奇岩館の殺人

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    ネタバレ

    2025-1

    〈佐藤〉はとある事情があり、「探偵」役のために催される殺人遊戯に「旅人」役で巻き込まれることに。なんとか生き残るためにも、「探偵」に推理をしてもらい事件を終わらせようとするが──。

    なかなか面白かった。〈佐藤〉と一緒に推理しつつも、運営側の事情もちらちら垣間見えるので、そちらにも感情移入してしまった。
    ナレーションじみたところに違和感があったんだけど、最初私たち“読者”に向けてなのかなって思っていた。小説のなかで読者に向けた、こういう演出はあんまり好きじゃないんだよな〜と思ってたら、まんまと騙されてました。
    ミステリー好きで沢山読んだり、映像作品も観たりしてるけれど、私の推理

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    2025年03月01日
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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    楽しく読めました。
    ほのぼのした話なのかと思って読んでみると、あ?え?となって、物語の先が、最後の話が気になり、一気読みでした。

    新しい発見とかはないけど、雰囲気とか世界観はとても好きです。

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    2025年03月01日