高野結史のレビュー一覧
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日雇い労働者の‘佐藤’は、高額報酬バイトに参加するため孤島に建つ古びた洋館を訪れる。到着後、館では古典ミステリーを準えた連続殺人事件が起こるが、実はそれらは‘探偵’役のために構成された本物の殺人を伴う推理ゲームだった。次の犠牲者になることを恐れた‘佐藤’は、‘探偵’と‘犯人’の両方を同時に推理することを余儀なくされる。
‘佐藤’と運営側の2つの視点から進むストーリーは、ミステリーの中に恐怖と滑稽さを共存させていて不思議な読み心地だった。運営側の視点が明かされているにも関わらず、殺人事件の違和感と真相が最後まで分からないようになっていて面白かった。ただ倫理観が著しく崩壊している点で、だいぶ嫌な -
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佐藤は探偵は誰か、を探る。
奇妙なバイトに参加した佐藤。曰く、余計なことはしない、ミステリーは好き、でもコナン、で合格しそして孤島の洋館に招かれる。
お嬢様、お嬢様の友人、たまたま孤島に立ち寄ることになった人、使用人たち。そこで殺人が始まる。けれど、これは高等な遊戯。超富裕層が殺人事件を解決する探偵気分を味わうために誂えられた一大舞台。
なにも知らない佐藤。どうやら自分が殺される?死なないために協力者となる探偵を探せ!
こんなクローズドサークルあり!?
それがありなんです。佐藤の生存戦略と裏方の小園間の丁々発止の描写が愉快で、両者の苦悩を天からの視点で見学したかのよう。
結末もお見事。普通の -
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ネタバレ探偵遊戯。それはミステリー好きの金持ちたちの道楽。しかも実際の「死」を伴う……
オーソドックスなクローズドサークルのミステリーだと思って読み始めたからだいぶ面食らった。
運営側が必死で舞台を整える事件の裏側の描写は不謹慎だけど結構微笑ましく感じたし、上役の理不尽さに辟易とする現場の悲哀みたいなものも共感できた。
主人公も主人公で、推理ドラマの中に急に放り込まれた何も知らない一般人みたいな存在だけど、実は登場人物の中では一番のミステリーオタクで洞察力も鋭く、数々のトラブルでシッチャカメッチャカになっていくシナリオの瑕疵によく気づく運営にとっては迷惑なやつで、読んでいるこちらもどちらかというと -
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読書録「臨床法医学者・真壁天
秘密基地の首吊り死体」4
著者 高野結史
出版 宝島社文庫
p169より引用
“ 教育熱心といえば聞こえは良いが、自尊
心を満たすため息子にエリート街道を歩ませ
たいだけの人間に見えた。”
法医学者を主人公とした、長編ミステリ小
説。第十九回「このミステリーがすごい!」
大賞最終選考作品「虐待鑑定〜秘密基地の
亡霊〜」改題加筆修正版。
人と接するのがあまり得意ではない主人
公・真壁天。法医学者として死体と向き合う
仕事を望むが、教授から求められる仕事は
不本意な児童虐待に関するもので…。
上記の引用は、主人公の幼馴染・ハルの
母親についての一