高野結史のレビュー一覧

  • 奇岩館の殺人

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    続編同様、面白かった。
    終盤で畳み掛けるあの感じがとても楽しい。
    ただ、主人公の佐藤より運営側の小園間の肩を持ちたくなる。
    イベント運営における予期せぬハプニングや急な予定変更って嫌すぎるもんなあ。
    生き残るために必死な佐藤が行動を起こす度に「邪魔すんな!」と思ってしまったほど。
    ホント物語の中盤までは、お仕事小説読んでる気分でした。
    まあでもポンコツかと思いきや、意外と切れ者だったりする佐藤のキャラも好きですけどね。
    もし3作目が出るなら、ぜひとも読みたい。

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    2025年02月28日
  • バスカヴィル館の殺人

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    「探偵遊戯」、多額の依頼料を支払いクライアントは絶海の孤島(クローズドサークル)で探偵気分を味合う、運営する組織(企業)はシナリオを作成し何重もの伏線やトリックでクライアントを喜ばせる、裏の社会や闇バイトを通じて実際に殺人が行われる!荒唐無稽に感じるが読み進めていくと自分の中で案外すんなり受け入れらる。著書においては「Xの悲劇」「黒死荘の殺人」「ナイルに死す」に見立てた連続殺人事件。

    誰が探偵役か誰が殺されるのか?わからない設定でクライアントを楽しませ遊戯を堪能する表舞台(勿論殺される被害者も自分が殺されるか知らされていない)、それを地下室で多くのモニターとスタッフを駆使して企画進行させてい

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    2025年02月11日
  • バスカヴィル館の殺人

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    読み終わった後、脳内で拍手喝采だった!
    ぜぇったいに「奇岩館の殺人」を読んでから読んだ方がいい。
    奇岩館の殺人は正直、エキセントリックな展開に中々付いていけず更に佐藤が鬱陶しくて不燃焼な感じがあったけど(現に前作の評価は星2)話の裏を知ってる今作はスッと話に入り込めて前回のモヤモヤが今回のスパイスになってる!
    本当最高!!

    “リアル”リアルマーダーミステリー私も参加したすぎるーー!!!!!
    (イマーシブ東京すらまだ行けてない…早く行きたい)

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    2025年02月06日
  • バスカヴィル館の殺人

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    ネタバレ

    ワイダニット部分にはとても満足していて、この手の作品の最適解だなと感じました。
    ただ、〈探偵役〉が誰か推理するということには乗り気になれなかったのと、一層目の事件があまりにもショボくて、他方で上位層の運営やら黒幕やらの話が複雑で置いてきぼりにされた感があるところから、評価は3寄りの4かなというのが率直な感想でした。

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    2025年02月05日
  • バスカヴィル館の殺人

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    ネタバレ

    「探偵」役のために開催される、実際に殺人が行われる推理ゲーム。
    シナリオは「探偵」役のために一から作られる豪華さで、孤島とそこに建つ館が舞台(クローズドサークル)。
    読み始めてすぐに富裕層を揶揄した不謹慎で安っぽい設定だと感じ、読むのをやめようかと思ったが、結局最後まで読んだ。
    登場人物の思惑も絡み合って多層化する話を読者も一緒に謎解きできる点が面白かった。

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    2025年02月04日
  • 奇岩館の殺人

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    ネタバレ

    主人公がどうなるのか続きが気になってすぐ読み終わりました。今までに読んだことのないタイプのミステリーだったのでミスリードに綺麗に引っかかりました。結末は予期できず、とても楽しめました。
    以下ネタバレあり
    ヒロイン死ぬんやぁと思った。
    主人公が舞台中の死をどう回避するかってストーリーかと思いきやって感じだった。
    ライターになるのはちょっと主人公ハイスペックすぎじゃない?とは思う。

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    2025年01月18日
  • バスカヴィル館の殺人

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     実際に殺人を起こす推理劇『殺人遊戯』シリーズの続編で、本作は『バスカヴィル家の犬』をモチーフにした館で『Xの悲劇』『黒死荘の殺人』『ナイルに死す』という海外の古典的名作に因んだリアル推理ゲームの犯人役の視点と舞台側の視点で描かれ、それぞれの心情や推理、作中の仕掛けと思わぬ真相に驚かされる形で一気読みだった。

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    2025年01月15日
  • 奇岩館の殺人

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    変則な設定の王道をいくミステリ。
    執事役が仕掛け人であるが、様々なトラブルが押し寄せて、ドタバタしてて凄惨なシーンを打ち消して
    くれる。
    探偵役は、全く期待されないような人物ながら、観察力が鋭い。
    ラストは、意外過ぎる結末。
    次回作あるのかな?

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    2024年12月29日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    ネタバレ

    がっつり本格派というよりは、物語や展開、散りばめられた謎を気軽に楽しんで読むようなお話です。児童虐待に関わる様々な人間関係が描かれます。幼少期のトラウマから人付き合いが苦手な主人公に、明るくて可愛らしい妹さんのコンビがとても良いです。
    主人公が捜査に関わる動機付けが少し弱い点がちょっと気になる事、法医学があまり活躍しているように見えない事、状況説明時の言葉運びが少し突っかかるように感じましたが、文体はとても分かりやすく、どんどん先を読みたくなりました。
    舞台設定ゆえに葛藤や迷いのシーンが多く、主人公が心の傷を乗り越える様子が重点的に描かれます。クライマックスのドン、と真実を目の前に突き出される

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    2024年09月26日
  • 奇岩館の殺人

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    最初の設定はあまり入り込めず 読み進むのに苦労しましたが 途中からどうやって終わるのだろう という 好奇心で読む 手が進みました。
    関係性がはっきりせずもどかしいので 登場人物が これ以上出てきたら 把握するのも 少し しんどかったです

    しかし 後半から終わりにかけては 読み応えがあり それぞれの心情が手に取るように分かりました、
    そして何と言っても ラストが 痛快で面白いです。

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    2024年08月25日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    一気読みでした。
    全てが繋がった時の恐怖で
    電車で一旦読む手が止まりました。
    でもすぐまた最後が気になってしまい本当に一気読み。

    映像化も見てみたいけどちょっと怖い気もする。

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    2024年07月17日
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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    サクサクっと読めるミステリーに、キャンプ飯がエッセンスとなり、軽い感じですが、話は重い内容かな。
    短編とは言え、馴染のないキャンプ飯は興味を惹かれ、物語としては伏線も有り、楽しく読めました。

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    2024年06月16日
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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    流行りのものは何でもミステリになるんだなあ。
    キャンプ知識があまりなかったので、蘊蓄はある程度楽しめた。偽名のところは引っかかってたから、伏線もある程度はよめた。
    キャラがもっと魅力的だったら楽しいかな。

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    2023年09月26日
  • 満天キャンプの謎解きツアー かつてのトム・ソーヤたちへ

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    個人的に好き話でした。
    アウトドアや謎解きが好きな方にはおすすめです。
    特に謎解きが好きにはいいかもです。

    すべての話が、心地が良く気持ちよく楽しく読むことができました。
    久々にキャンプ飯や登山をしたくなりました。

    とてもいい気分転換になりました。

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    2023年12月13日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    ちゃんと整理しながら読んだら、あーーーここがポイントになるのかってなりながら、サクサク1日で読み終えれた。

    犯人はちゃんと文章読んでたら当てれた。わーい。

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    2023年03月29日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    ネタバレ

    読んでてしんどいとこも多々あったけど、面白かった。
    途中「この妹実在するのか…?」と思ったりもしたけど、近堂の存在によりいろいろ騙された。
    かすみちゃんいいこ。

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    2021年08月30日
  • 臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体

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    ネタバレ



    ・イマジナリーフレンド、という聞き慣れない言葉
     、これがかなり大きな伏線となっている

    ・妹の繭の存在は、やや不自然さはある、
     が、父以外で残された家族として、
     関わり方としては、自然でもある

    ・違和感を最初に感じたのは、
     「小野田刑事」と、説明もしていない
     刑事の名前を繭が言ったシーン
     
     ハサミ男、の、医者を思い出した、

    ・親友だった、ハルの死の真相は???
     という大前提となる疑問中で、
     紐解かれる真実にかなりびっくりする

    ・正義感溢れる児相の金堂の存在や、
     容疑者としては、医大の教授なども、
     カウントしたりして、
     その辺もミスリードがうまくできている、

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    2021年07月18日
  • 奇岩館の殺人

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    ネタバレ

    古き良き、由緒正しい読者への挑戦状は、我々「読者」ではなく観客に向けられたものだったのか…。
    変則型の叙述ミステリではあるけど、主人公のパンチが弱い。実はミステリマニアのキレモノとか最後に分かってもな…。チームに組み込まれてシナリオ作るのも良いのではないかと思うけど、友人の安否を心配して乗り込んで、事実を知って怒ったあの設定はなんだったの?!

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    2025年11月26日
  • 奇岩館の殺人

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    不気味な空間と心理描写が光る、緊張感のあるミステリ。
    「閉ざされた館もの」が好きな人には特に刺さる一冊。

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    2025年11月09日
  • バスカヴィル館の殺人

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    設定としては面白く、考える要素が色々あるという点はよかったです。
    探偵については少し(当てられなかったということが理由かもしれないですが)少し反応に困りました笑
    前作があることを読んだ後に気づき、
    読まなくてもそこまで影響はないですが、調べてから読めばよかったと若干後悔しました。

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    2025年09月15日