中村和彦のレビュー一覧

  • 「組織開発」を推進し、成果を上げる マネジャーによる職場づくり 理論と実践

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    就職氷河期の厳しい競争を乗り越えて入社し、バブル経済崩壊後の業績の立て直しのために成果を上げることを求められ、成果によって評価され昇格した人たちがいざマネージャーになってみたら、いつの間にか働き方に対する社会の価値観が大きく変わってしまい、それに対して苦労しているマネージャー層に向けた1冊。

    問題の本質は、これまでは「会社人間の男性正社員」という同質性が高いメンバーでチームや職場が構成されていたのに対し、今は多様性が求められる時代であることに起因していると思いますが、その点に対して真摯に向き合っており、テレワーク時代におけるマネジメントに関する考え方など、まさに2024年現代に必要なマネジメ

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    2024年02月24日
  • いちばんやさしい「組織開発」のはじめ方

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    やさしくて読みやすい。
    合理性一辺倒で組織を運用するとメンバーのコミュニケーションに明らかな弊害が出る。そんな悩みをゆっくりほどいてくれた。
    意図的に価値のある雑談、気持ちの受け止め、やりとりのキャッチボールをお互いが尊重しながらできるのか。
    まずはここを始められれば、うまくできると信じて粘り強く行えばきっと組織は良くなるはず。。
    できることから、少しずつ、周りを巻き込んで、実践しようと思います。

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    2023年12月12日
  • マンガでやさしくわかる組織開発

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    2年ほど前からずっと本棚に入っていましたが、ようやく手にすることができました。

    組織開発とは、簡単に言えば「職場でのチームワークや共同性を高めるためのアプローチ」ですが、技術やスキルといったものではなく、いわゆる人間関係や価値観の違いといった対人関係的な問題について対応していく、といったほうが強いです。

    この本では「人間的側面で起こっている問題を書き出す【見える化】」→「根本的な問題を対話によって突き詰めて共有する【ガチ対話】」→「あるべき姿を目指してどう対処するかを合意し実行する【未来づくり】」の3つに分ける手法が描かれています。

    取り扱うのが人の心といったセンシティブなものなので実践

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    2023年12月03日
  • 「組織開発」を推進し、成果を上げる マネジャーによる職場づくり 理論と実践

    購入済み

    わかりやすくてじんわり胸に響く

    組織開発をマネージャーの立場で実践する上で必要なポイントがまとまっていた。
    特に実際にやるための参考になるやり方や、セルフリフレクションで振り返るための問が用意されているのが良かった。
    私はまだマネージャーではないが、マネージャーになるために、また今支えるためにできることを考えながら読めた。
    組織の状態やその変化の過程が学術的にはどうまとめられているか、わかりやすくまとまっていた。組織開発のことを説明するフレームとして使える情報が多かった。色々なところで活用できる良書だと感じた。

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    2022年12月17日
  • 「組織開発」を推進し、成果を上げる マネジャーによる職場づくり 理論と実践

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    読み進めながら、セルフリフレクションをがポイントにはいり、今の理解を文字や言葉にして進めていけます。

    そのため、学びを実務に結びつけることができます。

    特に4章のチームや職場レベルの関わりでは、サーベイのフィードバックのやり方の具体的な内容やチームの強みに焦点をあてる進め方についての勘所が書かれており、とても参考になりました。

    1時間くらいで読み返して、何度も反復することで、学びがより実践になるのだと思います。

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    2021年10月11日
  • 組織開発の探究―――理論に学び、実践に活かす

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    組織開発とはなにか、そしてこれまでどのような歴史を経て発展(あるいは衰退)してきたのか…背景となる哲学や心理学の系譜も踏まえながら、組織開発についてかなり欲張って一冊の本にまとめられているなという印象。分厚いが、厚みだけではない重厚さ、組織開発が扱う領域の広さと深さを感じられる本書。組織開発について学びたい、実践したいならまず読むべき本。

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    2021年08月01日
  • マンガでやさしくわかる組織開発

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    以前会社の風土改善の研修でやったことがまさにここに描かれていたことであることに気がついたのが収穫。その時はコロナでだいぶ停滞してしまったことが今更ながら悔やまれる。

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    2021年03月01日
  • マンガでやさしくわかる組織開発

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    恥ずかしながら、人事コンサルという仕事をやっていながらも説明がしにくく困っていた「組織開発」について自分の中で色々腑に落ちてかなりスッキリした。
    マンガのストーリーも含めてイメージが湧きやすく、考え方もまとまっていてとてもわかり易いと感じた。認識が漏れていた・ずれていたと感じたところもあるので今後に生かしていきたい。

    「適応課題」になかなか向き合えていない会社・組織が大半かもしれないと考えてながら読んだ。

    求め過ぎだとわかりつつも、上司や経営者のマインドセットを変える要素まで具体的にイメージが湧くところまであればとも思ってしまったのは正直なところであるが、それを差し引いても、何度も読みたい

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    2019年08月21日
  • 組織開発の探究―――理論に学び、実践に活かす

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    組織開発において、実践者として手法やテクニックではなく、その背景や思想を理解したうえでマインドセットを持つことの大事さがヒシヒシとわかる本。
    人材開発と組織開発の第一人者同士の共著というのもあって、隣接する分野のつながりも理解しやすく書かれている。思想や理論を読んだ後に実践編の具体例を読むと、冒頭に書かれていた風呂敷のニュアンスがよくわかった。その組織に合う形に落ち着くまでコツコツ対話を重ねて、その流れを積み重ねるのが重要だと胸に刻みます。

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    2019年02月15日
  • 組織開発の探究―――理論に学び、実践に活かす

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    「組織開発の探求」というタイトルだけど、内容的には、「組織開発の歴史」という感じの内容が大部分だな。

    これが、でも実に目から鱗がポロポロと落ちまくる内容。

    なんとなく、こんなもんだろうと思っていたことが、どういう哲学、心理学的な背景をもちつつ、また世の中の状況とか、企業環境とか、経営学の流れともシンクロしながら、発展、変化してきたかがとてもクリアにわかる。

    それは、単に知的に「組織開発」の歴史が理解できてスッキリした以上のものがある。

    自分がこれまで、なんとなくそういうものだと思ってやってきた「作法」が、先達のどういう志や思想、知恵、努力の積み重ねの上に成立してきたものかが、わかって、

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    2018年11月12日
  • 入門 組織開発~活き活きと働ける職場をつくる~

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    組織開発という語を見かける機会が最近また増えてきたものの、ぼんやりとしたイメージしか持ってなかったので、きちんとした理解を深める為に本書を読みました。著者はこの分野の第一人者で、入門書らしくこれまでの歴史、根底にある基本的な考え方や価値観、実践されている手法を通り一遍説明しており、ODの入門書としてふさわしい内容となっております。ただし、実例にはちょっと簡単にしか触れておらず、進め方の例が参考になったのでもう少し色々なケースの紹介が欲しいところですが、そもそも広く浅く概要するので詳しくはネットなどで調べて欲しいという指示があり良心的だなとは思います。実際に組織開発に取り組む機会が増えそうなので

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    2018年08月08日
  • 入門 組織開発~活き活きと働ける職場をつくる~

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    2年くらい途中まで読んで、放置状態でしたが、改めて最初から読み直し。

    組織開発について、コンパクトにまとまってます。

    Y理論の観点を持てるかどうかがキーですね。
    本当にYだけでうまくいくとは思えない自分がいる限り、なかなか組織開発の実践者になるのは難しそうです。

    上になればなるほど、それで事足りるのは、結局、ミドルが最も多様な価値観の持ち主に直接かつ密な接点があるからか。

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    2018年06月28日
  • 入門 組織開発~活き活きと働ける職場をつくる~

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    組織開発というのは、考え方であると同時にスキルでもある。考え方を身につけておかなければならないのだけれども、何かを実現するためには、そのためのスキルが必須という意味。
    組織開発を人に教えられる専門家、すなわち、考え方もスキルも身につけている人は日本には少ないのだと思うが、中村先生はその数少ない専門家のお一人。

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    2016年11月03日
  • 入門 組織開発~活き活きと働ける職場をつくる~

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    良書、再読
    個人、グループ、グループ間、組織全体
    ・戦略的な諸問題
    ・人材マネジメントの諸問題
    ・技術構造的な諸問題
    ・ヒューマンプロセスの諸問題

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    2016年05月05日
  • 入門 組織開発~活き活きと働ける職場をつくる~

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    組織開発の入門書として、最適な一冊。分かりやすく、QCやダイバーシティなどの概念整理もされていて、かなり参考になった。

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    2015年08月05日
  • 対話型組織開発――その理論的系譜と実践

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    訳者まえがき
    用語解説
    序文 対話型OD――過去・現在・未来
    第I部 序論および概要
    第1章 対話型ODのマインドセット
    対話型ODのマインドセットの主要な前提
    1.現実と関係性は社会的に構成される
    2.組織は意味を形成するシステムである
    3.広い意味における言葉が重要である
    4.変革を起こすには会話を変えなければならない
    5.統一性を求める前に、違いを明らかにするための参加型の探求と積極的な関与の仕組みを構築する
    6.グループと組織は絶え間なく自己組織化する
    7.転換的な変革は、計画的というよりも、より創発的である
    8.コンサルタントはプロセスの一部になる。プロセスから離れてはならない

     

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    2025年10月18日
  • 入門 組織開発~活き活きと働ける職場をつくる~

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    組織の二つの側面
     さて、組織には、「ハードな側面」と「ソフトな側面」の二つの顔があります。
     組織のハードな側面とは、形があるものや明文化されたもののことで、組織の部門や部署などの組織構造や組織デザイン、制度や規則、職務内容や仕事の決められた手順、戦略や理念などを指します。先ほどのホテルの例であれば、部署や仕事がどのように分けられているか、各スタッフの業務内容は何か、給与や昇格の制度、就業規則、ホテルの将来に向けた戦略や、ホテルの理念などです。これらは明文化・可視化され、公式的に定められているものです。
     一方、組織のソフトな側面とは、人に関するさまざまな要素、たとえば人の意識やモチベーショ

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    2025年05月23日
  • いちばんやさしい「組織開発」のはじめ方

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    組織開発をする際に、文字どおりに最初に支障・壁になる「はじめ方」についての本。
    その「はじめ方」は、ダニエル・キムの好循環モデルにおける「関係の質」の高め方と定義して説明し、中小企業・大企業・公共といった多様な組織における事例も紹介してくれている本。
    事例紹介の後に、関係の質を4つのステップに分けたうえで、事例からのポイントになる部分を抜きだし、再度解説してくれている。
    組織開発をはじめるとは、計画的なもの以外にこういうやり方があるのかとか、こういうはじめ方でもいいんだと思わせてくれる本。

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    2024年11月02日
  • 組織開発の探究―――理論に学び、実践に活かす

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    この本を読んで明日にでも組織開発ができる、という本ではない。懇切丁寧にわかりやすい言葉で組織開発とは何か、を説明してくれている。少し小難しい組織開発入門書といったところ。哲学的思想から連なる組織開発の歴史は単純に面白く読める。

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    2024年07月06日
  • 組織開発の探究―――理論に学び、実践に活かす

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    人口減少に伴う人材不足減少を考えると、私たちがトリュ得る対策としては、多様な働き方を許容し、潜在的な労働力として働いてくれる可能性のある人の労働参加を進めていくことです。

    組織開発のサンステップとして、見える化、ガチ対話、未来づくり、のサイクルが回り続ける必要がある。

    マクレガーの考え方として、人は本来怠け者で仕事をしたがらないために、強制や命令は必要であると言うx理論と、人は適切な条件のもとでは主体的、かつ創造的に仕事をすると言う理論があります。動機付け要因を高めるためには、合理論の人間観によるマネジメントが必要だということがわかっています。

    プロジェクトの規模が大きくなり、仕事の細分

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    2024年05月02日