中村和彦のレビュー一覧
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組織開発は、組織とはニンゲンがつくっているのであり、
組織の目標を明確化しながら、ニンゲンの尊厳を守りながら
すすめることが 何よりも大切である。
マネジメントは『経済的な価値と人間尊重の価値』
『ニンゲンは意思や感情を持っています。仕事の意味を考えて腹落ちすることで、内発的な動議づけが高まり、その仕事に活き活きと取り組むことができるようになる。』
会議を行なうのは、
①創造的思考
②チーム学習
③将来のビジョンや目標の合意。
の 三つの点を 確保しなければならない。
時代の急速な変化の中で、
『指示伝達型のスタイル』では、古い方法になっている。
そのなかで、『同時最適解を得ること。』が -
Posted by ブクログ
組織開発に関する軽めの入門書。
理論よりも先に実際の事例研究から入るので、理解しやすかった。
自分が勤める会社でも、昨年あたりから「エンゲージメント」という言葉がキーワード化してきていて、関連する取り組みが増えている。その根底にあるもう少し大きな概念が組織開発だなと理解。
「組織がより良くなる、その組織に所属する人がコミュニケーションを通じてより良くなる」そんな事が組織開発の目的で、実行する組織の規模感や性格によって具体的な手法は大きく異なる。
大企業事例として東芝テックとパナソニックが出てくるが、どちらも組織の長の感度が十分に高かった事が成功の鍵だったように思える。
もう少し小さかなレベルで -
Posted by ブクログ
仕事で組織レベルの改善について考える必要があったため、最近のノウハウではなく基礎を知りたいと思い購入しました。戦略や制度といったハードの側面はさまざまな事例があるけど、人や関係性といったソフトの側面はあまり学ぶ機会がない。特に日本では研究も少ない。本書を通じて、1960年代アメリカでの組織開発の起こりから現代までの歴史から紐解かれています。OD(Organization Development)実践者が組織に対してとりうるモードを分類し、体系として解説されており、まさに入門といったかんじです。そもそもOD実践者というロールを意識したことがなかったので、その立場から組織を捉えてみようと思いました
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Posted by ブクログ
組織開発とは何なのか。
どのような理論があり、どのような実践が可能なのか。
組織開発100年の歴史を遡り、思想的源流から手法までを詳細に解説していきます。
組織開発を知りたい人には、必読の一冊です。
組織開発は、非常にパワフルな手法である一方で、用いられ方を間違ってしまうと、大きなリスクや危険を個人や組織にもたらしてしまいます。いったい組織開発のどこに危険が潜んでいるというのかというと、組織開発が「集団精神療法」の影響を受けて発展してきた、という、この歴史的事実にあります。組織開発をこれから企業で導入する場合には、ぜひ、組織開発をする側のファ シリテーターの経験、履歴などを前もってしっかりと -
Posted by ブクログ
どちらかというと組織の育成(発展)よりも、
個人の育成に興味のある自分ですが、
全く無関係ではないという点と
アメリカでこういった系統の授業をあまり履修しなかったので、
まず全体像をざっと知るために読んでみました。
コンパクトに全体像が知れるという点では、とても良い本だと思います。
あだ、これ読んだからと言って何か実務に実践できるか?と聞かれれば、
ほとんど何もできない、という回答になってしまうかもしれません。
(タイトルにある通り、「入門」ですので、仕方なし。)
なので、この本で自分の興味のあるキーワードを拾ってきて、
自分なりに深堀していく必要があります。
そういった用途で使う分には、 -
Posted by ブクログ
組織開発(OD)とは何か。人と関係性に働きかけることで、活き活きと働ける職場を作るという内容。実際には、入門ということで概論から説明。
プロセスが成果に影響するという考え方をベースにしている。50キロで綱を引ける人が3人いて、その3人が綱引きに出場したが120キロしかパワーがでない。この30の差がプロセスロスが発生。さぼっているのか、角度が違うのか。このロスを最小限にして、さらに上を狙えるかということのようだ。もう一つがジョハリの窓。「私が知っていること」「私が知らないこと」「他人が知っていること」「他人が知らないこと」の四象限に分けて、「私が知っていて」「他人も知っている」というこの開放