福田利之のレビュー一覧

  • ほたるいしマジカルランド

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    働くならこういうところで働きたい、そう思わさせられた。いろんな人の生き方や人生が描かれていて、どうしてこんなにいろんな人の感情が分かるのだろう、と思った。人の数だけ、考え方も生き方も生きてきた環境も事情も違っていて、良いところも悪いところも違っていて、それを「だから面白い」「いいところを持ち寄って苦手なことはカバーし合って」と言ってくれる社長、こういう人の元で働けたら幸せだろうな、と思った。

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    2025年11月30日
  • ほたるいしマジカルランド

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    うんうん、テーマパークじゃなくて遊園地。
    もちろん、両方とも好きやけど遊園地のほうが好き度が高いかもしれない。
    テーマパークよりも遊園地の方が良い意味で遊びに行ってる人も働いてる人も人間っぽい気がするのはアタシだけ?
    久々に遊園地、行きたいなぁ。

    ☆月曜日 萩原紗英
    ☆火曜日 村瀬草
    ☆水曜日 篠塚八重子
    ☆木曜日 山田勝頼
    ☆金曜日 国村佐門
    ☆土曜日 三沢星哉
    ☆日曜日 すべての働くひと

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    2025年11月24日
  • 芥川龍之介短編集 蜘蛛の糸・羅生門など

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    なかなか手が出なかった、芥川龍之介の大判の短編集。紙質など含めて読みやすい一冊。作品ごとの解説、芥川龍之介の年表など含めて永久保存したい。

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    2025年06月21日
  • 博士の長靴

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    読んでいて穏やかな気持ちになった。
    章毎に語り手は変わり、藤巻博士はすべての章に登場するが、特別何かをすることは無い、でも何かを教えてくれる様な人、そんな藤巻博士の周囲の人々の変化の物語
    最後の二十四節気表も「そうなんだぁ」と勉強になった。

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    2025年06月20日
  • 博士の長靴

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    大学で気象学の研究をする藤巻博士と彼をとりまく人たちを描いた連作短編。

    藤巻先生が彼の妻となるスミと出会った1958年から2022年までの藤巻家四世代の歩みを、6編に分けて時代を追いながら、とても静かに語られる物語たち。
    主人公である藤巻博士自身の多くは語られていないけれど、時おり先生の口にした言葉によって、その温かいお人柄がうかがえる。

    博士は少し変わった気質だけれど、その傍らでそれぞれ力強く生きる家族の姿がほほえましく、ままならないからこそ、なおいっそう家族が愛おしいと思える、何だか不思議な魅力をもった家族の物語だと思います。

    二十四節気に合わせて、藤巻家が行う行事に、とても心が和み

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    2025年04月27日
  • 芥川龍之介短編集 蜘蛛の糸・羅生門など

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    児童書ではあるが、芥川作品の代表作の羅生門、鼻、蜘蛛の糸、杜子春など10篇を収録。児童書なのでルビもふってあるし、難しい表現や現在ではあまり使われないような言葉の解説が下段に乗っていて非常に解り易い作りとなっている。この作品集を読んで思ったことは最近の芥川賞ってどうなのということ。あまりにも難解で読むのに一苦労するような作品が多いような気がします。芥川作品は最近の作品みたいに小難しくなく読みやすい印象なのですが実際どうなんでしょう。

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    2025年03月12日
  • 博士の長靴

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    2025/02/27
    天気にとても詳しい藤巻昭彦という大学教授の息子だったり、その家族だったり、親戚だったりといった人たちの半生がこの人を中心に、主人公が移り変わる短編となっている。
    物語の中心となる藤巻さんは最初に生い立ち等が語られているが、その後の話ではちょっとしか出てこない。けれども、藤巻家と関わりのある人たちが年月の経過とともに色々な人生を送っている様子が丁寧に描かれていて、時代の移り変わりと家族の関わりや関係性の変化の機微が読んでいて次の展開や中心人物に興味を惹かせるようになっていると思う。
    全体的にほんわかする小説だと思います。

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    2025年02月28日
  • あのこはね

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    感情のコントロールって難しい。
    大人でも楽しめると思う。
    子の成長の振り返りにもいいかも。

    絵に惹き込まれた。

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    2025年02月01日
  • ほたるいしマジカルランド

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    最近時間があっという間に過ぎていって焦りがあったけど、やっぱり本読む時間があると、落ち着ける。いい。
    正和堂書店で、月別文庫本ランキングの一位になってたから読んでみた
    遊園地で働いてる何人かの人のことが、章ごとにその人目線で書かれているお話。山田の引退ライブのとこじーんときた。
    特に水曜日の章の八重子さんと野上さんが出てくるお話が好きだった。何回か会ったことある人のことをちょっと知れて、いい一日にだったって思えるところが好き。
    あと、日常の中に気づかない変化があるみたいなこと書いてある部分も好きだった。
    何年後かにまた読んだら、共感する相手が変わるかもだし、また読みたいなっ

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    2024年12月17日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地ほたるいしマジカルランドで働いている従業員の遊園地に対する思いや私生活、心の中を描いています。

    極端な過去の人もいたり話が結構リアルな気がする。こんな私生活もこんな事考えてる人いっぱいいるだろうな。
    でも、全体的に前向きな感じでほっこりしました☆
    この遊園地の社長も好き。世の中の社長がみんなこんな風におちゃめでちゃんと会社や従業員の事を想う人だったら日本は良くなるのになぁ…と思う。

    私は金曜日の話が好きです♪

    よし。まぁ明日も仕事頑張るか。
    ってなんとなくそんな気持ちにさせてくれる1冊です♪

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    2024年10月08日
  • ほたるいしマジカルランド

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     大阪北部の遊園地を舞台にした、7編からなる群像劇で、描かれるのは日曜日のイルミネーションイベントに向けた1週間です。


     訪れる人が笑顔になるのが遊園地というものだけれど、従業員にはそれぞれ抱える事情があり、性格があり、人生観があります。
     彼らのそんな姿が、寺地はるなさんらしい丁寧なタッチで紡がれていました。共感と希望を心に残してくれるストーリー展開も相変わらず見事です。

     感心するのは、各話の脇で登場する人物にまで十分な存在感を与えるキャラ設定をしているところです。
     佑や「木曜日」の照代さんはともかくとして、「水曜日」の野上さんや「金曜日」のあおいさんにまできちんとした背景を用意し

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    2024年10月22日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地の従業員達の日常、人生を描いた作品でした。働くことに臆病になっている自分に勇気をくれる作品でした。

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    2025年12月03日
  • 博士の長靴

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    ネタバレ

    好きぴにおすすめされて読んだ✨
    ストーリー自体は結構好きだったし、行事ごとに
    祝う文化も真似したいと思った!

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    2025年09月14日
  • 博士の長靴

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    気候を研究する博士の、大学時代から高齢になるまでの時間を、6つの異なる視点から綴った短編集でした。淡々と流れていく日々の中で、大きなことも小さなことも起こりますが、最後には静かな穏やかな頷きだけが残る、というような…読み終わった後に、深呼吸した後の余韻みたいなものを感じました。

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    2025年09月14日
  • ほたるいしマジカルランド

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     隣の芝は青く見える。
     他者と自分を比べて自己嫌悪に陥る。はたまた、自分と違うところに目をつけて受け入れられないと拒絶する。
     憧れや嫉妬の対象である相手にも悩みや嫉妬心があることを忘れて、「自分だけが」と悲観的になるのは苦しいことだ。しかし、いつもポジティブでいることは難しい。
     少し視点を変えるだけで、見える世界は大きく変わる。道端の石ころが宝石に勝る輝きを有するときがあるように。

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    2025年09月07日
  • 博士の長靴

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    抗えない時間の流れ、変わるもの、変わらないもの。このお話を通して自分の身の回りの事も沢山頭に浮かんできた。特に何か大きなことが話の中で起きるという訳ではなく、平和な静かな暖かい日常が書かれていた。でも時代に合わせた言葉で書かれるため特に前半部分は言葉が固く感じた。

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    2025年07月08日
  • 芥川龍之介短編集 蜘蛛の糸・羅生門など

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    読みやすくなっているようだったので、現代文学ではないものもと思って読んでみた。

    うっすらと覚えのある「蜘蛛の糸」、「鼻」、「羅生門」、「杜子春」。
    改めて読むとこんな話だったのかと新鮮だった。

    時に気味の悪いくらいの描写で人間の汚い部分を表現し、それは幾年もの時を超えても変わらず心に突き刺さる。

    しかし、昔の言葉は難しい。。。
    100%は理解できず雰囲気で読み進めた部分もあったかも知れない…

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    2025年06月18日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地に行こう もそうだけどやっぱり遊園地って特別、テーマパークじゃない遊園地❗️
    やな感じの人物も取り込まれて遊園地の必要な人になって行くのが良かった。

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    2025年06月11日
  • 博士の長靴

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    紡がれていく物語はしっとりゆっくり心に染みました。
    読んだ後にうまく物語のよさを心にとどめられなかったため、⭐ひとつ下げました。

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    2025年06月09日
  • ほたるいしマジカルランド

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    大阪北部にある遊園地で働く人々の1週間。持ち場はそれぞれで登場人物は多くメモしていかないとややこしかった。社長がとても尊敬できる女性で、この遊園地で働いてみたいと思った。朝礼では各自、楽しみについてのスピーチをするというアイデアが社長らしい。

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    2025年05月28日